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評者一覧

唐沢俊一書評

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ゲゲゲの女房 [著]武良布枝
 理想化され、神格化される作家というのが、ままいる。だが、水木しげるのように、常に“妖怪化”されて語られてきた人というのはめったにいない。怠けものを称賛し、働かずに食べていける南方………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2008年05月04日
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裁判員法廷 [著]芦辺拓
 裁判員制度が導入されたある日。読者である“あなた”はある事件の裁判員に任命され、法廷に座っている。あなたはあなたの責任において、あなたの目の前にいる被告が有罪か無罪か、また刑の量………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2008年04月27日
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刈りたての干草の香り [著]ジョン・ブラックバーン
 「早過ぎた才能」という言葉がある。もっとも実際には“今読むには遅過ぎた”才能でしかないものが大半だが。  しかし、世の中には本当にその登場が早過ぎて、この現代まで真の評価を待って………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2008年04月20日
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ヘミングウェイの酒 [著]オキ・シロー
 ANAで旅をすると、投宿してまず、ホテルのバーに飛び込んで一杯、という気分になることが多い。なぜだろうと思って考えてみたら、機内誌「翼の王国」に連載されていた「フライト・カクテル………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2008年04月06日
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評伝 菊田一夫 [著]小幡欣治
 「菊田一夫はますます怪物である」  と、戦前すでに喜劇王古川ロッパがその日記に記している(『古川ロッパ昭和日記』昭和13年9月6日)。ロッパ一座の文芸部員として脚本を書きまくり、………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2008年03月16日
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若松孝二 反権力の肖像 [編]四方田犬彦・平沢剛
 “ピンク映画の黒澤明”というのが1960年代の若松孝二の通り名だった。セックスと暴力にあふれた映画を量産し続け、その中の一本「壁の中の秘事」が65年、ベルリン映画祭で上映されたと………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2008年03月09日
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植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」 [著]戸井十月
 ……困った本を読んでしまった。つまらないのではない。きわめて面白い本なのだが、副作用がある。この本で語られている昭和という時代の魅力の反動で、自分がいま生きている現代が、何となく………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2008年02月24日
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ついこの間あった昔 [著]林望
 ノスタルジーは危険な感覚である。子供のとき聞いた歌謡曲の文句はああだった、いやそうじゃないという、たわいもないことでいい年をしたサラリーマン同士が酒場で口論しているのを見たことが………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2008年02月03日
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綺想迷画大全 [著]中野美代子
 恥を忍んで告白するが、印象派の絵画というのがよくわからない。ルノワールもセザンヌも、いい絵だとは思うのだが、別に面白みが感じられず、展覧会などに行っても、ひとわたり見た後で、ベン………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2008年01月27日
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唐沢俊一 書評委員お薦め「2007年の3点」
 (1)「殺陣」という文化 チャンバラ時代劇映画を探る(小川順子著、世界思想社・4410円)  (2)世界一楽しいタクトのクラシック音楽館(好田タクト著、実業之日本社・800円) ………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2007年12月23日
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食通小説の記号学 [著]真銅正宏
 『食通小説の記号学』という何ともソッケない題名には、ある隠し味が潜んでいる。  つまり、“食”の味わいはそれを口にする個々の人間の味蕾(みらい)の鋭敏さだとか、育った文化環境など………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2007年12月02日
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日本売春史―遊行女婦からソープランドまで [著]小谷野敦
 読んで驚く本というものがまま、あるものだが、この本もその類(たぐ)いの一冊であった。まず、内容が想像とはかなり違う。書名こそ売春史だが、読んでみると、『日本売春論史』とでも言った………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2007年11月04日
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談志絶倒 昭和落語家伝 [著]立川談志 [写真]田島謹之助
 戦後の落語黄金時代は昭和26年に始まる。この年に、ラジオに初めて民放(東京ではラジオ東京・後のTBS)が誕生し、番組の目玉として落語の放送を始めた。これにより落語家たちの収入は格………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2007年10月28日
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聖なる妄想の歴史 [著]ジョナサン・カーシュ
 レーガン元米大統領の日記の中に、1981年6月にイスラエルがイラクの原子炉を爆撃した時、「ハルマゲドンは近いと本当に思った」という記述があると米誌が報じたのは記憶に新しい。ハルマ………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2007年05月27日
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ゲーム的リアリズムの誕生 [著]東浩紀
 東浩紀氏も学者として老練になったものだ、というのが本書前半の印象だ。  本書は01年に講談社現代新書から上梓(じょうし)された『動物化するポストモダン』の、5年半ぶりに出た続編と………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2007年05月20日
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佐藤勝―銀幕の交響楽(シンフォニー) [著]小林淳
 この書評欄を担当することになったとき、皮肉屋の友人が私にむかってこう言った。  「新聞の書評ってのはどうしてああ、分厚くて高い本ばかり扱いたがるのかねえ」  それが頭にひっかかっ………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2007年05月13日

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