国際

セカンドハンドの時代―「赤い国」を生きた人びと [著]スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ

セカンドハンドの時代―「赤い国」を生きた人びと [著]スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ

■苦悩の言葉が文学になる瞬間 東日本大震災が起きてまもなく、私は米ロサンゼルスに講演に行ったが、その帰途に乗ったタクシーの運転手から、「日本は大変だったね」と話しかけられた。ここでもあんな災害が………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2016年12月18日
[ジャンル]社会 国際 

欧州複合危機―苦悶するEU、揺れる世界 [著]遠藤乾

欧州複合危機―苦悶するEU、揺れる世界 [著]遠藤乾

■生き残るために不可欠な「統合」 映画「ローマの休日」(1953年)の終盤の記者会見シーンで、アン王女(A・ヘプバーン)は次のような質問を受ける。「欧州連盟は経済問題の解決になりうると思われます………[もっと読む]

[評者]加藤出
[掲載]2016年12月18日
[ジャンル]社会 国際 

ユーロから始まる世界経済の大崩壊―格差と混乱を生み出す通貨システムの破綻とその衝撃 [著]ジョセフ・E・スティグリッツ

ユーロから始まる世界経済の大崩壊―格差と混乱を生み出す通貨システムの破綻とその衝撃 [著]ジョセフ・E・スティグリッツ

■危機の国々を縛るトロイカ 英国のEU離脱や大量の難民到来に揺れる欧州。だがその背後にある最大の問題は、低迷する欧州経済だ。いまや各国で反EU感情が広がり、極右政党が伸長する。そこでは、長く続く………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2016年11月13日
[ジャンル]政治 経済 国際 

黒い司法―黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う [著]ブライアン・スティーヴンソン

黒い司法―黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う [著]ブライアン・スティーヴンソン

■強権の理不尽さ、和解への希望 米国の社会には、暗黙の「おきて」があった。 白人が人種差別をあらわにすれば、信用を失う。 黒人が社会に怒りをぶちまければ、人生を失う。 大統領選でのトランプ氏の勝………[もっと読む]

[評者]立野純二(本社論説主幹代理)
[掲載]2016年11月13日
[ジャンル]政治 社会 国際 

デスメタルインドネシア―世界2位のブルータルデスメタル大国 [著]小笠原和生

デスメタルインドネシア―世界2位のブルータルデスメタル大国 [著]小笠原和生

 もう四半世紀前になるが、アジアをバックパッカー旅行したとき、ネパールでメタリカのTシャツを着た少年に会い、ヘヴィメタルの世界的な浸透を実感した。それよりさらに過激なデスメタルのインドネシアにお………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2016年11月13日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 国際 

シリコンバレーで起きている本当のこと [著]宮地ゆう

シリコンバレーで起きている本当のこと [著]宮地ゆう

 シリコンバレーを車で回ると、超有名IT企業の華やかな本社が続々と現れてくるのに誰しも圧倒される。しかし、本書は同地域の「影の面」に着目した。 時価総額世界1、2位の企業があるのに、彼らの税金逃………[もっと読む]

[評者]加藤出
[掲載]2016年10月16日
[ジャンル]社会 国際 

狩りの時代 [著]津島佑子

狩りの時代 [著]津島佑子

■差別の記憶に苦しむ二つの世代 今年2月に他界した津島佑子氏の遺作。容体が悪化して入院する直前まで書き続けていた新作が、この内容と、このテーマだったことに胸をつかれる。 物語は二つの世代の記憶を………[もっと読む]

[評者]斎藤美奈子(文芸評論家)
[掲載]2016年09月18日
[ジャンル]社会 国際 

テロ [著]フェルディナント・フォン・シーラッハ

テロ [著]フェルディナント・フォン・シーラッハ

■少数を犠牲にした少佐は有罪か 法廷に立った被告人は、ドイツ連邦空軍のラース・コッホ少佐。戦闘機パイロットの彼は、ドイツ上空でテロリストにハイジャックされた旅客機を撃墜し、乗客164人を死なせた………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年09月18日
[ジャンル]社会 国際 

となりのイスラム―世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代 [著]内藤正典

となりのイスラム―世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代 [著]内藤正典

■共生への知恵を示す入門書 たぶん、これまででもっともわかりやすく、実践的で、役に立つイスラムの入門書だと思う。遠くて不可解なイスラムではなく「となりのイスラム」。 世界中に15億~16億人。い………[もっと読む]

[評者]斎藤美奈子(文芸評論家)
[掲載]2016年09月11日
[ジャンル]社会 国際 

「イスラム国」の内部へ―悪夢の10日間 [著]ユルゲン・トーデンヘーファー

「イスラム国」の内部へ―悪夢の10日間 [著]ユルゲン・トーデンヘーファー

 世界を不条理な暴力が覆っている。動機も背景も不明瞭な殺戮(さつりく)が起きるたび、「イスラム国」(IS)の名が浮かび上がる。 実際は、いつも関与があるわけではない。ISは、理解しがたい反文明的………[もっと読む]

[評者]立野純二(本社論説主幹代理)
[掲載]2016年08月07日
[ジャンル]社会 国際 

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