人文

ふわとろ―SIZZLE WORD 「おいしい」言葉の使い方 [編]B・M・FTことばラボ

ふわとろ―SIZZLE WORD 「おいしい」言葉の使い方 [編]B・M・FTことばラボ

 食べ物の味を言葉で表すのは、とても難しい。その食べ物を食べたことのない人に、はたして言葉だけで美味(おい)しさや特徴を伝えることができるのだろうか。 この本は、そういった味覚の言語表現について………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年01月08日
[ジャンル]人文 

地鳴き、小鳥みたいな 試行錯誤に漂う [著]保坂和志

地鳴き、小鳥みたいな 試行錯誤に漂う [著]保坂和志

■「私」を表出、息のむ生々しさ 『地鳴き、小鳥みたいな』は小説で、『試行錯誤に漂う』は随筆。括(くく)りとしてはそうだが、ふたつはともに響き合う。 『地鳴き』に物語はなく、エピソードと随想の合体………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2016年12月04日
[ジャンル]文芸 人文 

夢みる教養―文系女性のための知的生き方史 [著]小平麻衣子

夢みる教養―文系女性のための知的生き方史 [著]小平麻衣子

■教養を強要し、職業は許容せず 教養って何だろう。知識があるってこと? 知性的だってこと? じゃあ就職試験の一般教養って何? 『夢みる教養』は、この謎に満ちた「教養」の変遷を女性文化とからめて論………[もっと読む]

[評者]斎藤美奈子(文芸評論家)
[掲載]2016年12月04日
[ジャンル]人文 社会 

坊っちゃんのそれから [著]芳川泰久

坊っちゃんのそれから [著]芳川泰久

■明治の現場が迫る名作の続編 超大型新人の登場である。文芸批評家にしてフランス文学研究者、翻訳家、大学教授の立場で現代文学を作ってきた芳川泰久が、本格的に小説家デビューした。その最初の作品は、夏………[もっと読む]

[評者]星野智幸(小説家)
[掲載]2016年12月04日
[ジャンル]文芸 人文 

ミクロストリアと世界史―歴史家の仕事について [著]カルロ・ギンズブルグ

ミクロストリアと世界史―歴史家の仕事について [著]カルロ・ギンズブルグ

■問いに固執せず、代弁もしない ミクロストリア、英語ではマイクロヒストリー。粉挽屋(こなひきや)の異端審問記録から十六世紀イタリアの農民文化に光を当てた『チーズとうじ虫』(一九七六年)で、ギンズ………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2016年11月06日
[ジャンル]歴史 人文 

クモの糸でバイオリン [著]大崎茂芳

クモの糸でバイオリン [著]大崎茂芳

 身の回りに、分解できるような電化製品は少なくなった。科学といってもなんだか細かな話か、抽象的なものばかりである。自由研究の題材にも困る。 と、ここに、クモの糸をひたすら集めてぶらさがってみた人………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2016年11月06日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝 

熊と踊れ(上・下) [著]A・ルースルンド、S・トゥンベリ

熊と踊れ(上・下) [著]A・ルースルンド、S・トゥンベリ

■暴力の絆、強盗犯の実相を描く スウェーデンで実際にあった連続強盗事件に基づくこの犯罪小説は、ミステリーのだいご味を堪能できるだけでなく、犯罪者たちの真の姿を際立たせることに成功した作品だ。 綿………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年11月06日
[ジャンル]文芸 人文 ノンフィクション・評伝 

最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常 [著]二宮敦人

最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常 [著]二宮敦人

■奔放な求道者たちの鍛錬と不安 個人的な話だが、両親と妹が東京藝大(げいだい)の卒業生という特殊な4人家族で育ったために、この学校は身近な存在だった。大学の様子はだいぶ理解しているつもりだったが………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2016年11月06日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝 

日本語のために―日本文学全集30 [編]池澤夏樹

日本語のために―日本文学全集30 [編]池澤夏樹

■祝詞から憲法までの言葉の姿 思考と文体は相互に影響し合う。リテラシー(読み書き能力)は時代とともに変化する。日本語はどのように変遷してきたのか。本書は、古代から現代までのさまざまな「文体のサン………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2016年10月02日
[ジャンル]文芸 人文 社会 

光炎の人(上・下) [著]木内昇

光炎の人(上・下) [著]木内昇

■時代に翻弄(ほんろう)される技術者の野心 愛媛県出身の秋山好古、真之兄弟と正岡子規を主人公にした司馬遼太郎『坂の上の雲』は、日本が下瀬火薬、三六式無線機などの新技術を開発したからこそ、日露戦争………[もっと読む]

[評者]末國善己(文芸評論家)
[掲載]2016年10月02日
[ジャンル]歴史 人文 社会 

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