国際

アジアの激動を見つめて [著]ロバート・A・スカラピーノ

アジアの激動を見つめて [著]ロバート・A・スカラピーノ

■優れた研究者の愛に満ちた応援歌  著者はわが国で長年、日本政治の専門家として知られてきた。アメリカでは、日本政治が専門であっても、授業ではアジアあるいは極東の政治といったタイトルのもと、複数の国を扱わなければならない………[もっと読む]

[評者]久保文明(東京大学教授)
[掲載]2010年09月19日
[ジャンル]政治 国際

毛沢東 ある人生〈上・下〉 [著]フィリップ・ショート

毛沢東 ある人生〈上・下〉 [著]フィリップ・ショート

■客観的に実像描き、軌跡の全容を解剖  現在、中国の知識人に毛沢東の功罪を尋ねると、大体が口ごもりながらも「功が七割、罪が三割」と答える。この比率がなぜか共通している。ある研究者が「トウ小平がそう答えたから」と教えてく………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2010年09月19日
[ジャンル]政治 ノンフィクション・評伝 国際

カチンの森 ポーランド指導階級の抹殺 [著]ヴィクトル・ザスラフスキー

カチンの森 ポーランド指導階級の抹殺 [著]ヴィクトル・ザスラフスキー

■ソ連の隠蔽工作、破綻の経緯分析  第2次大戦のさなか、1943年4月にドイツのラジオ放送は、占領地のスモレンスクに近いカチンの森で、2万5千人にものぼるポーランド将校の、埋葬射殺死体が発見された、と報じた。ドイツはそ………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年09月12日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 国際

抵抗と協力のはざま-近代ビルマ史のなかのイギリスと日本 [著]根本敬

抵抗と協力のはざま-近代ビルマ史のなかのイギリスと日本 [著]根本敬

■したたかに政治的自立探る  「ビルマ(現ミャンマー)近代史の学術書」と聞くと、読書家でもなかなか食指が動かないだろう。しかし本書をぜひ、手にとってほしい。ビルマ独立運動に従事した若き政治家・活動家が、植民地権力への「………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2010年09月12日
[ジャンル]政治 ノンフィクション・評伝 国際

アジア連合への道 理論と人材育成の構想 [著]天児慧

アジア連合への道 理論と人材育成の構想 [著]天児慧

 ■地域統合へ、研究と実践橋渡し  永らく世間の話題から遠ざかっていた「東アジア共同体」論。  しかし昨年、首相となった鳩山由紀夫氏が「東アジア共同体」構想をぶちあげたことから、再び注目の的となった。しかし、瞬く間に鳩………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2010年09月05日
[ジャンル]政治 国際

反米の系譜学 近代思想の中のアメリカ [著]ジェームズ・W・シーザー

反米の系譜学 近代思想の中のアメリカ [著]ジェームズ・W・シーザー

■■18世紀欧州に発する「否定」を批判  今日世界のいたるところに「反米」の風潮がある。本書はその原因を現代の世界状況に見るかわりに、反米という観念の源泉に遡(さかのぼ)って考える。いいかえれば、否定的なシンボルとして………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2010年08月29日
[ジャンル]人文 国際

ホワイトハウス・フェロー [著]チャールズ・P・ガルシア

ホワイトハウス・フェロー [著]チャールズ・P・ガルシア

■層の厚いアメリカ流人材育成  1965年、15人のホワイトハウス・フェロー第1期生が大統領執務室でジョンソン大統領と対面した。優秀な若者に1年間、政府最上層部での経験を積ませるために、とりわけ高官と直接接触する機会を………[もっと読む]

[評者]久保文明(東京大学教授)
[掲載]2010年08月08日
[ジャンル]政治 国際

サッカーが勝ち取った自由ーアパルトヘイトと闘った刑務所の男たち [著]チャック・コール、マービン・クローズ著

サッカーが勝ち取った自由ーアパルトヘイトと闘った刑務所の男たち [著]チャック・コール、マービン・クローズ著

■民主化精神を獲得、国家の礎に  南アフリカ・ケープタウンの沖に浮かぶロベン島。ここはかつて島全体がマンデラ元大統領らの政治犯を収容する刑務所だった。アパルトヘイトに反対する活動家が激しい拷問を受け、苦役を強いられた「………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2010年06月20日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 国際

絆と権力ーガルシア=マルケスとカストロ [著]アンヘル・エステバン、ステファニー・パニチェリ

絆と権力ーガルシア=マルケスとカストロ [著]アンヘル・エステバン、ステファニー・パニチェリ

■文学と革命の「友情」、意味があった80年代  1982年ノーベル文学賞を受賞したガルシア=マルケスの名声は、スペイン語圏はいうまでもなく、世界中に広がった。“マジック・リアリズム”と呼ばれたその作風が、近代文学(リア………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2010年06月20日
[ジャンル]政治 ノンフィクション・評伝 国際

この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将・根本博の奇跡 [著]門田隆将

この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将・根本博の奇跡 [著]門田隆将

■果断を下した武人の数奇な人生  ここに取り上げられたのは、一般にはほとんど知られていない元陸軍中将、根本博の数奇な人生である。  1945年8月15日、日本はポツダム宣言を受け入れて、連合国に降伏した。そのとき、根本………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年06月13日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 国際

バーナンキは正しかったか?FRBの真相 [著]デイビッド・ウェッセル

バーナンキは正しかったか?FRBの真相 [著]デイビッド・ウェッセル

■日本の失敗から学び損ねた米国  本書は米国の有力ジャーナリストによる2007年以降の金融経済危機時における米国の政策決定過程のリポートである。特に、焦点は連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長の言動、すなわち金………[もっと読む]

[評者]植田和男(東京大学教授)
[掲載]2010年06月13日
[ジャンル]政治 経済 国際

ジダンー物静かな男の肖像 [著]パトリック・フォール、ジャン・フィリップ

ジダンー物静かな男の肖像 [著]パトリック・フォール、ジャン・フィリップ

■ヒーローの「暗転」、その理由は  思い出すに、前回のサッカーW杯は、奇妙な大会だった。普通は、優勝国が記憶の核になるのに、後世まで、次のように語り継がれるはずだから。「ジダンが決勝戦で頭突きして退場、引退した、あの大………[もっと読む]

[評者]四ノ原恒憲(朝日新聞記者)
[掲載]2010年06月13日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 国際

ポジティブ病の国、アメリカ [著]バーバラ・エーレンライク

ポジティブ病の国、アメリカ [著]バーバラ・エーレンライク

■サブプライム被害でも「前向きに」  ポジティブな考え方をすること(positive thinking)がアメリカ全体を蝕(むしば)んでいると本書は警告を発する。アメリカ人にとって、ポジティブであることはもはやイデオロ………[もっと読む]

[評者]久保文明(東京大学教授)
[掲載]2010年06月13日
[ジャンル]社会 国際

グーグル秘録ー完全なる破壊 [著]ケン・オーレッタ

グーグル秘録ー完全なる破壊 [著]ケン・オーレッタ

■止まらない進撃、傲慢さもはらみ  グーグルという社名は、10の100乗を意味するグーゴルにちなむという。電子辞書を引けば、小文字で始まる一般名詞として、また、「ググる」の項目もある。「グーグルで検索する」という意味だ………[もっと読む]

[評者]辻篤子(本社論説委員)
[掲載]2010年06月06日
[ジャンル]経済 IT・コンピューター 国際

ケインズ説得論集 [著]J・M・ケインズ 

ケインズ説得論集 [著]J・M・ケインズ 

■時代を超えても変わらぬ本質  サブプライムローン問題から始まってリーマン・ショック、そして最近のギリシャ財政破綻(はたん)に至るまで、悲観論に傾きがちの私たち日本人は、将来が心配でたまらない。そのせいか時事問題を易し………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2010年06月06日
[ジャンル]経済 国際

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