経済

地域の力を引き出す企業―グローバル・ニッチトップ企業が示す未来 [著]細谷祐二

地域の力を引き出す企業―グローバル・ニッチトップ企業が示す未来 [著]細谷祐二

 「どうしてこんなにすばらしい中堅中小企業が日本全国に存在するのか」  大企業が参入しないニッチな分野で「小さいことの優位性」を生かしながら高品質の製品を販売し、世界のトップに君臨している企業をグローバル・ニッチトップ(………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年09月17日
[ジャンル]経済

東芝 原子力敗戦 [著]大西康之

東芝 原子力敗戦 [著]大西康之

■「国策」の泥沼、責任とるべきは  我々が知りたいのは、東芝の決算をめぐる泥仕合や半導体事業売却の混迷ではなく、なぜこの会社が原発ビジネスの泥沼に引きずり込まれたかだ。本書はまさにこの点に、正面から迫る。  当初、東芝………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年08月27日
[ジャンル]経済

戦争がつくった現代の食卓―軍と加工食品の知られざる関係 [著]アナスタシア・マークス・デ・サルセド

戦争がつくった現代の食卓―軍と加工食品の知られざる関係 [著]アナスタシア・マークス・デ・サルセド

■その食パンはパンじゃない!?  スーパーで買い物中、携帯にメールが届いた。  「私、ミリーさん。今、あなたの後ろ30メートルのところにいるの」  何のいたずらだろう。無視して食パンをカゴに放り込む。また着信音が鳴る。………[もっと読む]

[評者]山室恭子(東工大教授)
[掲載]2017年08月27日
[ジャンル]経済

隷属なき道―AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働 [著]ルトガー・ブレグマン

隷属なき道―AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働 [著]ルトガー・ブレグマン

■自由に使える金が給付されたら  もし政府が国民に無条件で一律に生活に必要な資金を支給し続ける制度を開始したら、あなたは今後も働き続けるだろうか?  そういった制度をベーシックインカムと呼ぶ。既存の生活保護、失業対策、………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年07月30日
[ジャンル]政治 経済 社会

人民元の興亡―毛沢東・トウ小平・習近平が見た夢 [著]吉岡桂子

人民元の興亡―毛沢東・トウ小平・習近平が見た夢 [著]吉岡桂子

■日・中・米、国際通貨の攻防戦  本書は、人民元に加え、東アジア国際通貨システムをめぐる日・中・米3カ国間の熾烈(しれつ)な攻防戦を、ダイナミックに描いた好著だ。  遠い過去のようだが実は最近まで、日中の中央銀行のトッ………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年07月23日
[ジャンル]経済 ノンフィクション・評伝

大不平等―エレファントカーブが予測する未来 [著]ブランコ・ミラノヴィッチ

大不平等―エレファントカーブが予測する未来 [著]ブランコ・ミラノヴィッチ

■グローバル格差は縮小へ  ピケティ『21世紀の資本』以来、久々に格差に関する問題作が現れた。本書は、グローバル化が格差拡大/縮小に与えた影響を、実証的に分析した好著。  著者はまず、グローバル化が加速した年代(198………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年07月16日
[ジャンル]経済

生きる職場―小さなエビ工場の人を縛らない働き方 [著]武藤北斗

生きる職場―小さなエビ工場の人を縛らない働き方 [著]武藤北斗

■信用し、任せることで成長導く ●欠勤の連絡はしなくていいどころか禁止。  →連絡するほうも気が重いし、もらう側も、来ると思っていた人が急に来ないとなればストレスを感じてしまう。はじめから分からなければ気にならない。 ………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年07月09日
[ジャンル]経済 社会

人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか [編]玄田有史

人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか [編]玄田有史

 BIS(国際決済銀行)が先日発表した年次報告書は、世界的に先進国で賃金上昇が遅くなっている問題を指摘した。グローバリゼーションやオートメーション、ITによる省力化の拡大がその主因だという。  しかし、日本の賃上げの遅さ………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年07月02日
[ジャンル]経済

情報と秩序―原子から経済までを動かす根本原理を求めて [著]セザー・ヒダルゴ

情報と秩序―原子から経済までを動かす根本原理を求めて [著]セザー・ヒダルゴ

■話題各種が七変化する複雑系  とっちらかった本である。でもそこが、他書にない強烈な魅力を放っている。テーマはざっくり二つ。経済を情報の自己再生産過程とみなすと何がわかるか。そして、そもそも情報って何なのか。  著者は………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年06月25日
[ジャンル]経済 科学・生物

金融e時代―中国における金融デジタル化の現在と未来 [著]万建華

金融e時代―中国における金融デジタル化の現在と未来 [著]万建華

 中国におけるフィンテック(金融IT)の拡大は、北欧と並び世界最速ペースで進んでいる。特にモバイル決済によるキャッシュレス化は驚異的な進展を見せており、日本より遙(はる)かに先に行っている。  本書の執筆は4年前なのだが………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年06月18日
[ジャンル]経済

グリーンスパンの隠し絵―中央銀行制の成熟と限界 上・下 [著]村井明彦

グリーンスパンの隠し絵―中央銀行制の成熟と限界 上・下 [著]村井明彦

 本書は、第13代米連邦準備制度理事会(FRB)議長を務めたアラン・グリーンスパンの金融政策が彼の哲学・経済学と整合的に理解可能なことを示す労作だ。  著者は、グリーンスパンが私有財産保護、徹底した経済的・政治的自由、そ………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年06月04日
[ジャンル]政治 経済

モラル・エコノミー―インセンティブか善き市民か [著]サミュエル・ボウルズ

モラル・エコノミー―インセンティブか善き市民か [著]サミュエル・ボウルズ

■損得より互恵的価値育む規範を  本書は、リベラルな市民社会の根本原理の解明を目指すという、凄(すさ)まじく野心的な作品だ。利己心の全面開花が許された近代社会で、「それでも社会秩序が成り立つのは、なぜか」と、ヒューム、………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年05月21日
[ジャンル]経済

財政と民主主義―ポピュリズムは債務危機への道か [編著]加藤創太、小林慶一郎

財政と民主主義―ポピュリズムは債務危機への道か [編著]加藤創太、小林慶一郎

■信頼に足る情報発信遅れる日本  欧米の近年のポピュリズム台頭を嘆く声は我が国にも多い。ポピュリズム支持者たちは都合の良いところしか見ていない点が懸念されるわけだが、これは他人事(ひとごと)ではないだろう。財政上のポピ………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年05月14日
[ジャンル]政治 経済 社会

金利と経済-高まるリスクと残された処方箋 [著]翁邦雄

金利と経済-高まるリスクと残された処方箋 [著]翁邦雄

 インフレ率を2年で2%に引き上げると宣言して日銀が異次元緩和策を始めたのは4年前のことだった。だが、イオンの岡田元也社長が「脱デフレは大いなるイリュージョン(幻想)」と最近語ったように、期待通りの効果は現れていない。 ………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年04月30日
[ジャンル]経済

マッキンゼーが予測する未来―近未来のビジネスは、4つの力に支配されている [著]R・ドッブス、J・マニーカ、J・ウーツェル

マッキンゼーが予測する未来―近未来のビジネスは、4つの力に支配されている [著]R・ドッブス、J・マニーカ、J・ウーツェル

 車の自動運転化は、職業運転手を不必要にし、交通事故の減少によって保険業界を激変させる。人工心臓への需要を高める可能性もある。死亡事故が減ると臓器の提供者が減るからだ。  ひとつのブレークスルーやイノベーションが、想像を………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]経済

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