2006年09月04日19時33分のアサヒ・コム
		アサヒ・コムBOOK

メインメニューをとばして、本文エリアへ朝日新聞社からアスパラクラブクラブA&A携帯サービスWeb朝日新聞サイトマップ文字拡大・音声

天気住まい就職・転職BOOK健康愛車教育サイエンスデジタルトラベル囲碁将棋社説コラムショッピングbeどらく

ここから本文エリア現在位置asahi.comトップ >  BOOK > 書評 > 最相葉月記事

書評

黄砂 その謎を追う [著]岩坂泰信

[掲載]2006年05月14日
[評者]最相葉月(ノンフィクションライター)

 十代のころ本書に出会っていたら、私は黄砂研究者を目指したかもしれない。

 科学のおもしろさ、途方もなさ、苦労も喜びもひっくるめてつまっている。日本に黄砂研究の第一人者が存在すること自体にまず驚いたが、そんなすごい人がああでもないこうでもないと一般人の疑問を先取りするような筆致で黄砂研究の最先端を教えてくれる。その真摯(しんし)さに感銘を受けた。

 四年ぶりに猛威を振るい死者まで出した黄砂だが、黄砂が何者で、いつどこでどのように発生し、どうやって移動し何を一緒に運ぶのか、環境にどんな影響を与えるのか、といったことを知るには格好の書だ。

 著者は黄砂をいい意味での「空飛ぶ化学工場」と呼ぶ。黄砂が大気中の亜硫酸ガスと反応していることが確認され、黄砂に大気汚染物を掃除する機能があるのではないかと推測されるようになったためだ。最近では、海に降った黄砂がプランクトンの餌となり、食物連鎖の一端を担っていることまで解明されつつあるらしい。さらに著者は、黄砂に微生物が住み着いている可能性まで示唆する。いやでも興味がわくというものでしょう。

 敦煌での気球観測など現場のエピソードも楽しく、夢がある。


ここから広告です
広告終わり

関連情報

    書籍詳細

    表紙画像

    黄砂—その謎を追う

    • 著者: 岩坂 泰信
    • 出版社: 紀伊國屋書店
    • ISBN: 4314010029
    • 価格: ¥ 1,890

    別ウインドウで開きますこの本を購入する ヘルプ

    powered by amazon.co.jp

     
    ここから検索メニュー

    検索 使い方

    検索メニュー終わり

    朝日新聞サービス

    ここから広告です
    広告終わり

    BOOK おすすめレビュー

    売れ筋ランキング 一覧

    涼宮ハルヒの分裂

    BOOK サイトマップ



    powered by amazon.co.jp
    ▲このページのトップに戻る

    asahi.comトップ社会スポーツビジネス暮らし政治国際文化・芸能ENGLISHマイタウン

    ニュースの詳細は朝日新聞紙面で。» インターネットで購読申し込み
    asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
    | 朝日新聞社から | サイトポリシー | 個人情報 | 著作権 | リンク| 広告掲載 | お問い合わせ・ヘルプ |
    Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.