経済

日本のものづくり―競争力基盤の変遷 [著]港徹雄 

日本のものづくり―競争力基盤の変遷 [著]港徹雄 

■製造業、陰りの理由はどこに  韓国産の自動車が品質面で日本産と同等か上回るような評価を欧米で受ける。日本の電機メーカーがなかなか利益を出せない。一昔前に世界を席巻した日本の製造業の競争力にはっきりと陰りが見える。本書………[もっと読む]

[評者]植田和男(東京大学教授)
[掲載]2011年11月20日
[ジャンル]経済

石ころをダイヤに変える「キュレーション」の力 [著]勝見明

石ころをダイヤに変える「キュレーション」の力 [著]勝見明

 「キュレーション」は美術館や博物館で企画や展示を担当する専門職の「キュレーター」に由来する言葉。著者は、モノや情報が飽和状態になっているビジネスの世界でも、キュレーターのように(1)既存の意味を問い直して再定義し(2)………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年11月13日
[ジャンル]経済 社会

テクノロジーとイノベーション 進化/生成の理論 [著]W・ブライアン・アーサー

テクノロジーとイノベーション 進化/生成の理論 [著]W・ブライアン・アーサー

■大胆に描く、技術の自律的変化  本書の手柄は中身よりアプローチにある。イノベーションは経済、いや人間社会と文明の発展に決定的な重要性を持つ。が、どうすればそれが起こるのか?  これについての既存研究は多いし、著者の答………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2011年10月30日
[ジャンル]経済 科学・生物 社会

日本経済の底力―臥龍が目覚めるとき [著]戸堂康之

日本経済の底力―臥龍が目覚めるとき [著]戸堂康之

■東北復興のために何が必要か  本書は経済発展論、あるいは産業集積に関する空間経済学の成果を踏まえて、日本経済、および東日本大震災後の東北地方の問題点と可能性に迫った力作である。  経済発展の源泉は技術進歩だが、著者に………[もっと読む]

[評者]植田和男(東京大学教授)
[掲載]2011年10月23日
[ジャンル]経済 新書

〈起業〉という幻想―アメリカン・ドリームの現実 [著]スコット・A・シェーン

〈起業〉という幻想―アメリカン・ドリームの現実 [著]スコット・A・シェーン

■安易な「夢」にデータで冷や水  近年のアップル社の成功で、日本版ジョブズ待望論や、景気回復には起業による創造的破壊が必須、といった物言いをあちこちで目にする。そしてアメリカは起業に有利な環境だから、日本も政策的に起業………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2011年10月23日
[ジャンル]経済 社会

創造的破壊―グローバル文化経済学とコンテンツ産業 [著]タイラー・コーエン

創造的破壊―グローバル文化経済学とコンテンツ産業 [著]タイラー・コーエン

■文化は常に混合し変化する  グローバリズムは地域文化を破壊し、低俗なハリウッド映画とマクドナルドで世界を画一化する陰謀だ、といった議論は多い。だから外国文化の侵入を規制し、自国文化の衰退を防げ、と。  本書は経済学の………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2011年08月07日
[ジャンル]経済 国際

風評被害―そのメカニズムを考える [著]関谷直也

風評被害―そのメカニズムを考える [著]関谷直也

■避けがたさ前提、行動のヒント  「風評被害」という言葉があいまいなのは、厳密な定義なしに、1990年代末からマスコミ用語として使われ始めたからだという。  著者は、人々が事件や災害などの報道をきっかけに、消費や観光な………[もっと読む]

[評者]辻篤子(本社論説委員)
[掲載]2011年07月10日
[ジャンル]経済 社会 新書

しあわせ節電 [著]鈴木孝夫

しあわせ節電 [著]鈴木孝夫

■嫌々ではなく一種の趣味として  世を挙げて「節電」の大合唱だが、そんななか、言語学者の出した節電の本である。タイトルも可愛らしくて、「おや」と思って手に取った。  「戦前の暮らしを劇的に変化させないで今までやってきま………[もっと読む]

[評者]松永美穂(早稲田大学教授・ドイツ文学)
[掲載]2011年07月10日
[ジャンル]経済 社会

大津波と原発 [著]内田樹、中沢新一、平川克美

大津波と原発 [著]内田樹、中沢新一、平川克美

 この惨事に学び、この国は何をめざすべきか。皮相にとどまらず、思想、歴史、宗教を見すえ、本質的に議論しよう。そう考えた3人が、東日本大震災から約3週間後、インターネットで動画配信された番組で語り合った内容に、加筆したも………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年06月26日
[ジャンル]政治 経済 人文

企業の社会的責任、先駆け 末永國紀著『近江商人・三方よし経営に学ぶ』 【大阪】

企業の社会的責任、先駆け 末永國紀著『近江商人・三方よし経営に学ぶ』 【大阪】

 近江商人の研究で知られる末永國紀(くにとし)・同志社大教授が「近江商人三方よし経営に学ぶ」(ミネルヴァ書房、税抜き2800円)=写真=を出版した。近江商人の歴史や経営のほか、企業の社会的責任(CSR)の先駆けともいえ………[もっと読む]

[評者]大村治郎
[掲載]2011年06月23日
[ジャンル]経済 ノンフィクション・評伝

経済成長とモラル [著]ベンジャミン・M・フリードマン

経済成長とモラル [著]ベンジャミン・M・フリードマン

■成長は政治と社会の寛容を生む  人間、あるいは社会全体は所得水準が向上すると、より開放的、寛容になり、さらには民主的な諸制度も広まるものなのだろうか。あるいは逆に他人のことは忘れがちになるのだろうか。この古今東西の難………[もっと読む]

[評者]植田和男(東京大学教授)
[掲載]2011年06月12日
[ジャンル]経済 人文 社会

資生堂という文化装置 1872—1945 [著]和田博文

資生堂という文化装置 1872—1945 [著]和田博文

■衣も食も、資料でたどる女性文化  今ほどファッション雑誌がなかった10代の頃、資生堂のPR誌「花椿」は私にとって憧れに満ちた存在だった。斬新な写真やテクストによって語られる最新の流行は、まだ口紅も知らぬ中高生にとって………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2011年06月05日
[ジャンル]歴史 経済

ホリエモンの宇宙論 [著]堀江貴文

ホリエモンの宇宙論 [著]堀江貴文

■しょぼさにロマン、星へバイク便  数年前にラスベガスに行って、ホーキング博士も体験した無重力飛行に挑戦したとき、アメリカの民間宇宙旅行熱が尋常でないことを実感した。NASA(米航空宇宙局)が宇宙開発を民間企業に開放し………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2011年05月15日
[ジャンル]経済 科学・生物

なぜ経済予測は間違えるのか? [著]デイヴィッド・オレル

なぜ経済予測は間違えるのか? [著]デイヴィッド・オレル

 大震災が起こる想定では金がかかりすぎるから、起こらないと想定しよう——福島第一原発の大事故は、原発が何より経済システムであることを見せつけた。  本書は、市場主義経済の原理的な危うさを撃つ。応用数学者である筆者によれ………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年05月08日
[ジャンル]経済

ユニクロ帝国の光と影 [著]横田増生

ユニクロ帝国の光と影 [著]横田増生

■意図を裏切り、見事な企業分析  本書は奇妙な本だ。著者の執筆意図を完全に裏切る形で、見事な企業分析になってしまっているのだから。  ユニクロは短期間で国民的ブランドにのしあがった。著者の主な意図は、その急成長の裏にあ………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2011年05月01日
[ジャンル]経済

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