佐柄木俊郎書評
最新20本
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「二〇〇四年までに、アメリカの映画はおおむね世界を征服した」と著者は書く。欧州と日本を合わせた興行収益に占めるハリウッド映画の割合は、すでに八割。近年、仏の「赤ちゃんに乾杯!」「...
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- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2006年03月26日
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著者はその世界では有名人といっていい。神戸家裁に在職中に、須磨区で起きた児童連続殺傷事件の加害男性「少年A」の審判を担当し、「なぜ起きたのかを世に知らせるべきだ」と、決定の要旨を...
[全文]
- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2006年03月19日
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伝記物が嫌いではない。しかし、このジャンルが独り立ちしていない日本で、同時代人を描く評伝を面白く読んだ記憶がない。綿密な取材は、経費面から見合わないのだろうし、その心配がないひ...
[全文]
- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2006年02月19日
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IT社会礼賛の書ではない。「情報」が世界観、人間観を一変させつつあるとの認識に立つ。しかし、人間がシステムに組み込まれ、日々情報処理に追われて、内面からコンピューターの奴隷化され...
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- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2006年02月12日
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米国メディア界の旗手であり「公的政策に関する問題について、最も権威ある情報源であり指針」とされてきたのがニューヨーク・タイムズ紙だ。本書はその高級紙の報道が、いかに米国の対外政策...
[全文]
- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2006年02月05日
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「そろそろ回想記を」と持ちかけられて生まれた本だそうだ。実年齢を感じさせない著者も、すでに古稀(こき)と聞けば、得心が行く。とはいえ、在日二世の歌手の歌からとった表題には「まだま...
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- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2006年01月15日
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(1)表現の自由VS.知的財産権(ケンブリュー・マクロード著、田畑暁生訳)
(2)プロファイリング・ビジネス(ロバート・オハロー著、中谷和男訳)
(3)仮面の人・森鴎外(林尚...
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- [評者]佐柄木俊郎―書評委員のお薦め「今年の3点」
- [掲載]2005年12月25日
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「ウォーターゲート事件」は、70年代米ジャーナリズムの輝かしい成果として歴史に刻まれている。当初の民主党施設への盗聴目的の侵入事件と、ホワイトハウスによるもみ消し工作の真相を追及...
[全文]
- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2005年12月11日
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国家や社会が戦争などの危機に瀕(ひん)した時、「国益」「公益」の名による弱者迫害や人権侵害がしばしば起きる。ジャーナリズムはどこまでそれに抗し、「監視犬」の役割を果たし得るか——...
[全文]
- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2005年11月20日
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最近の米国への旅行者で、入出国時に不愉快さを感じない人はまれだろう。安全検査で靴を脱がされるくらいはともかく、いちいち指紋をとられ、顔写真を撮影される。「安全のためだ」と自らを納...
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- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2005年11月13日
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今年上半期に話題・注目を集めた商品の第一位は「愛知万博」でも「スター・ウォーズ・エピソード3」でもなく「ブログ」。電通が調査したそんなアンケートの結果が先ごろニュースになった。少...
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- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2005年10月09日
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とっつきにくい法律書のような書名だが、どっこい、むしろ「柔らか本」だ。音楽、文学から遺伝子科学、商品のブランドまでとりあげる話題が幅広く、面白い挿話が満載で、読み始めたらぐいぐい...
[全文]
- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2005年09月18日
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日航ジャンボ機墜落事故20年のこの夏、新聞やテレビには回顧企画が溢(あふ)れたが、捜索をめぐる謎を含め、事実に改めて肉薄し、悲痛な記憶を人々に鮮烈に蘇(よみがえ)らせたという点で...
[全文]
- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2005年08月28日
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「人間は誰でも、心の中に追憶の映画館を持つ」は、本書の一文にある、なかにし礼氏の言葉。その心のフィルムの残像が、はるかな時を超えて、再び男女の人生の交錯を紡ぎ出した、大人のメルヘ...
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- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2005年08月21日
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次代を担う大学生たちとの接触が深まるにつれ、「新聞に未来はないかも」の思いも深くなる。「押し付けがましいメディア」との覚めた新聞観。どこか胡(う)散臭(さんくさ)く受け止められて...
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- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2005年07月17日
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韓国で世論形成の新たな担い手として五年前に登場し、盧武鉉(ノムヒョン)大統領誕生の原動力になったインターネット新聞のことは、日本でもようやく知る人が増えてきた。「市民みんなが記者...
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- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2005年05月29日
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メディア批判がかまびすしいのに、メディアの側の痛覚は鈍い。内部に異議申し立てがあっても、大きく膨らむことはなく、やがてルーティン・ワークに流されて萎(しぼ)んでいく。最近まで内側...
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- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2005年05月22日
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「国連改革」とは日本が常任理事国入りすることだ、と言わんばかりの軽躁(けいそう)な言説。中国や韓国など近隣諸国との外交戦略を欠いた「遠交近攻」まがいの票集め。最近この国をにぎわし...
[全文]
- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2005年05月01日
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すさまじい取材の嵐を体験し、やがて犯罪被害者の救援活動に生きがいを見出(みいだ)した一人の女性が、心を通わせるようになった女性記者に持ちかけた。「一緒に考える場をつくれないでしょ...
[全文]
- [評者]佐柄木俊郎
- [掲載]2005年04月03日
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