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書評

はぐれ鷹 [著]熊谷達也

[掲載]2007年11月04日

 「最後の鷹匠(たかじょう)」と呼ばれる老人に弟子入りし、鷹匠を目指す青年の姿を描いた小説。師匠の鷹狩りの技は認めるものの、しだいにその名誉欲などに嫌気がさし、未熟なまま飛び出すように独立してしまう。師匠から買い受けた角鷹(くまたか)とともに人里離れた山小屋で暮らし、独りで修行を続けるが、手探りの訓練はままならない。鷹や自然と向き合いながら成長する主人公を追いながら、直木賞を受けた『邂逅(かいこう)の森』につながる生命観が鷹匠のおかれた現代的な状況のなかで描き出される。

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