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評者一覧

酒井啓子書評

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講座 スラブ・ユーラシア学 第1・2・3巻 [編]家田修・宇山智彦・松里公孝
 スラブ・ユーラシア学とは、まず聞きなれない言葉である。旧ソ連、というとソ連の影ばかり見た後ろ向きな印象を受けるし、イスラームを共通項とする中央アジア、というと、ロシアのイスラーム………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2008年03月30日
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イスタンブールの群狼 [著]ジェイソン・グッドウィン
 中東を舞台としたミステリーといえば、大英帝国時代の香り漂うクリスティや国際スパイ合戦を扱うル・カレなど、危険と陰謀が満載だ。主人公は大抵西洋人で、中東人は悪役か、その手先として登………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2008年03月16日
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大量虐殺の社会史 [編著]松村高夫ら/自動車爆弾の歴史 [著]マイク・デイヴィス
 世界のあちこちで、虐殺や大量殺戮(さつりく)が起こっている。その国の政府の弾圧だったり、戦争によったり。圧倒的な国家の犯罪を前に、看過してはいけない、事実を暴かなければならない、………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2008年02月24日
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テレビニュースの世界像 [編著]萩原滋
 テレビの怖さは、映像と音と文字を駆使して全身に訴えかける点にある。圧倒的すぎて、受信者の方向性を固定し、異なる受容の仕方を認めないのではないか、との危惧(きぐ)を抱く。  本書は………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2008年02月17日
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国際立憲主義の時代 [著]最上敏樹
 ジョン・レノンの「イマジン」に触発されて国際機構を目指した人は、少なくないだろう。国家を超えた自由で平等な世界市民、という理想に向けて、国連は夢への第一歩と見えた時代があった。 ………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2008年02月03日
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王様と大統領 サウジと米国、白熱の攻防 [著]レイチェル・ブロンソン
 英国の中東研究者フレッド・ハリディの名言がある。今の西アジアの政治的不安定は米ソ超大国が冷戦期に垂れ流した廃棄物に起因していて、ソ連からの廃棄物は兵器、米国からのは米が使い捨てた………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2008年01月20日
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酒井啓子 書評委員お薦め「2007年の3点」
 (1)イラク占領―戦争と抵抗(パトリック・コバーン著、大沼安史訳、緑風出版・2940円)  (2)テロル(ヤスミナ・カドラ著、藤本優子訳、ハヤカワepiブック・プラネット・189………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2007年12月23日
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イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策 I・II [著]ジョン・J・ミアシャイマー、スティーヴン・M・ウォルト
 衝撃作である。しかも、超ド級の。  何が衝撃か。米国の外交政策はイスラエル・ロビーに振り回されていて、それは米国の国益にならない、イスラエルを特別扱いするな――。そう言い切ったの………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2007年12月02日
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オリエンタリズムとジェンダー 「蝶々夫人」の系譜 [著]小川さくえ
 外国客の日本観光に付き合った時、着物が買いたいといわれて困ったことは、ありませんか? 数百万円もする本格的な物が欲しいわけではないから、土産物屋でペラペラの派手な浴衣を紹介すると………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2007年11月18日
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私は逃げない―ある女性弁護士のイスラム革命 [著]シリン・エバディ
 2003年、イラン人女性弁護士のシリン・エバディがノーベル平和賞を受賞したとき、多くの日本人は、それって誰だ? と思ったろう。  一方で、彼女がイラン・イスラーム体制に対して民主………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2007年10月14日
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リビアの小さな赤い実 [著]ヒシャーム・マタール
 本書評を執筆中に、本紙に「リビア『普通の国』遠く」という記事が載った(15日付)。リビアという国には、普通でない、反米の奇矯な独裁者の国、というイメージがつきまとう。その中心に君………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2007年09月30日
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神の法vs.人の法 スカーフ論争からみる西欧とイスラームの断層 [編著]内藤正典、阪口正二郎
 8月末、イスラーム主義を掲げる公正発展党出身の新大統領が選出されて、トルコ国内が揺れている。大統領本人より、大統領夫人が髪を覆うスカーフを被(かぶ)っていることが、大論争の種だ。………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2007年09月16日
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カブール・ビューティー・スクール [著]デボラ・ロドリゲス
 2001年の米軍による攻撃から半年、タリバン政権崩壊後の混乱にあったアフガニスタンに、ひとりの美容師(!)が降り立った。医療など緊急支援のためのNGOの一員として来たはずなのに、………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2007年09月02日
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モーティマー夫人の不機嫌な世界地誌 [編]トッド・プリュザン
 150年前にイギリスの有名な作家が書いた世界の国ぐに解説本を、なぜ今、ニューヨークの編集者が抄録して出版したかというと、まずそのトンデモな世界観にあきれ、笑う(この作家はほとんど………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2007年08月19日
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となりの神さま [著]ペ・ソ/エトランジェのフランス史 [著]渡辺和行
 藤原新也が26年前に出版した『全東洋街道』が衝撃的だったのは、日本の外に旅して、アジア、中東の異文化に等身大でぶつかり、異国の強烈で生々しい日常を写真でわれわれに伝えてくれたから………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2007年08月05日
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ホメイニ師の賓客―イラン米大使館占拠事件と果てなき相克 上・下 [著]マーク・ボウデン
 28年前、イラン革命の真っ最中に発生したテヘランでの米大使館占拠事件。その後現在まで続くイラン・米関係の決定的対立の原因であり、イラン革命がイスラーム色を強める契機となった、歴史………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2007年07月22日
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父のトランク [著]オルハン・パムク 
 昨年トルコ人として初めてノーベル文学賞を受賞したオルハン・パムクの、受賞講演を含む講演、対談録。  受賞数カ月前に邦訳が出版された代表作『雪』が、イスラーム主義の台頭やトルコ建国………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2007年07月01日
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コーヒーの真実―世界中を虜(とりこ)にした嗜好(しこう)品の歴史と現在 [著]アントニー・ワイルド
 そのうち血液がコーヒーになってしまうのではないか、と思うほどのコーヒー好きにとって、のっけから、1日60杯コーヒーを飲んでいたというバルザックが「明らかに危険」な状態で、1日25………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2007年06月03日
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イラク占領―戦争と抵抗 [著]パトリック・コバーン
 4年前の5月1日、ブッシュ米大統領が能天気にイラク戦争に「終結」を宣言し、イラクに進軍した米兵が「解放されたイラク人が花を持って歓迎してくれる」と無邪気に信じていた頃、「本当にた………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2007年05月06日
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イラン人は神の国イランをどう考えているか [編]レイラ・アーザム・ザンギャネー
 世界的ヒットとなった「テヘランでロリータを読む」の著者アーザル・ナフィーシーを始め、文化、芸術界で国際的に活躍するイラン人15人の発言を集めた作品。  「テヘラン……」を読んだ米………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2007年04月15日
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カブールの燕たち [著]ヤスミナ・カドラ
 暴力と恐怖政治が支配する社会の残酷さを描いた小説には、たぶん三つの種類がある。「未開の地」の、非文明的で野蛮な社会に恐怖するもの。オーウェルやソルジェニーツィンが描く、独裁政治の………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2007年04月08日

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