[掲載]2008年10月5日
中国の土壌汚染被害が深刻だ。工場や鉱山から垂れ流される廃水などで全耕地面積の約10分の1が汚染され、汚染土壌でつくられた農作物に有害物質が累積。摂取した人体に甚大な健康被害をもたらしている。鉱山廃水が原因で「癌症村」(がんの村)と呼ばれる農村。「痛痛病」(イタイイタイ病)に似た症状で苦しむ農民。厳しい現実が日中の研究者と新聞記者の報告でつづられる。韓国、台湾、日本の土壌汚染にも言及。「日本の教訓をアジアへ」との主張は説得力を持つ。
出版社:世界思想社教学社 価格:¥ 2,100