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書評

面白半分BEST随舌選 [編]佐藤嘉尚

[掲載]2007年09月23日

 まだバブルも平成の世の到来も知らなかった1970年代に「面白半分」という月刊誌があった。その創刊(72年1月号)から終刊(80年8月号)まで続いた企画が「随舌(ずいぜつ)」。インタビューをもとに肉声を生かした文体でまとめたもので、命名は吉行淳之介。吉行のほか、開高健、向田邦子、辻邦生、岸田今日子、太地喜和子ら、すでに鬼籍に入った人気作家や俳優も多く、その若かりし頃の写真を見るだけでも懐かしい。「昭和元禄」と呼ばれた時代の一端に触れた思いがする。

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