経済

アカウンタビリティから経営倫理へ―経済を超えるために [著]國部克彦

アカウンタビリティから経営倫理へ―経済を超えるために [著]國部克彦

■人間中心へ、会計で世界変える  「会計で、世界を変えることは可能か」。これが、本書の投げかける問いだ。会計といえば、単なる数字の羅列ではないのか。読者はそう思われるかもしれない。しかし会計のもつ可能性は、実に深遠なも………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2018年02月11日
[ジャンル]経済

AIが変えるクルマの未来―自動車産業への警鐘と期待 [著]中村吉明/モビリティー進化論―自動運転と交通サービス、変えるのは誰か [著]アーサー・ディ・リトル・ジャパン

AIが変えるクルマの未来―自動車産業への警鐘と期待 [著]中村吉明/モビリティー進化論―自動運転と交通サービス、変えるのは誰か [著]アーサー・ディ・リトル・ジャパン

■技術の進展受け貴重な問題提起  自動運転、電気自動車、シェアリング(共有)サービス等、自動車業界は大変革期にある。海外に行くとそれを前提とした自由闊達(かったつ)な議論を多々耳にする。  例えば、米国の大都市近郊のあ………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2018年02月11日
[ジャンル]経済

文化資本―クリエイティブ・ブリテンの盛衰 [著]ロバート・ヒューイソン

文化資本―クリエイティブ・ブリテンの盛衰 [著]ロバート・ヒューイソン

■五輪へ向かう政策、混乱の果て  初めて読むのに、なぜだか既視感を禁じえなかった。クール・ブリタニア、オリンピック招致、オリンピアード、アーツ・カウンシル、そしてレガシー。そう、本書は、1997年にイギリスでブレア政権………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2018年01月14日
[ジャンル]経済

経済成長の日本史―古代から近世の超長期GDP推計 730−1874 [著]高島正憲

経済成長の日本史―古代から近世の超長期GDP推計 730−1874 [著]高島正憲

■大丈夫ですよ、ぼちぼちで  次のかた、どうぞ。  おや日本さん、今日はどうされました? どうにもやる気が出てこない。それは困りましたね。えーと、日本さんのカルテを見てみましょうか。  こちら、日本さんがまだ幼かった奈………[もっと読む]

[評者]山室恭子(東工大教授)
[掲載]2017年12月10日
[ジャンル]経済

日銀と政治―暗闘の20年史 [著]鯨岡仁

日銀と政治―暗闘の20年史 [著]鯨岡仁

■金融政策を歴史的な視座で問う  本書は、1998年の日銀法改正から、現在のアベノミクス下の超金融緩和策に至る政治と日銀の関係の「舞台裏」を、緻密(ちみつ)な取材を基に記述したものである。  安倍晋三首相が、小泉政権の………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年12月10日
[ジャンル]政治 経済

異次元緩和の終焉―金融緩和政策からの出口はあるのか [著]野口悠紀雄

異次元緩和の終焉―金融緩和政策からの出口はあるのか [著]野口悠紀雄

■噴火の時待つ巨額損失のマグマ  本書は、日銀の量的緩和政策になお期待をかけるすべての関係者への警告だ。量的緩和政策が経済を何とか持たせているように見えている間にも、矛盾はマグマのように溜(た)まり、噴火の時を待ってい………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年12月03日
[ジャンル]経済

ダーティ・シークレット―タックス・ヘイブンが経済を破壊する [著]リチャード・マーフィー

ダーティ・シークレット―タックス・ヘイブンが経済を破壊する [著]リチャード・マーフィー

■低税率より秘匿性が問題の本質  本書はタックス・ヘイブンを、「低税率国」としてよりも「守秘法域」と見るべきだと主張する。たしかに税率の低さは問題だが、租税回避が可能なのは、「パナマ文書」や「パラダイス文書」が暴いたよ………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年11月19日
[ジャンル]経済

消費大陸アジア―巨大市場を読みとく [著]川端基夫

消費大陸アジア―巨大市場を読みとく [著]川端基夫

■日本企業の苦闘・成功例を分析  アジアからの観光客でごった返す大阪の黒門市場を先日覗(のぞ)いてみた。彼らの購買力は凄(すさ)まじく、3千〜5千円の寿司(すし)パックが信じられない勢いで売れていた。  他方で国内の消………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年11月12日
[ジャンル]経済

政治経済の生態学―スウェーデン・日本・米国の進化と適応 [著]スヴェン・スタインモ

政治経済の生態学―スウェーデン・日本・米国の進化と適応 [著]スヴェン・スタインモ

■高福祉で高競争力、両立の秘密  グローバル化で福祉国家の維持は困難になるとされてきた。だが、この仮説は現実には妥当しないと本書は結論づける。スウェーデンは、その典型だ。この国の政府支出の対GDP比は50%を超える(日………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年11月05日
[ジャンル]政治 経済

ギガマネー 巨大資金の闇―富の支配者たちを狙え [著]太田康夫

ギガマネー 巨大資金の闇―富の支配者たちを狙え [著]太田康夫

 プライベートバンキングと呼ばれる富裕層向け金融業務の実態に迫った本書で、富の集中のすさまじさを知った。世界の全資産の半分近くを資産1億円以上の富裕層が占め、米国などで1千億円以上の大金持ちが増加。世界の金融機関が富裕層………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2017年10月29日
[ジャンル]経済

これがすべてを変える―資本主義vs.気候変動(上・下) [著]ナオミ・クライン

これがすべてを変える―資本主義vs.気候変動(上・下) [著]ナオミ・クライン

■経済のあり方根本から新しく  気象庁によれば2016年の世界平均気温は、1891年の統計開始以来、最高記録を3年連続で更新した。日本で頻発する集中豪雨、アメリカを襲う巨大ハリケーン。気候変動の兆候は、いまや誰の目にも………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年10月15日
[ジャンル]経済

かくて行動経済学は生まれり [著]マイケル・ルイス

かくて行動経済学は生まれり [著]マイケル・ルイス

■判断は歪む、証明した心理学者  マイケル・ルイスの大ヒット作『マネー・ボール』は低予算の米大リーグ球団が統計分析を導入して割安な優良選手を集め大躍進した実話を描いた作品だった。  野球選手の市場が専門家の歪(ゆが)ん………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年10月01日
[ジャンル]経済

地域の力を引き出す企業―グローバル・ニッチトップ企業が示す未来 [著]細谷祐二

地域の力を引き出す企業―グローバル・ニッチトップ企業が示す未来 [著]細谷祐二

 「どうしてこんなにすばらしい中堅中小企業が日本全国に存在するのか」  大企業が参入しないニッチな分野で「小さいことの優位性」を生かしながら高品質の製品を販売し、世界のトップに君臨している企業をグローバル・ニッチトップ(………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年09月17日
[ジャンル]経済

東芝 原子力敗戦 [著]大西康之

東芝 原子力敗戦 [著]大西康之

■「国策」の泥沼、責任とるべきは  我々が知りたいのは、東芝の決算をめぐる泥仕合や半導体事業売却の混迷ではなく、なぜこの会社が原発ビジネスの泥沼に引きずり込まれたかだ。本書はまさにこの点に、正面から迫る。  当初、東芝………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年08月27日
[ジャンル]経済

戦争がつくった現代の食卓―軍と加工食品の知られざる関係 [著]アナスタシア・マークス・デ・サルセド

戦争がつくった現代の食卓―軍と加工食品の知られざる関係 [著]アナスタシア・マークス・デ・サルセド

■その食パンはパンじゃない!?  スーパーで買い物中、携帯にメールが届いた。  「私、ミリーさん。今、あなたの後ろ30メートルのところにいるの」  何のいたずらだろう。無視して食パンをカゴに放り込む。また着信音が鳴る。………[もっと読む]

[評者]山室恭子(東工大教授)
[掲載]2017年08月27日
[ジャンル]経済

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