木下直之書評
最新20本
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朝日新聞の片隅に、毎月、美術雑誌「国華」の広告が出ることに読者はお気付きだろうか。それは豪華な月刊誌で、明治22年に始まり、今月でなんと第1313号になる。
その創刊に携わった...
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日本が戦争に敗れて植民地のすべてを失った時、公式なものだけで、台湾には68の、朝鮮には82の神社があったという。
「日本人のあるところ必ず神社あり、神社のあるところ亦(また)日...
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10年前には観覧車と飛行塔の区別もつかないほど「遊園地オンチ」だった著者は、あれよあれよという間に、『観覧車通信』の極東特派員、ついで東京支局長へと出世した。
とはいえ、支局長...
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昨年は新撰組(しんせんぐみ)ばかりに日があたった。NHK大河ドラマが1年持ったのは、忠臣蔵ばりの新撰組銘々伝に仕立てたおかげだと思うが、同じ時代、よく似た境遇にあったはずの彰義隊...
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ワシントンの中心部モールにベトナム戦争記念碑が建設されたのは1982年のこと、全長150メートルに及ぶ黒い御影石には、6万人近い全戦死者の名前が刻まれた。
その5年後に、同じモ...
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どの家にも家宝のひとつやふたつはあるだろう。しかし、大名家となれば桁(けた)が違う。先祖伝来の宝物は文字どおり家宝であり、歴代藩主が勝手に処分できるものではなかった。それが明治維...
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(1)『お産椅子への旅 ものと身体の歴史人類学』(長谷川まゆ帆著)
(2)『処刑電流』(リチャード・モラン著、岩舘葉子訳)
(3)『連合軍捕虜の墓碑銘』(笹本妙子著)
ま...
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今から17年前のこと、パリの日本大使館に一通の手紙が届いた。差出人はシッテルという91歳になる老人で、一九〇〇年ごろの日本人留学生たちの回覧雑誌を所有しており、それを寄贈したいと...
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恐ろしい書名、おぞましい表紙写真、日曜日の朝からこんな話題には接したくないと思う読者にあえて紹介。同じ朝を迎えて、きょうもまた生きていると安堵(あんど)する死刑囚が、今の今、地球...
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いとし わが日本が代表するあの新幹線ね。
こいし あ〜、はいはいはい。
夢路いとし・喜味こいし、愛称「いとこい」の漫才は、こんなふうに、いつもすっと始まった。
奇をてらわず...
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シベリア抑留の体験を描いた香月泰男の「埋葬」が、装飾古墳を思わせるように赤いのはなぜだろうとずっと疑問だった。本書で、「せめて絵の上でなりと戦友を暖く葬ってやりたいという気持ちが...
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『江戸はこうして造られた』、次いで『江戸の町は骨だらけ』(いずれも、ちくま学芸文庫)と、この著者の本をいつも楽しく読んできた。
江戸の実像を、地形と物流からとらえることが著者の...
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