科学・生物

捕まえて、食べる [著]玉置標本

捕まえて、食べる [著]玉置標本

 もう何でもかんでも捕まえて食べるのだった。タコやカニ、マテガイはまだわかるが、ザザムシ、エイってハードル高い!  ザリガニ釣りが大好きだった子どもがそのまま大人になるとこうなるのだろう。全頁(ページ)から著者本人の楽し………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年09月17日
[ジャンル]科学・生物

歌うカタツムリ―進化とらせんの物語 [著]千葉聡

歌うカタツムリ―進化とらせんの物語 [著]千葉聡

■科学の渦巻き構造、歴史も思想も  歌うカタツムリはあまり出てこないが、書名どおりカタツムリについての本。だけどそこには二重の意味が込められている。ひとつは通常連想する生物としてのカタツムリ。もうひとつは、科学の歴史が………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年08月27日
[ジャンル]科学・生物

セレンゲティ・ルール―生命はいかに調節されるか [著]ショーン・B・キャロル

セレンゲティ・ルール―生命はいかに調節されるか [著]ショーン・B・キャロル

■あの秘密知らないと絶滅するぞ  どうぶつ村は大さわぎ。  「ついにニンゲンが⊥の秘密に気づき始めたぞ」  「なんと、あの⊥か」  「そうだ。神秘の⊥、生態系のバランスをつかさどる〈調節〉の理(ことわり)だ」  「お、………[もっと読む]

[評者]山室恭子(東工大教授)
[掲載]2017年08月13日
[ジャンル]科学・生物

地球は本当に丸いのか?―身近に見つかる9つの証拠 [著]武田康男

地球は本当に丸いのか?―身近に見つかる9つの証拠 [著]武田康男

 学校には丸い地球儀があり、図鑑を開けば宇宙から捉えた丸い地球の写真が載っている。私たちは肉眼で地球を外側から確認したこともないのに、自然に、そして無意識に地球は丸いものだと信じ込んでいる。そういった「信念」に囲まれて生………[もっと読む]

[評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)
[掲載]2017年08月13日
[ジャンル]科学・生物

すごい物理学講義 [著]カルロ・ロヴェッリ/ジョルジュ・ペレック―制約と実存 [著]塩塚秀一郎

すごい物理学講義 [著]カルロ・ロヴェッリ/ジョルジュ・ペレック―制約と実存 [著]塩塚秀一郎

■規則の果てに生まれる独創性  世の中には法則がある。  自然法則であれば、自分でつくることはできないから、発見するということになる。理由はわからないなりに、とにかくそうなっている現象を説明しようと試みる。  二十世紀………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2017年07月30日
[ジャンル]文芸 科学・生物

樹木たちの知られざる生活―森林管理官が聴いた森の声 [著]ペーター・ヴォールレーベン/森林業―ドイツの森と日本林業 [著]村尾行一

樹木たちの知られざる生活―森林管理官が聴いた森の声 [著]ペーター・ヴォールレーベン/森林業―ドイツの森と日本林業 [著]村尾行一

■適材適所へ生態学的健康維持を  木や森は、人間にとってどこか理解しがたい存在だ。ところが『樹木たちの知られざる生活』を読むと、木にも私たちとよく似た「生活」があることに気づく。その特性が最大限に発揮される環境が「森」………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2017年07月30日
[ジャンル]政治 科学・生物 社会

そろそろ、人工知能の真実を話そう [著]ジャン=ガブリエル・ガナシア/人工知能の哲学―生命から紐解く知能の謎 [著]松田雄馬

そろそろ、人工知能の真実を話そう [著]ジャン=ガブリエル・ガナシア/人工知能の哲学―生命から紐解く知能の謎 [著]松田雄馬

■AIは人間を凌駕するのか  司会「みなさんこんにちは。今日の激論コーナーは、いま注目のAI、人工知能についてです」  反対派「なんで今回は対談なんですか?」  司会「最近、やわらかい形式の書評が流行なんですよ。〈山室………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年07月23日
[ジャンル]科学・生物 IT・コンピューター

発酵文化人類学―微生物から見た社会のカタチ [著・イラスト]小倉ヒラク

発酵文化人類学―微生物から見た社会のカタチ [著・イラスト]小倉ヒラク

■菌も人間も両方うれしい関係  みんなあつまれ。シェフ・ヒラクの発酵クッキング、はっじまるよ〜♪  まずは、用意するもの。  ◇ホモ・ファーメンタム 醸(かも)す人=つまり私たちのこと 適量  ◇醸す菌 適量  ◇醸さ………[もっと読む]

[評者]山室恭子(東工大教授)
[掲載]2017年07月09日
[ジャンル]科学・生物

我々みんなが科学の専門家なのか? [著]ハリー・コリンズ

我々みんなが科学の専門家なのか? [著]ハリー・コリンズ

 今の世の中、その道の専門家に頼らなければできないことばかりだけれども、肝心のその専門家が、どうにも信頼できない。私たちは専門家をどのように使いこなせばいいのか? 本書は、専門知や専門家の特徴を分析した導きの糸だ。  著………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年07月09日
[ジャンル]人文 科学・生物

ウラルの核惨事―ジョレス・メドヴェージェフ、ロイ・メドヴェージェフ選集第二巻 [著]ジョレス・A・メドヴェージェフ

ウラルの核惨事―ジョレス・メドヴェージェフ、ロイ・メドヴェージェフ選集第二巻 [著]ジョレス・A・メドヴェージェフ

■極秘にされた原子力災害を暴く  1957年、旧ソ連の南ウラルに位置する秘密工場の放射性廃棄物貯蔵庫で爆発があり、のちのチェルノブイリにも比すべき原子力災害が起きた。事故は極秘とされたが、体制を批判する出版で要職を解任………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2017年07月02日
[ジャンル]科学・生物

情報と秩序―原子から経済までを動かす根本原理を求めて [著]セザー・ヒダルゴ

情報と秩序―原子から経済までを動かす根本原理を求めて [著]セザー・ヒダルゴ

■話題各種が七変化する複雑系  とっちらかった本である。でもそこが、他書にない強烈な魅力を放っている。テーマはざっくり二つ。経済を情報の自己再生産過程とみなすと何がわかるか。そして、そもそも情報って何なのか。  著者は………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年06月25日
[ジャンル]経済 科学・生物

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。 [著]川上和人

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。 [著]川上和人

■わくわくワールドを観察すれば  ◇進路相談室だより◇  鳥類学者になりたいです。胸がドキドキする本に出合いました。噴火で出現したばかりの絶海の孤島で、生物相が誕生するところから観察できるなんて、この世界の未来はどうな………[もっと読む]

[評者]山室恭子(東工大教授)
[掲載]2017年06月18日
[ジャンル]科学・生物

復興ストレス 失われゆく被災の言葉 [著]伊藤浩志 / 理性の起源 賢すぎる、愚かすぎる、それが人間だ [著]網谷祐一 / モラルの起源 実験社会科学からの問い [著]亀田達也

復興ストレス 失われゆく被災の言葉 [著]伊藤浩志 / 理性の起源 賢すぎる、愚かすぎる、それが人間だ [著]網谷祐一 / モラルの起源 実験社会科学からの問い [著]亀田達也

■情動や共感こそ心の基盤  科学は人の心にどこまで迫れるか? さまざまな角度から、さまざまな方法を使って肉薄した3冊をまとめて御紹介する。  自身の社会心理学的な研究を中心に、進化論や社会哲学を射程に入れつつ考察を進め………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年05月07日
[ジャンル]科学・生物

毒々生物の奇妙な進化 [著]クリスティー・ウィルコックス

毒々生物の奇妙な進化 [著]クリスティー・ウィルコックス

■食物連鎖を逆転、特効薬にも  本書に登場するハワイ大大学院の女性は、海で遊泳中にハコクラゲの大群に刺され、激痛と呼吸困難で溺れかけた。九死に一生を得た彼女はその後、この毒素に強い興味を抱き、クラゲの毒液研究者になって………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2017年04月23日
[ジャンル]科学・生物

ロボットの歴史を作ったロボット100 [著]アナ・マトロニック

ロボットの歴史を作ったロボット100 [著]アナ・マトロニック

■問題知る手がかり、空想世界に  ロボット博物誌のバイブルだ。科学や技術について考える際には想像力が必須だということを、改めて思い知らせてくれる。  タイトルのとおり、ロボットが次から次へと出てくる。最初の4分の3は架………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年04月23日
[ジャンル]科学・生物

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