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「中国問題」の核心 [著]清水美和

[掲載]2009年11月22日

 急速な国力の発展が続く中国だが、人口のわずか0.4%が70%の富と財産を掌握しているという。異常なまでにいびつな構造をもたらしたのは、江沢民政権時代の「三つの代表」理論。「党内には上層部まで経営者や資産家の利害を代表する勢力がビルトイン」され、党は三つの派閥に分裂した。その結果、現政権を運営する胡錦濤は「指導部内で圧倒的な主導権を確立することに失敗」し、「軍の主張に迎合し寄り添って軍権確立を目指すほか、選択肢がなくなってきた」。そう分析する著者は東京新聞論説委員。成長著しい大国と、今後日本がどう向き合うべきかにも言及する。

表紙画像

「中国問題」の核心 (ちくま新書)

著者:清水 美和

出版社:筑摩書房   価格:¥ 756

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