加藤千洋書評
最新20本
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本好きのための情報誌『彷書月刊』で8年間にわたって連載中の人気コラムが分厚い一冊になった。
書評を含む本回りのライターである著者は「均一小僧」を自称する。古書店の店頭には「なん...
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01年の米同時多発テロの最終謀議は前年にマレーシアの首都クアラルンプールのマンションで行われた。ここからも国際テロ組織アルカイダのアジアへの浸透ぶりがうかがえる。
著者は「現場...
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建国50周年に当たる99年の春、北京の政治中枢である中南海に万を超す民衆が抗議に押し掛けるという事件が突発した。「謎の気功団体」とされる法輪功の存在を世界に知らしめた中南海包囲座...
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四半世紀前、評者は大阪でサツ回りや街ダネを拾う社会部記者。成人後に初めて関西文化圏に接した身に、いわゆる関西らしさを感じさせた場所はミナミやキタの盛り場、それに大阪環状線や私鉄沿...
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(1)中国農民調査(陳桂棣、春桃著、納村公子、椙田雅美訳)
(2)マオ 誰も知らなかった毛沢東 上・下(ユン・チアン、ジョン・ハリデイ著、土屋京子訳)
(3)威風と頽唐 中国...
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- [評者]加藤千洋―書評委員のお薦め「今年の3点」
- [掲載]2005年12月25日
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中国の第3世代の指導部の「中核」とされた江沢民前総書記(前国家主席)の親族や親友、元同僚らが語った証言をもとに編まれた人物伝である。
したがって批評家や反対者の声に耳を傾けた政...
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東京・神田の古書店街を足が棒になるまで歩くのは実に楽しいものだが、最近はネット書店や目録での販売を主とする古書店もはやるらしい。
著者も目録による商いを15年続ける若手世代の店...
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中国の古詩には左遷中の作者が残した秀作が少なくないが、本書が取り上げる現代の旧体詩の作者も1人を例外とすれば、いずれも政治運動の荒波をかぶって迫害された革命家、政治家、教授、作家...
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中国の歴史では時の権力を批判し、風刺する言説に対する弾圧、すなわち「文字獄」と呼ばれる暗黒の時代が繰り返されてきた。
文化大革命も自己と異なる意見を敵性あるいは悪と見なす毛沢東...
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英国の作家G・オーウェルは若き日の5年余を警察官としてビルマで過ごしている。この植民地体験を追う旅に出た筆者は、軍事政権によってミャンマーと改名された国で、まさに「オーウェル的世...
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ロシアのプーチン大統領が就任して3年目の厳冬、イルクーツクのアパートで老人が死んだ。暖房用パイプの老朽化が原因だった。アパートの住人は彼の凍死体を冷たい床から金てこではがさねばな...
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これは富と権力を求めてやまない一人の男の物語だ。それだけなら、世の中そこら中に転がっている話だが、その主役がマルコス独裁政権と結託してフィリピン経済をむさぼり尽くした政商だとすれ...
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1866年の夏、上海・黄浦江にいかりを下ろした外航船から2人の「日本淑女」(地元英字紙の表現)がふ頭に降り立った。著者は、その2人が「おそらく近世以来中国へ渡航した最初の日本女性...
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日露戦争が終わった1905年、清朝は隋唐の時代から延々と続いてきた伝統の科挙制度の廃止に踏み切る。
それから間もない近代の曙光(しょこう)がほの見える20世紀初頭の北京で、この...
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飛鳥建築と白鳳伽藍(がらん)の復興に打ち込み、「最後の宮大工」と称された西岡常一棟梁(とうりょう)の人気は没後10年の今日も衰えない。
古代建築の「心と技」を実践した棟梁の独特...
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それは30歳の若者にとって「あまりに唐突な風景だった」という。
オホーツク海の寒風が絶えず吹きつける海辺にポツンと立つ鳥居。5年前の夏、バイクで旅した南サハリンの人口500人ほ...
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