苅谷剛彦書評
最新20本
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死に意味を与える。そこには自らの生の有り様が反映する。そしてその生は、個人を超えた時代や国家の有り様に枠づけられている。死の確実な戦いに赴く若者にとって、戦争のために死ぬとはどう...
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役職に就いている間は公にできないことでも、辞めると自由にものがいえる。日本の組織ではよくあることだ。それだけに、立場を離れた直後の言葉には、その組織に染み渡った、通常表からは見え...
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テレビでもおなじみの「サザエさん」は、やはり4コマまんがのほうが味わいがある。大胆に省略された背景にも、4コマに凝縮された人間関係にも、その時代の息吹が映し出されているからだ。本...
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誰しも外見は気になる。美人やイケメンは得だとの見方も共感を得る。今や老若男女を問わず、「見た目」を気にし、少しでも美しくなろうとする。そういう規範が社会に広まっていると著者たちは...
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あとがきで、著者は、昨年春のイギリスでの在外研究時の経験をもとに本書を書いたとある。実は評者も、衆議院選挙での小泉圧勝の余韻を十分見たあとで、同国での在外研究生活を始めた。政治学...
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(1)義務教育を問いなおす(藤田英典著)
(2)若者と仕事 「学校経由の就職」を超えて(本田由紀著)
(3)桜が創った「日本」(佐藤俊樹著)
しっかりした論拠や実証に基づく...
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- [評者]苅谷剛彦―書評委員のお薦め「今年の3点」
- [掲載]2005年12月25日
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この本を読んで感じる心地よさは、一体どこからくるのだろうか。読み進めるうちに、ハッとする言葉に何度も出会い、線を引く。その個所を読み返すたびに、何かを刺激されつつ、心と身体が緊張...
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快適な生活とひきかえに私たちはどのような生きる術を失ってきたのか。家と仕事場を往復する日常の中で、どんな感性が麻痺(まひ)しているのか。若き冒険家であり旅人である石川さんの本を...
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私たちが思想を必要とするのは、いったいどのような場面におかれたときだろうか。テロ防止はわかるけど、監視カメラはちょっと。競争もしかたないが、増えるニートも心配……従来の言葉で表現...
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一見すると過激なタイトルである。だが、中身を読むと、教育の地方分権化が求められる時代に、国と地方の教育行政のあり方を見直すためのヒントがちりばめられている。そんな具体的提案に満ち...
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経済を活性化させるために、「小さな政府」をつくる。非効率な官業は民営化する。官民を問わず、割高になる人件費を切り下げるため、正規職員を減らし、雇用は派遣会社との外部契約に変えてい...
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広島・長崎で被爆した人々を対象に、85年に大規模な調査が実施された。「調査票をいただきました。読んだだけで眠れない夜が続いています。(中略)自分の精神状況がどうなるかわかりません...
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今も広島の街には、60年前の走行中に被爆したチンチン電車が走っている。あの日、あの時、被爆した路面電車は70両を数えたという。その運転士と車掌のおよそ7割が14〜17歳の女学生だ...
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学校にも行かない、仕事もしない「ニート」と呼ばれる若者が増えている。多くの人々が、不安を感じ、問題だと見るニートが、どうして「希望」なのか。その答えは、不登校や引きこもりの若者と...
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統計として示される数字の数々。それらは、一見、無表情な、人それぞれの物語の詳細を省いた記号のようにも見える。だが、本書に集められた多くの数字は、圧倒的なリアリティーをもって、アフ...
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高校野球の聖地、甲子園のベンチに女子マネージャーが入れるようになったのは、1996年以後だ。なぜ以前には許されなかったのか。許された理由は何か。ここには、朝日新聞を舞台にした、女...
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学校生活の舞台である「学級」は、パック旅行やファストフード店のサービスと似ている? 一見、私たちの常識に反する発見が、本書の核心である。
こうした学級の特徴に注目するのはなぜか...
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自分にも周囲の他者からも見えない<自己の一部>がある。それは、自分にも周りの人にとっても、できれば直視したくない「つごうのわるい」自分である。自分たちとは一見縁遠い「疎外/抑圧さ...
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