科学・生物

重力波 発見!―新しい天文学の扉を開く黄金のカギ [著]高橋真理子

重力波 発見!―新しい天文学の扉を開く黄金のカギ [著]高橋真理子

■人は「世界」をどう捉えてきたか 【概要】昨年初観測が報告され、世界中に衝撃を与えた「重力波」とは一体なんなのか。それを説明する本はたくさんある。しかし、この本はとりわけ宇宙に関して詳しくない一般読者でも理解できる言葉………[もっと読む]

[評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)
[掲載]2017年11月19日
[ジャンル]科学・生物

新しい分かり方 [著]佐藤雅彦

新しい分かり方 [著]佐藤雅彦

■心地よく見え方をずらされる  とりたてて何も考えずに何かを見ているときでも、見ることのうちに「思考」は入り込んでいる。テーブルの上をぼーっと見ているとき、テーブル、コーヒーカップ、スプーン、そういう意味をもったものと………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年11月05日
[ジャンル]人文 科学・生物

昆虫の交尾は、味わい深い…。 [著]上村佳孝

昆虫の交尾は、味わい深い…。 [著]上村佳孝

 昆虫や交尾に興味がなくとも、人間(昆虫の交尾なんて研究に情熱を傾ける人間という面白き存在!)に興味があれば、本書は楽しめる。著者は昆虫を観察し、読者はそんな著者を観察するのである。  ハサミムシのオスの挿入器は二本ある………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年10月15日
[ジャンル]科学・生物

動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか [著]フランス・ドゥ・ヴァール/動物になって生きてみた [著]チャールズ・フォスター

動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか [著]フランス・ドゥ・ヴァール/動物になって生きてみた [著]チャールズ・フォスター

■進化認知学の世界へようこそ  動物たちは、とても賢い。そんなことわかっているよ、当たり前じゃん、と思った人。逆に、そういうのは非科学的なお話だよね、と思った人。あなたがどちらのタイプであっても、まずはドゥ・ヴァールの………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年10月08日
[ジャンル]科学・生物

世界からバナナがなくなるまえに―食糧危機に立ち向かう科学者たち [著]ロブ・ダン

世界からバナナがなくなるまえに―食糧危機に立ち向かう科学者たち [著]ロブ・ダン

■広がる単一品種栽培への警鐘  警告の書だ。世界中から食糧がなくなるかもしれない。作物が病気で全滅するかもしれない。  現在栽培されている作物の多くは単一品種になっている。ジャガイモ、カカオ、バナナ、コーヒー、キャッサ………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年09月24日
[ジャンル]科学・生物

捕まえて、食べる [著]玉置標本

捕まえて、食べる [著]玉置標本

 もう何でもかんでも捕まえて食べるのだった。タコやカニ、マテガイはまだわかるが、ザザムシ、エイってハードル高い!  ザリガニ釣りが大好きだった子どもがそのまま大人になるとこうなるのだろう。全頁(ページ)から著者本人の楽し………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年09月17日
[ジャンル]科学・生物

歌うカタツムリ―進化とらせんの物語 [著]千葉聡

歌うカタツムリ―進化とらせんの物語 [著]千葉聡

■科学の渦巻き構造、歴史も思想も  歌うカタツムリはあまり出てこないが、書名どおりカタツムリについての本。だけどそこには二重の意味が込められている。ひとつは通常連想する生物としてのカタツムリ。もうひとつは、科学の歴史が………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年08月27日
[ジャンル]科学・生物

セレンゲティ・ルール―生命はいかに調節されるか [著]ショーン・B・キャロル

セレンゲティ・ルール―生命はいかに調節されるか [著]ショーン・B・キャロル

■あの秘密知らないと絶滅するぞ  どうぶつ村は大さわぎ。  「ついにニンゲンが⊥の秘密に気づき始めたぞ」  「なんと、あの⊥か」  「そうだ。神秘の⊥、生態系のバランスをつかさどる〈調節〉の理(ことわり)だ」  「お、………[もっと読む]

[評者]山室恭子(東工大教授)
[掲載]2017年08月13日
[ジャンル]科学・生物

地球は本当に丸いのか?―身近に見つかる9つの証拠 [著]武田康男

地球は本当に丸いのか?―身近に見つかる9つの証拠 [著]武田康男

 学校には丸い地球儀があり、図鑑を開けば宇宙から捉えた丸い地球の写真が載っている。私たちは肉眼で地球を外側から確認したこともないのに、自然に、そして無意識に地球は丸いものだと信じ込んでいる。そういった「信念」に囲まれて生………[もっと読む]

[評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)
[掲載]2017年08月13日
[ジャンル]科学・生物

すごい物理学講義 [著]カルロ・ロヴェッリ/ジョルジュ・ペレック―制約と実存 [著]塩塚秀一郎

すごい物理学講義 [著]カルロ・ロヴェッリ/ジョルジュ・ペレック―制約と実存 [著]塩塚秀一郎

■規則の果てに生まれる独創性  世の中には法則がある。  自然法則であれば、自分でつくることはできないから、発見するということになる。理由はわからないなりに、とにかくそうなっている現象を説明しようと試みる。  二十世紀………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2017年07月30日
[ジャンル]文芸 科学・生物

樹木たちの知られざる生活―森林管理官が聴いた森の声 [著]ペーター・ヴォールレーベン/森林業―ドイツの森と日本林業 [著]村尾行一

樹木たちの知られざる生活―森林管理官が聴いた森の声 [著]ペーター・ヴォールレーベン/森林業―ドイツの森と日本林業 [著]村尾行一

■適材適所へ生態学的健康維持を  木や森は、人間にとってどこか理解しがたい存在だ。ところが『樹木たちの知られざる生活』を読むと、木にも私たちとよく似た「生活」があることに気づく。その特性が最大限に発揮される環境が「森」………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2017年07月30日
[ジャンル]政治 科学・生物 社会

そろそろ、人工知能の真実を話そう [著]ジャン=ガブリエル・ガナシア/人工知能の哲学―生命から紐解く知能の謎 [著]松田雄馬

そろそろ、人工知能の真実を話そう [著]ジャン=ガブリエル・ガナシア/人工知能の哲学―生命から紐解く知能の謎 [著]松田雄馬

■AIは人間を凌駕するのか  司会「みなさんこんにちは。今日の激論コーナーは、いま注目のAI、人工知能についてです」  反対派「なんで今回は対談なんですか?」  司会「最近、やわらかい形式の書評が流行なんですよ。〈山室………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年07月23日
[ジャンル]科学・生物 IT・コンピューター

発酵文化人類学―微生物から見た社会のカタチ [著・イラスト]小倉ヒラク

発酵文化人類学―微生物から見た社会のカタチ [著・イラスト]小倉ヒラク

■菌も人間も両方うれしい関係  みんなあつまれ。シェフ・ヒラクの発酵クッキング、はっじまるよ〜♪  まずは、用意するもの。  ◇ホモ・ファーメンタム 醸(かも)す人=つまり私たちのこと 適量  ◇醸す菌 適量  ◇醸さ………[もっと読む]

[評者]山室恭子(東工大教授)
[掲載]2017年07月09日
[ジャンル]科学・生物

我々みんなが科学の専門家なのか? [著]ハリー・コリンズ

我々みんなが科学の専門家なのか? [著]ハリー・コリンズ

 今の世の中、その道の専門家に頼らなければできないことばかりだけれども、肝心のその専門家が、どうにも信頼できない。私たちは専門家をどのように使いこなせばいいのか? 本書は、専門知や専門家の特徴を分析した導きの糸だ。  著………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年07月09日
[ジャンル]人文 科学・生物

ウラルの核惨事―ジョレス・メドヴェージェフ、ロイ・メドヴェージェフ選集第二巻 [著]ジョレス・A・メドヴェージェフ

ウラルの核惨事―ジョレス・メドヴェージェフ、ロイ・メドヴェージェフ選集第二巻 [著]ジョレス・A・メドヴェージェフ

■極秘にされた原子力災害を暴く  1957年、旧ソ連の南ウラルに位置する秘密工場の放射性廃棄物貯蔵庫で爆発があり、のちのチェルノブイリにも比すべき原子力災害が起きた。事故は極秘とされたが、体制を批判する出版で要職を解任………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2017年07月02日
[ジャンル]科学・生物

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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