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書評

バッハの風景 [著]樋口隆一

[掲載]2008年04月06日

 バッハ研究者で指揮者でもある著者の「バッハ論集成」。最新の研究成果を元に偉大な作曲家が活躍した都市の風景や、かかわった人たち、当時の歴史背景をちりばめて生涯をたどっていく。作曲家、オルガン演奏家、教育者など多様な側面から分析し、“人間バッハ”が浮き彫りになっていく。ドイツではバッハの曲は「生きる糧として」鳴り響いているという著者の指摘に読了後に納得。ファンならずとも楽しめる一冊だ。古地図などをあしらった装丁も本の魅力を高めている。

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