一九八○年代、ポスト構造主義によって解体された形而上学(けいじじょうがく)の体系知の一部がインド哲学や仏教へ向かったのは自然な流れだったのであろう。仏教は徹底した認識論の体系をも………[記事全文]
[評者]高村薫(作家) [掲載]2010年2月7日
国防とは何か。この問いは、私たち日本人にとって諸外国のようには自明でない。また、私たちは独立国にとっての国防意識を自明と捉(とら)える習慣をもたず、諸外国のようにこれを愛国心や名………[記事全文]
[評者]高村薫(作家) [掲載]2010年1月24日
(1)アウシュヴィッツ以後の神 [著]ハンス・ヨーナス [訳]品川哲彦 (2)応答する呼びかけ―言葉の文学的次元から他者関係の次元へ [著]湯浅博雄 (3)噛(か)みきれない想(お………[記事全文]
[評者]高村薫(作家) [掲載]2009年12月27日
大きな列車事故が起きる。多数の死傷者が出る。さあ、誰のせいだ? 事故はなぜ起きたのだ? 責任者は出てこい。説明責任を果たせ――。こうして社会も被害者遺族も「真相」を求め、事故を起………[記事全文]
[評者]高村薫(作家) [掲載]2009年12月20日
一人の優れたインタビュアーが殺人者たちと向きあう。あなたはこれまでどんな人生を送ってきたか。なぜ殺したのか。いま何を考えているか。聞き取りが進んでゆくうちに、インタビュアーの気配………[記事全文]
[評者]高村薫(作家) [掲載]2009年11月29日
副題に「フォードからトヨタへ」とあるように、本書が語る「ものづくり」は、二十世紀の大量生産を牽引(けんいん)した自動車産業に代表される、大規模な工場生産のシステムを指す。 本書………[記事全文]
[評者]高村薫(作家) [掲載]2009年11月15日
帯に、「タレスからデリダまで、古今東西190余名の哲学者たちの臨終図鑑」とある。この間、約二千六百年。人間にとって永遠の難問である死に向き合い、精神の営み一つで死を克服せんとして………[記事全文]
[評者]高村薫(作家) [掲載]2009年11月1日
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