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書評

左手の証明 [著]小澤実

[掲載]2007年07月15日

 電車内での痴漢の疑いで警視庁戸塚警察署で取り調べを受け、東京地裁で有罪判決となった人と事件を、東京高裁で捜査機関を厳しく批判した無罪判決が出るまで、ジャーナリストが追った。周防正行監督が「それでもボクはやってない」製作にあたって取材した裁判の一つで、地裁で有罪となった主人公がすぐに控訴して終わる映画の「その後」が描かれているとも言える。「冤罪の構図がぎっしりと詰まっている」本書は、裁判員に選ばれた場合の必読書となりそうだ。

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