[掲載]2008年1月27日
東京で買った古いシルクハットをまわすと忘れかけていた記憶がよみがえってくる――。イスラエルの外交官としてミャンマーやポーランド、ユーゴスラビアなどに実際に赴任したことのある作家が、自らの姿を重ねた外交官にそれぞれの都市での体験を語らせていく短編集。ミャンマーでは、使用人の葬儀の前に主人として「神様への推薦状」を書かされる。それぞれの固有の文化に迫る幻想的な物語としても、ユダヤ人をめぐる現代史としても、多面的に読むことができる。
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阿部賢一ほか訳
著者:アヴィグドル・ダガン
出版社:成文社 価格:¥ 1,680
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