歴史

アイヌの遺骨はコタンの土へ―北大に対する遺骨返還請求と先住権 [編著]北大開示文書研究会

アイヌの遺骨はコタンの土へ―北大に対する遺骨返還請求と先住権 [編著]北大開示文書研究会

■帝国時代の学問の後進性を暴く 帝国主義時代の学問的研究が人権意識の定着した現代社会から厳しく糾弾されている。それに対応しえない研究空間の後進性を暴くのが本書のモチーフだ。 帝国大学医科大学(現………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2016年06月26日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 

セネカ 哲学する政治家―ネロ帝宮廷の日々 [著]ジェイムズ・ロム

セネカ 哲学する政治家―ネロ帝宮廷の日々 [著]ジェイムズ・ロム

■暴君の暴走を許した賢者の悲劇 セネカはローマ時代のストア派哲学者の一人で、多くの著作を残した。とりわけ、怒りという情念を抑制することを説いた賢人として知られている。しかし、同時に、激情が解き放………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2016年06月19日
[ジャンル]歴史 人文 

英語と日本軍―知られざる外国語教育史 [著]江利川春雄

英語と日本軍―知られざる外国語教育史 [著]江利川春雄

 最近では小学校から大学まで「英語一辺倒主義」教育が貫かれている。グローバル化する世界で「戦える」人材育成のためと謳(うた)われるが、それは本当に新しく、正しい教育方法なのか。 旧日本軍の外国語………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年06月12日
[ジャンル]歴史 

ナパーム空爆史―日本人をもっとも多く殺した兵器 [著]ロバート・M・ニーア

ナパーム空爆史―日本人をもっとも多く殺した兵器 [著]ロバート・M・ニーア

■無差別の残虐、「核」でなくても 「核なき世界」では不十分だ。「戦争なき世界」をめざすべきである。オバマ米大統領は広島で、戦争のモラルを広く求めた。 核の特殊性に閉じこもらず、争いに走る人間の思………[もっと読む]

[評者]立野純二(本社論説主幹代理)
[掲載]2016年06月05日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 

沖縄戦と孤児院―戦場の子どもたち [著]浅井春夫

沖縄戦と孤児院―戦場の子どもたち [著]浅井春夫

 戦争孤児の実態について、とくに沖縄戦における内実はほとんど検証されていない。著者はその空白の領域に挑んだ。 もともと沖縄には孤児院や養老院は存在していなかった。共同体での扶助の精神があったから………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2016年06月05日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 

武者小路実篤とその世界 [著]直木孝次郎

武者小路実篤とその世界 [著]直木孝次郎

■90歳代でなお鋭い仮説を提起 直木孝次郎の名を初めて知ったのは、1964年発表の「持統天皇と呂(りょ)太后」という論文であった。天武天皇とその皇后だった持統天皇が、漢の皇帝高祖(劉邦)とその皇………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2016年05月29日
[ジャンル]歴史 人文 ノンフィクション・評伝 

洛中洛外図屏風―つくられた〈京都〉を読み解く [著]小島道裕

洛中洛外図屏風―つくられた〈京都〉を読み解く [著]小島道裕

 金色にたなびく雲の間にのぞく神社仏閣の並んだ京都。目をこらすと、市井の人々の暮らしが浮かんでくる。いわゆる洛中洛外図である。室町から江戸時代にかけて多く作成された。 屏風(びょうぶ)につくられ………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2016年05月22日
[ジャンル]歴史 

天下一の軽口男 [著]木下昌輝

天下一の軽口男 [著]木下昌輝

■権力者やり込め、胸のすく思い 木下昌輝は、宇喜多直家が梟雄(きょうゆう)になるまでを追ったデビュー作『宇喜多の捨て嫁』で、高校生直木賞、舟橋聖一文学賞などを受賞。人魚の肉を食べた新撰組隊士が異………[もっと読む]

[評者]末國善己(文芸評論家)
[掲載]2016年05月22日
[ジャンル]歴史 文芸 

インド独立の志士「朝子」 [著]笠井亮平

インド独立の志士「朝子」 [著]笠井亮平

■二つの故郷、手放さず生きる 「涼しい風がそよそよと吹く頃となりました。其(そ)の後如何(いかが)で御座いますか」「ときどきはどうしてこんな見知らぬ(自分の国ながら)所へ来たかと思って淋(さび)………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2016年05月15日
[ジャンル]歴史 社会 

模範郷 [著]リービ英雄

模範郷 [著]リービ英雄

■恐れ超え、記憶の場に踏み込む リービ英雄の最初の小説「星条旗の聞こえない部屋」が発表されたのは一九八七年。英語で生まれ育ったアメリカ人が日本語で書いた小説として話題をよんだが、それ以来、彼は日………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2016年05月15日
[ジャンル]歴史 文芸 

ページトップへ戻る

ブック・アサヒ・コム サイトマップ