ここから本文エリア

RSS

現在位置:asahi.com>BOOK>書評>[評者]その他> 記事

書評

書いたものは残る [著]島京子

[掲載]2007年12月02日

 なんともまっすぐで真理を突いたタイトル。著者は関西が拠点の同人雑誌「VIKING」を中心に長く文学活動を続けてきた。創刊者の富士正晴や同人だった島尾敏雄、高橋和巳らをはじめ巡り合った文学者たちの、記憶に残る一こまを書きとめる。「竹林の仙人」と呼ばれた富士の関西弁など、紙の奥から聞こえてくるようだ。富士は、出版物も含めて人が書いたものに「精神」や「思い」を見て、大事に保管したという。確かに、書いておけば、人の寿命を超えて残る。

    ここから広告です

    広告終わり

    このページのトップに戻る