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書評

カレル・チャペック短編集 [著]カレル・チャペック

[掲載]2008年02月03日

 チェコの国民的作家カレル・チャペック(1890〜1938)の、初期の頃から死の当年までの作品16編を、非系統的に選んだという短編集。老人が少年時代にけんか別れした親友を思い、あったかもしれないもう一つの人生を渇望する「切手コレクション」。現実の裁判より魅惑的な裁判事例を法廷記者に語っている男が、作り話の妥当性を証明しようと訴訟を起こす「ハヴレナ氏の鸚鵡(おうむ)裁判」など。ユーモラスな筆致で、人間の弱さ、愚かさをも温かく描く。

    ◇

 田才益夫訳

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