科学・生物

ミツバチの会議―なぜ常に最良の意思決定ができるのか [著] トーマス・D・シーリー

ミツバチの会議―なぜ常に最良の意思決定ができるのか [著] トーマス・D・シーリー

■多様な解答を探り、優れた結論へ  コーネル大学で学科長をしている著者は教授会を極めて民主的に運営している。それはミツバチから学んだことなのだ。ではいったいどんな風にミツバチは社会を運営しているのだろう。  本書は、働………[もっと読む]

[評者]田中優子(法政大学教授・近世比較文化)
[掲載]2013年12月15日
[ジャンル]科学・生物

スズメ つかず・はなれず・二千年 [著]三上修

スズメ つかず・はなれず・二千年 [著]三上修

■身近な鳥には驚きがいっぱい  部屋の窓から、スズメが遊ぶ姿を眺めるのが好きだ。ある日、スズメのヒナが地面をよちよち歩いているのを発見した。おおいに気を揉(も)むも、親スズメがちゃんと餌を運んでおり、翌朝にはヒナも見事………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2013年12月08日
[ジャンル]科学・生物

フラクタリスト―マンデルブロ自伝 [著]ベノワ・B・マンデルブロ

フラクタリスト―マンデルブロ自伝 [著]ベノワ・B・マンデルブロ

 一見、無秩序に見える自然をとらえる幾何学。逆に、簡単な数式が複雑で不思議な図形を描く——フラクタル理論を「発見」したのがマンデルブロだ。1924年、ポーランド生まれのユダヤ人。ナチの手を逃れる青年期までの足跡もスリリン………[もっと読む]

[掲載]2013年12月01日
[ジャンル]科学・生物

ウォール街の物理学者 [著]ジェイムズ・オーウェン・ウェザーオール

ウォール街の物理学者 [著]ジェイムズ・オーウェン・ウェザーオール

■市場に潜む法則、科学で挑む  2008年、リーマンショックなどの金融危機が世界を襲った時、著者は物理・数学の博士課程の学生だった。金融危機の元凶として数理モデルへの過信を糾弾する声に耳を傾けつつも、別の物理学的方法で………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年11月24日
[ジャンル]科学・生物

人類が絶滅する6のシナリオ もはや空想ではない終焉の科学 [著]フレッド・グテル

人類が絶滅する6のシナリオ もはや空想ではない終焉の科学 [著]フレッド・グテル

■地球史レベルでみる「私たち」  人類の絶滅というとどこかSF的な話にしか聞こえないかもしれない。しかし、たとえば1億年後にも人類が生存していると断言できる人はどれぐらいいるだろうか。なにしろ地球に生命が誕生してから4………[もっと読む]

[評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)
[掲載]2013年11月24日
[ジャンル]科学・生物

カミキリ学のすすめ [編著]新里達也

カミキリ学のすすめ [編著]新里達也

■野性味たっぷりの「虫屋」讃歌  筋金入りのカミキリムシ好きが集まって書き上げた「カミキリ屋」讃歌(さんか)である。  昆虫採集といえば生物趣味界でも専業化がたいへんに進んだ濃密な分野であり、ある古書店主によれば古い博………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2013年11月24日
[ジャンル]科学・生物

謎の蝶アサギマダラはなぜ海を渡るのか? [著]栗田昌裕

謎の蝶アサギマダラはなぜ海を渡るのか? [著]栗田昌裕

■2千キロも移動、奇跡的な邂逅  世界でも類を見ない海を渡る蝶(ちょう)アサギマダラの謎に満ちた行動を記録したドキュメントである。著者は数学を愛する医師で、理性と科学知によってアサギマダラの生態と自らの行動を通し、読者………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2013年11月17日
[ジャンル]科学・生物

ナウシカの飛行具、作ってみた [著]八谷和彦、猪谷千香、あさりよしとお/液体燃料ロケットをDIYしてみた [著]あさりよしとお

ナウシカの飛行具、作ってみた [著]八谷和彦、猪谷千香、あさりよしとお/液体燃料ロケットをDIYしてみた [著]あさりよしとお

■大空を駆ける「素人」の熱意  『ナウシカの飛行具、作ってみた』は、映画「風の谷のナウシカ」の軽快な飛行具メーヴェに触発され、実際に人が乗って飛べるものを実現したアーティストの著。10年かけて、構想、設計、製作、さらに………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年11月17日
[ジャンル]科学・生物

クマムシ博士の「最強生物」学講座 [著]堀川大樹

クマムシ博士の「最強生物」学講座 [著]堀川大樹

 マイナス273度の低温をしのぎ、水深1万メートルの75倍の圧力に耐え、宇宙空間に10日間さらされても大丈夫。そんな「最強生物」クマムシの研究者による科学エッセー。  体長0.1〜1ミリの彼ら。実は、市街地の路上のコケに………[もっと読む]

[掲載]2013年11月10日
[ジャンル]科学・生物

自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか [著]キャロル・キサク・ヨーン

自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか [著]キャロル・キサク・ヨーン

■魚類は「科学的」に存在しない?  魚類という分類群が「科学的」には存在しないという主張をご存じだろうか。生物の系統を明らかにする分岐学の立場で分類を考えるとそうなる。分類はある共通祖先から出た生き物を一括(くく)りに………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年11月10日
[ジャンル]科学・生物

ヒッグス―宇宙の最果ての粒子 [著]ショーン・キャロル

ヒッグス―宇宙の最果ての粒子 [著]ショーン・キャロル

■ノーベル賞もたらした大発見  今年のノーベル物理学賞は、ヒッグス粒子なるものの存在を半世紀前に予想した2人の理論物理学者が受賞した。昨年、スイス・ジュネーブ郊外の欧州合同原子核研究機関(CERN)の実験で、同粒子が実………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年11月03日
[ジャンル]科学・生物

科学と人間―科学が社会にできること [著]佐藤文隆/科学者が人間であること [著]中村桂子

科学と人間―科学が社会にできること [著]佐藤文隆/科学者が人間であること [著]中村桂子

■数値化が進める近代文明の落日  この2冊は、どちらも科学がますます専門化そして数値化することに対する警告の書である。日本を代表する量子力学の第一人者・佐藤と「生命誌」を提唱する生命科学者・中村から奇(く)しくも同じタ………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2013年10月20日
[ジャンル]科学・生物

未来の食卓―2035年 グルメの旅 [著]ジョシュ・シェーンヴァルド

未来の食卓―2035年 グルメの旅 [著]ジョシュ・シェーンヴァルド

■第二のサーモン、疑似肉…  20年後の消費者の舌と胃袋を満足させる食材は何か。著者はさまざまな食材開発に挑む研究者、市場関係者らを端から訪ね歩く。食にハイテクをもちこむことに抵抗感があった著者だが、取材を重ねるうちに………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2013年09月29日
[ジャンル]科学・生物

炭素文明論―「元素の王者」が歴史を動かす [著]佐藤健太郎

炭素文明論―「元素の王者」が歴史を動かす [著]佐藤健太郎

■希少元素をめぐる人類の争い  炭素は人類にとってなくてはならない元素である。人類の存在はまさに炭素のもとでなりたっているとさえいっていい。たとえば人体から水分を除いた体重の半分は炭素によって占められているという。人類………[もっと読む]

[評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)
[掲載]2013年09月29日
[ジャンル]科学・生物

イーハトーブ・ガーデン―宮沢賢治が愛した樹木や草花 [著]赤田秀子

イーハトーブ・ガーデン―宮沢賢治が愛した樹木や草花 [著]赤田秀子

 宮沢賢治の詩や短歌、童話には約260種の草花と約120種の樹木が登場する。賢治の文語詩に取りくむ在野の研究者である著者は、そんな植物を市民農園で育てたり、賢治の原郷イーハトーブで撮影したりしてきた。その美しい写真に、簡………[もっと読む]

[掲載]2013年09月29日
[ジャンル]文芸 科学・生物

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