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書評

ウェブ社会の思想 [著]鈴木謙介

[掲載]2007年07月15日

 ネット検索を繰り返すうちに、自分自身に関する情報が「あちら側」に集積されて成長する。あるとき、自分で判断しようと思ってネットに入ると、先回りしていたかのように回答が立ち現れてきた……。そんな「宿命の島宇宙」を思わせるウェブ社会で、人は、どう生きるのか。「民主主義」からゲーム、サブカルチャーまで、情報社会の構造をクールに細やかに描き出した気鋭の理論社会学者の書。暗い未来図(ディストピア)の彩りを帯びながらも、著者は希望の微光を探っている。

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