政治

THE PIVOT―アメリカのアジア・シフト [著]カート・M・キャンベル

THE PIVOT―アメリカのアジア・シフト [著]カート・M・キャンベル

■米国の思考読み解く重要参考書    トランプ米大統領がシリア政権軍を攻撃した。中国国家主席との会食直前に下した異例の命令だった。  全米メディアの目は瞬時に中国から中東へ移った。太平洋よりも大西洋へと向かう関心の比重………[もっと読む]

[評者]立野純二(本社論説主幹代理)
[掲載]2017年04月16日
[ジャンル]政治

新潟県知事選では、どうして大逆転がおこったのか。 [著]横田一

新潟県知事選では、どうして大逆転がおこったのか。 [著]横田一

 いまなお、原発再稼働には6割近くの人々が反対している。本書は、柏崎刈羽原発の再稼働が争点となった昨年10月の新潟知事選で、なぜ当初は圧勝が予想された与党候補を破り米山隆一氏が当選できたのか、その背景を浮かび上がらせた大………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年04月16日
[ジャンル]政治

福祉政治史 格差に抗するデモクラシー [著]田中拓道

福祉政治史 格差に抗するデモクラシー [著]田中拓道

■誰の意思反映か、分かれる政策  グローバル化、巨額の財政赤字、そして少子化という状況を考えると、福祉の後退は避けがたいようにも見える。一方で、中低所得者がいだく先行きへの不安は、各地でポピュリズムの動きを加速させてい………[もっと読む]

[評者]齋藤純一(早大教授)
[掲載]2017年04月02日
[ジャンル]政治

不平等を考える―政治理論入門 [著]齋藤純一

不平等を考える―政治理論入門 [著]齋藤純一

 不平等の拡大が社会にもたらす深刻な分断。これに歯止めをかけ、より平等な社会を実現するには。最先端の政治理論の成果が凝縮されている。  支え合いの基礎を「国民の同質性」に求める議論があるが、ナショナリズムは「対外的な自己………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2017年03月26日
[ジャンル]政治

トランプがはじめた21世紀の南北戦争 [著]渡辺由佳里

トランプがはじめた21世紀の南北戦争 [著]渡辺由佳里

 米タイム誌は昨年12月、「今年の人物」にドナルド・トランプを選び、「The Divided States of America(分断国家アメリカ)の大統領」と呼んだ。  本書を読むと、同国の市民レベルの深刻な分断が実に………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年03月19日
[ジャンル]政治 国際

ポピュリズムとは何か―民主主義の敵か、改革の希望か [著]水島治郎

ポピュリズムとは何か―民主主義の敵か、改革の希望か [著]水島治郎

■世界で同時並行する現象を分析  政治学の世界というのは細かな分業から成り立っている。政治史の分野だけでも欧州や米国、日本などに分かれ、さらに欧州の中で英国やフランス、ドイツなどに分かれる。各国の専門家はひたすら史料に………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2017年03月19日
[ジャンル]政治 社会

自分とは違った人たちとどう向き合うか―難民問題から考える [著]ジグムント・バウマン

自分とは違った人たちとどう向き合うか―難民問題から考える [著]ジグムント・バウマン

■排斥する側の論理と心理を分析  欧米を中心に広がる移民や難民の排斥。その背後にあるものを、グローバル化に伴う近代の「液状化」(リキッド・モダニティ)論で知られる社会学者が晩年の著でえぐり出す。  根底にあるのは「業績………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2017年03月12日
[ジャンル]政治 社会

シリア難民―人類に突きつけられた21世紀最悪の難問 [著]パトリック・キングズレー

シリア難民―人類に突きつけられた21世紀最悪の難問 [著]パトリック・キングズレー

 「人道の危機」が「政治の危機」にすり替えられていないか。大戦後最大の難民問題がいつの間にか、欧米の政治異変として語られている。難民排斥を叫ぶ政治家が報道の主役を占め、当の難民の姿が見えない。  シリアだけで450万人超………[もっと読む]

[評者]立野純二(本社論説主幹代理)
[掲載]2017年03月12日
[ジャンル]政治 社会

汚れた戦争 [著]タルディ、ヴェルネ [訳]藤原貞朗

汚れた戦争 [著]タルディ、ヴェルネ [訳]藤原貞朗

■粛々と人間を破壊し続ける地獄  アジアでは総力戦の記憶は第二次世界大戦に端を発するが、ヨーロッパでは、始まりは第一次世界大戦であった。編年体のこの戦記コミックでは、それぞれの年の冒頭に、政治家や軍幹部、宗教家らの言葉………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2017年02月12日
[ジャンル]政治 社会

見張塔からずっと―政権とメディアの8年/放送法と権力 [著]山田健太

見張塔からずっと―政権とメディアの8年/放送法と権力 [著]山田健太

■「市民力」が支える表現の自由  この8年余のメディア状況を俯瞰(ふかん)した論集である。改めて全体の流れを確かめると「市民的自由は後退につぐ後退を余儀なくされた」と著者は説く。  『見張塔からずっと』(前書)は、琉球………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2017年01月22日
[ジャンル]政治 社会

少年が来る―新しい韓国の文学15 [著]ハン・ガン

少年が来る―新しい韓国の文学15 [著]ハン・ガン

■弾圧された人々の傷ひとつずつ  民主化宣言から30年が経過しようとしている韓国は、大統領退任を求める動きに揺れている。1963年から93年まで軍人出身の大統領が続く中、反独裁・民主化要求の運動は繰り返され、学生を含む………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2016年12月11日
[ジャンル]政治 社会

21世紀の豊かさ [編著]中野佳裕、ジャン=ルイ・ラヴィルほか

21世紀の豊かさ [編著]中野佳裕、ジャン=ルイ・ラヴィルほか

 20世紀の社会民主主義は、「民主主義と資本主義の洗練化に貢献し、市場と国家の連携を通じて経済的かつ社会的な進歩の理想を普及するまでに至った」。しかし、経済のグローバル化に伴い、ヨーロッパでも、社会民主主義は新自由主義に………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2016年12月11日
[ジャンル]政治 社会

使用人たちが見たホワイトハウス [著]K・A・ブラウワー

使用人たちが見たホワイトハウス [著]K・A・ブラウワー

 欧州の壮麗な宮殿と比べれば、質素というべき国家元首の公館である。装飾は単純で、廊下も狭い。  それなのに独特な重厚感と華やかさが漂う不思議な空間。それが米国のホワイトハウスである。  本書には、その秘密が詰まっている。………[もっと読む]

[評者]立野純二(本社論説主幹代理)
[掲載]2016年12月11日
[ジャンル]政治 社会

死者は語らずとも [著]フィリップ・カー

死者は語らずとも [著]フィリップ・カー

■差別や社会の闇に挑むヒーロー  ナチ嫌いのグンターが活躍するシリーズは、1936年のベルリンに始まり、第5弾は50年のアルゼンチンが舞台となっていた。  第6弾の本書は、第1弾の2年前のエピソードなので、シリーズ初見………[もっと読む]

[評者]末國善己(文芸評論家)
[掲載]2016年12月11日
[ジャンル]政治 社会

また、桜の国で [著]須賀しのぶ

また、桜の国で [著]須賀しのぶ

■戦争の悲しみ、民族超えて共有  ポーランドの首都ワルシャワの郊外を歩いていると第2次大戦末期の1944年、ナチス・ドイツの占領に対して国内軍が武装蜂起した「ワルシャワ蜂起」の慰霊碑や慰霊塔をよく見かける。だがそれは、………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2016年12月04日
[ジャンル]文芸 政治

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