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書評

佐藤泰志作品集 [著]佐藤泰志

[掲載]2007年11月18日

 1990年秋、41歳で自ら命を絶った作家の作品集が初めて編まれた。芥川賞候補にもなった、3人の男女の青春のきらめきと悲劇を描く「きみの鳥はうたえる」、同じく三島賞候補作の「そこのみにて光輝く」や、故郷函館を思わせる町の人物群像「海炭市叙景」など、小説の代表作のほか、エッセーや詩も収録した。単行本は絶版になり、入手がきわめて難しい著者の作品を、なんとかして新しい読者へ手渡したいという、小さな出版社の志を感じる1冊。

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