科学・生物

AIvs.教科書が読めない子どもたち [著]新井紀子

AIvs.教科書が読めない子どもたち [著]新井紀子

■「東ロボくん」の挑戦と限界  世の中にはAIに関する発言が溢(あふ)れ、素人にはなんだかよく分からないことになっている。そんな中でこの本は、快刀乱麻を断つがごとく、いやあ、歯に衣(きぬ)着せぬとはこの本のことである。………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2018年04月14日
[ジャンル]科学・生物

遺伝子―親密なる人類史(上・下) [著]シッダールタ・ムカジー

遺伝子―親密なる人類史(上・下) [著]シッダールタ・ムカジー

■革命的成果の壮大な絵巻物  以前、あるパネル討論で「星と人間を同じ視点で語れるのが科学のすばらしさだ」と発言したら、同席していた社会科学者から「そのどこがおもしろいのかまったくわからない」と返されたことがある。  そ………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2018年03月25日
[ジャンル]科学・生物

J・G・バラード短編全集(全5巻) [著]J・G・バラード

J・G・バラード短編全集(全5巻) [著]J・G・バラード

■探査し続けた内と外の宇宙  今わたしの頭の中にはひとつの妄想が渦巻いていて、それはこういうものである。  人がバラードの作品を読むときは、自分が生まれた時代に書かれたものを最も好むのではないか。  第5巻をもって完結………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2018年03月04日
[ジャンル]文芸 科学・生物

トレイルズ 「道」と歩くことの哲学 [著]ロバート・ムーア

トレイルズ 「道」と歩くことの哲学 [著]ロバート・ムーア

■静かに染み込んでくる探求の旅    アパラチア山脈に沿って三千五百キロに及ぶ自然歩道、それがアパラチアン・トレイルである。著者ロバート・ムーアは五カ月かけてその全行程を歩きとおした。そして彼は、「トレイル」というもの………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2018年03月04日
[ジャンル]科学・生物 ノンフィクション・評伝

極夜行 [著]角幡唯介

極夜行 [著]角幡唯介

■昼も夜も暗闇、未知の世界に挑む    北極圏には、何カ月もの間まったく太陽が昇らない一帯がある。探検家角幡唯介がその極夜に挑んだ。  ときに月が地表を照らすことはあるが、ほぼ毎日真っ暗闇のなか、氷河を越え、ツンドラを………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2018年03月04日
[ジャンル]科学・生物 ノンフィクション・評伝

雑草はなぜそこに生えているのか [著]稲垣栄洋

雑草はなぜそこに生えているのか [著]稲垣栄洋

■イメージ覆す合理的な生存戦略  バス停の標識の際に咲いているネコノメソウ、庭の草むしりをした後でも、枯れずに復活して増えるツルマンネングサ……。雑草という草はなく、どの植物にも名前があって、それぞれの場所とやり方を選………[もっと読む]

[評者]佐伯一麦 (作家)
[掲載]2018年02月11日
[ジャンル]科学・生物

宇宙飛行の父 ツィオルコフスキー―人類が宇宙へ行くまで [著]的川泰宣

宇宙飛行の父 ツィオルコフスキー―人類が宇宙へ行くまで [著]的川泰宣

■独学で打ち立てたロケット理論  ツィオルコフスキーって誰?とタイトルを見たほとんどの人は思っただろう。私も思った。  ロケットの推進原理を打ち立てたロシアの科学者だそうだ。彼の理論をもとに、ソビエトは世界初の人工衛星………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2018年02月04日
[ジャンル]科学・生物

核DNA解析でたどる―日本人の源流 [著]斎藤成也

核DNA解析でたどる―日本人の源流 [著]斎藤成也

■縄文系、弥生系とは別の集団も  ここ数年で革命的に進歩した遺伝子研究の成果をもとに日本人の起源に迫る。  読んでみたら思わぬことが書いてあって驚いた。  日本人はどこから来たのか。これまでの定説は、次のようなものだっ………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年12月10日
[ジャンル]歴史 科学・生物

重力波 発見!―新しい天文学の扉を開く黄金のカギ [著]高橋真理子

重力波 発見!―新しい天文学の扉を開く黄金のカギ [著]高橋真理子

■人は「世界」をどう捉えてきたか 【概要】昨年初観測が報告され、世界中に衝撃を与えた「重力波」とは一体なんなのか。それを説明する本はたくさんある。しかし、この本はとりわけ宇宙に関して詳しくない一般読者でも理解できる言葉………[もっと読む]

[評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)
[掲載]2017年11月19日
[ジャンル]科学・生物

新しい分かり方 [著]佐藤雅彦

新しい分かり方 [著]佐藤雅彦

■心地よく見え方をずらされる  とりたてて何も考えずに何かを見ているときでも、見ることのうちに「思考」は入り込んでいる。テーブルの上をぼーっと見ているとき、テーブル、コーヒーカップ、スプーン、そういう意味をもったものと………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年11月05日
[ジャンル]人文 科学・生物

昆虫の交尾は、味わい深い…。 [著]上村佳孝

昆虫の交尾は、味わい深い…。 [著]上村佳孝

 昆虫や交尾に興味がなくとも、人間(昆虫の交尾なんて研究に情熱を傾ける人間という面白き存在!)に興味があれば、本書は楽しめる。著者は昆虫を観察し、読者はそんな著者を観察するのである。  ハサミムシのオスの挿入器は二本ある………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年10月15日
[ジャンル]科学・生物

動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか [著]フランス・ドゥ・ヴァール/動物になって生きてみた [著]チャールズ・フォスター

動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか [著]フランス・ドゥ・ヴァール/動物になって生きてみた [著]チャールズ・フォスター

■進化認知学の世界へようこそ  動物たちは、とても賢い。そんなことわかっているよ、当たり前じゃん、と思った人。逆に、そういうのは非科学的なお話だよね、と思った人。あなたがどちらのタイプであっても、まずはドゥ・ヴァールの………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年10月08日
[ジャンル]科学・生物

世界からバナナがなくなるまえに―食糧危機に立ち向かう科学者たち [著]ロブ・ダン

世界からバナナがなくなるまえに―食糧危機に立ち向かう科学者たち [著]ロブ・ダン

■広がる単一品種栽培への警鐘  警告の書だ。世界中から食糧がなくなるかもしれない。作物が病気で全滅するかもしれない。  現在栽培されている作物の多くは単一品種になっている。ジャガイモ、カカオ、バナナ、コーヒー、キャッサ………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年09月24日
[ジャンル]科学・生物

捕まえて、食べる [著]玉置標本

捕まえて、食べる [著]玉置標本

 もう何でもかんでも捕まえて食べるのだった。タコやカニ、マテガイはまだわかるが、ザザムシ、エイってハードル高い!  ザリガニ釣りが大好きだった子どもがそのまま大人になるとこうなるのだろう。全頁(ページ)から著者本人の楽し………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年09月17日
[ジャンル]科学・生物

歌うカタツムリ―進化とらせんの物語 [著]千葉聡

歌うカタツムリ―進化とらせんの物語 [著]千葉聡

■科学の渦巻き構造、歴史も思想も  歌うカタツムリはあまり出てこないが、書名どおりカタツムリについての本。だけどそこには二重の意味が込められている。ひとつは通常連想する生物としてのカタツムリ。もうひとつは、科学の歴史が………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年08月27日
[ジャンル]科学・生物

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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