アート・ファッション・芸能

高倉健―七つの顔を隠し続けた男 [著]森功

高倉健―七つの顔を隠し続けた男 [著]森功

■虚像と実像が刺し違える危うさ  「健さん」の愛称で親しまれた高倉健が逝って3回目の命日(11月10日)が5日後にやってくる。  1960年代の東映任侠(にんきょう)映画の「日本侠客伝」第一作から遺作「あなたへ」までの………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2017年11月05日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

都市は人なり―Sukurappu ando Birudoプロジェクト 全記録 [著]Chim↑Pom

都市は人なり―Sukurappu ando Birudoプロジェクト 全記録 [著]Chim↑Pom

■野生で切り拓く冒険的なアート  昨今、美術館での展示を巡る表現規制が目立つ。冒険的な企画の実現は次第に難しくなりつつある。アートが自然や都市の渦中に飛び出し、芸術祭と同化していく傾向には、そんな苦しい背景もあるように………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2017年11月05日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 社会

ティンパニストかく語りき [著]近藤高顯

ティンパニストかく語りき [著]近藤高顯

 中学の時に、私が初めてオーケストラの実演に接した曲が、ティンパニが大活躍するブラームスの交響曲第1番だったためか、縁の下の力持ちでありながら、第2の指揮者とも言われるティンパニの響きには特に耳を傾けるようになった。  ………[もっと読む]

[評者]佐伯一麦 (作家)
[掲載]2017年11月05日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

浮世絵細見 [著]浅野秀剛

浮世絵細見 [著]浅野秀剛

 浮世絵は誰もが身近に感じる日本美術の代表。欧米での人気もうなぎのぼり。が、こんなにわかっていないことが多かったとは。  そもそも洋画や日本画さえ西洋の美術をモデルに明治時代に作り出された。浮世絵の全盛期に「美術」という………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2017年10月22日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

写真集―沖縄1935 [編]週刊朝日編集部

写真集―沖縄1935 [編]週刊朝日編集部

 琉球王国の時代から、沖縄では女性の地位が高かった。国王とは別に聞得大君(きこえおおぎみ)と呼ばれる最高位の巫女(みこ)もいた。明治以降も、久高(くだか)島には女性しか参加できない祭りがあり、糸満(いとまん)には女性が男………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2017年10月08日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

ISOTYPE〔アイソタイプ〕 [著]オットー・ノイラート

ISOTYPE〔アイソタイプ〕 [著]オットー・ノイラート

 著者のオットー・ノイラートは哲学者で、二〇世紀前半に哲学と科学を融合しようとした一大知的運動の中心人物である。その彼が、一方で絵文字(ピクトグラム)を考案し、その必要性を熱く語っていた。それを一冊にまとめたのがこの本。………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年09月03日
[ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能

ほじくりストリートビュー [著]能町みね子

ほじくりストリートビュー [著]能町みね子

■言葉にできない気になる風景  観光地でもなんでもない街角でふと、あ、この場所いい、と思うことがある。それは必ずしも一般に美しいとされる景色とは限らない。  能町みね子さんが地図を細かく眺めて「ほじくり」だす風景も、ふ………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年08月06日
[ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能

ぐるぐる♡博物館 [著]三浦しをん

ぐるぐる♡博物館 [著]三浦しをん

 三浦さんが博物館に足を踏み入れる。「ほえー」と感嘆し、「うーむ」と唸(うな)り、「あのねあのね」と興奮してにじり寄ってくる。一言でいえば、たがが外れる。つられて読者も、たがが外れる。ほえー。  それで私も気がついた。博………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年07月30日
[ジャンル]文芸 アート・ファッション・芸能

ある日の彫刻家―それぞれの時 [著]酒井忠康

ある日の彫刻家―それぞれの時 [著]酒井忠康

■思索へ、胸ときめく言葉と物語  芸術家は朝、目覚めと同時に「さて、今日は何をつくろう?」と思案するが、職人は昨日も今日も明日も作るものが決まっている。佐藤忠良は「同じ作品をつくる」職人を自認するが、彼はそれを警戒して………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2017年07月23日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

アール・ブリュット―野生芸術の真髄 [著]ミシェル・テヴォー

アール・ブリュット―野生芸術の真髄 [著]ミシェル・テヴォー

■抵抗と闘争を続ける表現者  本書は、日本でもこのところ頻繁に見掛けるようになったアール・ブリュットをめぐる古典的な一冊。フランスの画家ジャン・デュビュッフェが、それまでの体制順応的な美術に飽き足りず、1945年に着想………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2017年07月09日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

うき世と浮世絵 [著]内藤正人

うき世と浮世絵 [著]内藤正人

■江戸と現代のサブカルをつなぐ  アニメなどの原作となっている挿絵入りの小説は現在「ライトノベル」と呼ばれ、文学賞を争うような小説群と区別されている。そしてライトノベルを書いている人たちのなかには、自分のことを「ライト………[もっと読む]

[評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)
[掲載]2017年07月02日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

無くならない―アートとデザインの間 [著]佐藤直樹

無くならない―アートとデザインの間 [著]佐藤直樹

■肩書が無いところに「力」の源  著者は「アートディレクター」として20年以上仕事をしてきた。しかし、もうそんな肩書はやめようと言う。とはいえ、仕事をやめるわけではない。  仕事は続けつつも、新たに絵を描き始める。「な………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年07月02日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

研辰の系譜―道化と悪党のあいだ [著]出口逸平

研辰の系譜―道化と悪党のあいだ [著]出口逸平

■世につれ変わる“無責任男”の像 【読む前に】 「研辰」って「けんたつ」と読むのかと思ったら「とぎたつ」だった。そんな私でも最高に楽しく読めた。  「研辰」というのは研屋(とぎや)の辰次という歌舞伎に出てくるキャラクタ………[もっと読む]

[評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)
[掲載]2017年06月18日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

アンディ・ウォーホルのヘビのおはなし [著]アンディ・ウォーホル

アンディ・ウォーホルのヘビのおはなし [著]アンディ・ウォーホル

■アートってなんだと思う?  ボクはアンディ・ウォーホル。芸術家になるために前歴のイラストレーターを闇に葬って、見事芸術家になりすまして大成功した。ところが芸術家としての名声を手に、評価が決定的になった頃、かつての隠蔽………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2017年06月18日
[ジャンル]文芸 アート・ファッション・芸能

おもちゃ絵芳藤 [著]谷津矢車

おもちゃ絵芳藤 [著]谷津矢車

■一途な絵師がたどり着いた境地  谷津矢車は、27歳だった2013年に、若き日の狩野永徳を描く『洛中洛外画狂伝』でデビューした。その後の活躍は凄(すさ)まじく、『しゃらくせえ鼠小僧伝』『信長さまはもういない』など、戦国………[もっと読む]

[評者]末國善己(文芸評論家)
[掲載]2017年06月11日
[ジャンル]歴史 人文 アート・ファッション・芸能

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