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宮崎哲弥書評

最新20本

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「ニート」って言うな! [著]本田由紀、内藤朝雄、後藤和智

 若者を憎悪している。世の風潮を眺めていると、どうもそうとしか思えない、まったく理不尽な議論が罷(まか)り通っている。  例えば、統計的な確証もなしに、少年犯罪の増加や凶悪化が社会... [全文]

  • [評者]宮崎哲弥
  • [掲載]2006年03月05日
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ゴータマ・ブッダ考 [著]並川孝儀

 文献学というのは一見地味だが、実は刺戟(しげき)的な学問分野だ。とくに「仏教とはどのような教えか」を考えるとき、文献学的教養は不可欠といってよい。  何故(なぜ)なら、あらゆる経... [全文]

  • [評者]宮崎哲弥
  • [掲載]2006年02月05日
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自由と社会的抑圧 [著]シモーヌ・ヴェイユ

 (1)自由と社会的抑圧(シモーヌ・ヴェイユ著、冨原真弓訳)  (2)デリダの遺言 「生き生き」とした思想を語る死者へ(仲正昌樹著)  (3)道元 自己・時間・世界はどのように成立... [全文]

  • [評者]宮崎哲弥―書評委員のお薦め「今年の3点」
  • [掲載]2005年12月25日
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〈霊〉の探究 [著]津城寛文

 私は、死後にも永続する霊魂や(転生という意味での)輪廻(りんね)をまったく認めない仏教者である。しかし仏教が何を説いたところで、世の大勢は霊に肯定的だ。霊という観念は実に有り触れ... [全文]

  • [評者]宮崎哲弥
  • [掲載]2005年11月27日
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靖国問題の原点 [著]三土修平

 「靖国問題」を主題とする本は数多(あまた)出版されているが、特定イデオロギーに染め抜かれた、「内輪」向けの論考ばかり。読むに値しないものが殆(ほとん)どである。  断言するが、近... [全文]

  • [評者]宮崎哲弥
  • [掲載]2005年10月16日
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心は実験できるか 20世紀心理学実験物語 [著]ローレン・スレイター

 面白い。しかし危うげな本。  心理学実験という主題がそもそも剣呑(けんのん)だ。  本書の二章でも取り上げられている、有名なミルグラムによる電気ショック実験など、いま同じことをや... [全文]

  • [評者]宮崎哲弥
  • [掲載]2005年10月09日
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キリスト教帝国アメリカ [著]栗林輝夫

 アメリカに『レフトビハインド』という小説シリーズがある。既に十二巻を数え、五千万部を超える空前の大ヒットになっている。  原理主義的な黙示録解釈に基づく、極端な善悪二元論に彩られ... [全文]

  • [評者]宮崎哲弥
  • [掲載]2005年09月18日
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焼身 [著]宮内勝典

 記憶とは本来当てにならないものだ。ところが、私達(わたしたち)の実在感はその不確かな記憶に深く根ざしている。  「9・11」をきっかけとした世界瓦解(がかい)の感覚と誤記憶の自覚... [全文]

  • [評者]宮崎哲弥
  • [掲載]2005年08月07日
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改憲論を診る [編著]水島朝穂

 書店で、帯に「国家を疑え!!」と大書されている新刊をみかけた。  だが強大な権力装置である国家を疑うのは、国民として当(あた)り前である。そのことと危急存亡の秋(とき)に、国のた... [全文]

  • [評者]宮崎哲弥
  • [掲載]2005年07月17日
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無宗教からの『歎異抄』読解 [著]阿満利麿

 大乗仏教の至極(しごく)は凡夫(ぼんぷ)の悟りにある。凡夫とは何か。在家である。修行を生の糧としていない者である。迷妄世間の只(ただ)中で悟りを求める人である。著者の言葉では「無... [全文]

  • [評者]宮崎哲弥
  • [掲載]2005年07月10日
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友情 [著]西部邁

 この本は亡き友の墓標である。内容は長い墓碑銘と見立ててよい。  西部邁の社会思想家としての出世作『大衆への反逆』に「不良少年U君」というとても印象的な短文が収められていた。中学時... [全文]

  • [評者]宮崎哲弥
  • [掲載]2005年06月19日
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リバタリアニズム読本 [編著]森村進

 「金で買えないものなどあるわけない」。メディア買収騒動で名をはせたIT(情報技術)企業家の「名言」だ。彼は果たしてリバタリアンといえるか。政治哲学を学ぶ者のあいだで、ちょっとした... [全文]

  • [評者]宮崎哲弥
  • [掲載]2005年06月05日
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いきなりはじめる浄土真宗 はじめたばかりの浄土真宗 [著]内田樹・釈徹宗

 仏教に惹(ひ)かれる哲学者は少なくない。  確かに仏教という体系は魅惑的だ。けれども、哲学者のアプローチは往々にして知解に偏りがちだ。  しかも瞑想(めいそう)修行などに凝り出す... [全文]

  • [評者]宮崎哲弥
  • [掲載]2005年05月22日
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オタクの遺伝子 [著]稲葉振一郎 

 オタク論が盛況だ。オタクという生き方の定着や成熟を暗示するかのように。  だが上辺の賑(にぎ)わいの割に、オタクの本質を考察する本や論考は数少ない。  気鋭の社会哲学者の手になる... [全文]

  • [評者]宮崎哲弥
  • [掲載]2005年05月15日
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狂気と犯罪 [著]芹沢一也

 精神の病などが原因で、心神喪失状態で行われた犯罪は処罰されない。  これは一般に「人道的」処遇であると思われている。  本書は、この通念に根底から異議を唱える。  精神障害者は、... [全文]

  • [評者]宮崎哲弥
  • [掲載]2005年04月24日
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境界線の政治学 [著]杉田敦

 領土をめぐる紛争が多発している。  この種の問題を考えるたび、領有権主張の法的根拠とされる先占、征服、割譲などの、いわゆる「権原(タイトル)」とは結局何かという疑問に行き着く。詮... [全文]

  • [評者]宮崎哲弥
  • [掲載]2005年04月17日
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科学哲学の冒険 [著]戸田山和久

 血液型性格判断を「非科学的だ」と断定する人がいる。どんなことが科学的で何が非科学的かを予(あらかじ)め知っているかのように。  だけど、科学的とか、非科学的とかって微妙な、かなり... [全文]

  • [評者]宮崎哲弥
  • [掲載]2005年04月03日
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