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書評

江戸の転勤族 [著]高橋章則

[掲載]2007年09月09日

 江戸時代、幕府の直轄領である天領を支配する代官の下で、下級事務に従事した手代(てだい)は、代官についていったり、他の代官所に職をもとめたりして全国各地を移り住む転勤族だった。そんな手代たちのなかにも、転勤先の任地の文人たちと文化的に交流して、地域に根を下ろしてしまう者もいた。本書では、任地への執着の末に、「転勤辞退」したり、かつての任地に墓を建てたりした手代たちの生き方をかれらがやりとりした書簡など豊富な史料から再現する。

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