「偉大な問題はえてして説明するのがわりと簡単で、解くのが難しい」と本書にあるが、実にそれゆえに、人は数学にドキドキする。たとえば、4以上の偶数は二個の素数の和である、という予想は………[記事全文]
[評者]高村薫(作家) [掲載]2011年3月20日
久しく脳ブームだが、脳科学者の著者はこう問う。人間が自分たちの脳を読み取ることを通じて自分たちを理解できると考え始めるとはどういう事態なのか、と。はて、脳科学者自身がこうした自省………[記事全文]
[評者]高村薫(作家) [掲載]2011年2月13日
時代に歴史が満ち満ちていた六〇年代を遠く離れて、高度にシステム化された資本主義社会のいまは「歴史の暮れ方」であると著者は書く。その歴史なき時代に、歴史認識はどんなかたちで可能にな………[記事全文]
[評者]高村薫(作家) [掲載]2011年1月9日