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書評

明香ちゃんの心臓―〈検証〉東京女子医大病院事件 [著]鈴木敦秋

[掲載]2007年06月10日

 心臓手術で日本一とうたわれた東京女子医科大病院で、12歳の平柳明香ちゃんが手術ミスで死亡した事件の背景と教訓を、読売新聞の記者が粘り強い取材で書き上げた。病院の戦後の歴史もひもとき、隠蔽(いんぺい)や改ざんといった閉鎖的な日本の医療を生み出してきた源泉に迫っていく。医療不信の増大や医師不足など、医療を巡る問題は依然として深刻だ。患者にも医療従事者にとっても不幸なシステムをどう変えていくべきかを、圧倒的な「事実の重み」から問いかける。

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