新書

小泉政権 内山融著 内政改革に比べ、戦略性乏しい外交

小泉政権 内山融著 内政改革に比べ、戦略性乏しい外交

 戦後歴代3位の長期政権となった小泉政権が終了して8カ月。冷静な評価を下す時期が来たと思っていたら、「小泉政権は何を変えたのか?」や「なぜ、小泉に改革ができたのか?」をコンパクトにまとめた本書が刊行された。  小泉前首………[もっと読む]

[評者]小林良彰(慶應大学教授)
[掲載]2007年06月03日
[ジャンル]政治 人文 新書

反西洋思想 [著]イアン・ブルマ、アヴィシャイ・マルガリート

反西洋思想 [著]イアン・ブルマ、アヴィシャイ・マルガリート

■何者かに脅かされている危機感反映  冷戦後の世界における衝突、対立を論ずる議論は概して、対立の原因を冷戦期のような「主義」にではなく、民族や家の宗教・宗派のような、先天的要素に帰する。ハンチントンの『文明の衝突』は代………[もっと読む]

[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授)
[掲載]2006年11月26日
[ジャンル]歴史 人文 新書

性と暴力のアメリカ [著]鈴木透

性と暴力のアメリカ [著]鈴木透

■「特異な国」はなぜできたか  普通の国(?)の例として、私どもはよく「アメリカでは……」という言い方をする。これは正しい認識なのだろうか。いいえ、とんでもない、というのが本書を貫く主張である。厳格な性道徳と性解放が併………[もっと読む]

[評者]斎藤美奈子(文芸評論家)
[掲載]2006年11月19日
[ジャンル]歴史 社会 新書

マンションの地震対策 [著]藤木良明

マンションの地震対策 [著]藤木良明

■過去の震災教訓に心構え伝授  欧米に比べ日本のマンションの歴史は短いが、今その数は急速に増えている。しかも日本は世界有数の災害国。来るべき大地震にどう備えるべきか。もし地震で壊れたらどうするか。姉歯元建築士の構造強度………[もっと読む]

[評者]陣内秀信(法政大学教授)
[掲載]2006年11月05日
[ジャンル]政治 アート・ファッション・芸能 新書

格差社会 [著]橘木俊詔/日本の貧困研究 [著]橘木俊詔、浦川邦夫

格差社会 [著]橘木俊詔/日本の貧困研究 [著]橘木俊詔、浦川邦夫

■深刻な〈相対的貧困〉に分析の光  格差をめぐる論争が再燃している。経済学の分野で新しい火種を作ったのは労働経済学者の大竹文雄氏だ。同氏は昨年話題になった『日本の不平等』(日本経済新聞社)で、日本の格差は所得分配の不平………[もっと読む]

[評者]高橋伸彰(立命館大学教授)
[掲載]2006年10月29日
[ジャンル]社会 新書

2大政党制は何をもたらすか [著]川上和久

2大政党制は何をもたらすか [著]川上和久

■神話を排し、長所短所を考量  「二大政党制になれば、それだけで理想の政治が実現する」という神話がいまだ消えない。しかし、現実的には二大政党制になっている米国や英国で、理想の政治が実現していると考える有権者は多くない。………[もっと読む]

[評者]小林良彰(慶應大学教授)
[掲載]2006年10月29日
[ジャンル]政治 新書

アンダースロー論 [著]渡辺俊介

アンダースロー論 [著]渡辺俊介

■絶滅危惧種のロマン明かす  プロ野球選手の日常とスキル(技能)を事細かに言語化した一冊である。表題の投法は言うまでもなく下手投げのこと。『サイドスロー』では、いまひとつインパクトが足りない。「絶滅危惧(きぐ)種」と言………[もっと読む]

[評者]佐山一郎(作家)
[掲載]2006年10月22日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 新書

爆笑問題の戦争論 [著]爆笑問題/憲法九条を世界遺産に [著]太田光・中沢新一

爆笑問題の戦争論 [著]爆笑問題/憲法九条を世界遺産に [著]太田光・中沢新一

■「笑い」を力に現代日本に切り込む  流行・風俗から政治・国際問題までを、「ギャグのネタ」として取り上げ続けてきた異色の漫才コンビ・爆笑問題。そのふたりが、「日本の戦争」だけをテーマに一年間、月刊誌での紙上漫才に取り組………[もっと読む]

[評者]香山リカ(精神科医、立教大学教授)
[掲載]2006年09月10日
[ジャンル]歴史 社会 新書

神風連とその時代 [著]渡辺京二

神風連とその時代 [著]渡辺京二

■「神政」掲げた悲壮な武装反乱の真相  この一冊は一九七七年に福岡の葦(あし)書房から刊行されたきり、長らく絶版になっていた幻の名著の復刊である。思想史的に孤立し、敬遠されてきた神風連が、初めて理解可能になった思いがす………[もっと読む]

[評者]野口武彦(文芸評論家)
[掲載]2006年08月06日
[ジャンル]歴史 新書

アメリカの原理主義 [著]河野博子

アメリカの原理主義 [著]河野博子

■「建国精神」への回帰が顕著  2年前にブッシュ米大統領が再選された際、地元メディアは道徳的価値(モラル・バリュー)に対する有権者の態度が最大の勝因と報じた。しかし、日本人には、もう一つ釈然としない説明のようにも思えた………[もっと読む]

[評者]小林良彰(慶應大学教授)
[掲載]2006年08月06日
[ジャンル]社会 新書 国際

ブリュージュ [著]河原温

ブリュージュ [著]河原温

■交易と文化の街の歴史と魅力  水の街は美しい。「北方のヴェネツィア」と呼ばれるブリュージュもその一つ。各地との交易で中世から繁栄し、高い文化を誇ったフランドルの水都の歴史と魅力を本書は見事に描く。都市史を専門とする歴………[もっと読む]

[評者]陣内秀信(法政大学教授)
[掲載]2006年07月30日
[ジャンル]歴史 新書

貝と羊の中国人  [著]加藤徹

貝と羊の中国人  [著]加藤徹

■文化の深層を平明に解説  中国って何だろう。経済交流が広がって中国と直接かかわる日本人も増え、ニュースやドキュメンタリーでも中国はよく出てくる。だが知れば知るほどわからない、古くて新しく、多様で多層かつ巨大な社会! ………[もっと読む]

[評者]高原明生(東京大学教授)
[掲載]2006年07月30日
[ジャンル]経済 人文 新書

バイオポリティクス―人体を管理するとはどういうことか [著]米本昌平

バイオポリティクス―人体を管理するとはどういうことか [著]米本昌平

 生命倫理で、せめぎあう「個」と「公」  著者が昔、チベットの寒村に出かけたときの話を旧作『知政学のすすめ』で読んだことがある。鳥葬の風習をもつその村で、老人が臨終の床にあった。ところが同僚の医師が診察したところ、一瞬………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2006年07月23日
[ジャンル]科学・生物 医学・福祉 新書

現代経済学の誕生 [著]伊藤宣広 

現代経済学の誕生 [著]伊藤宣広 

■ケインズに先立つマーシャル再認識  マーシャルの名は知らなくても彼がケンブリッジ大学教授就任の講演で語った「冷静な頭脳と温かい心情(cool head but warm heart)」を知る人は多いはずだ。ロンドンの………[もっと読む]

[評者]高橋伸彰(立命館大学教授)
[掲載]2006年06月25日
[ジャンル]経済 新書

日本人の遺訓 [著]桶谷秀昭 

日本人の遺訓 [著]桶谷秀昭 

■人のまさに死なんとする、その言やよし  人のまさに死なんとする、その言や善し(論語)。この一冊は、三十四人の日本人が後世に言い残した「最後の言葉の語録」である。  遺訓は遺書ではない。形式の制約はなく、特定の個人に宛………[もっと読む]

[評者]野口武彦(文芸評論家)
[掲載]2006年05月07日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 新書

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