政治

スノーデンファイル [著]ルーク・ハーディング / 暴露 [著]グレン・グリーンウォルド

スノーデンファイル [著]ルーク・ハーディング / 暴露 [著]グレン・グリーンウォルド

■自由の国揺るがす、諜報機関の暴走  諜報(ちょうほう)機関員のイメージは中年女たらしのジェームズ・ボンドや引退間際の英国紳士スマイリーに代表されてきたが、エージェントの主な活躍舞台がIT世界になった今日は、エドワード………[もっと読む]

[評者]島田雅彦(作家・法政大学教授)
[掲載]2014年06月08日
[ジャンル]政治 社会

素顔の孫文―国父になった大ぼら吹き [著]横山宏章

素顔の孫文―国父になった大ぼら吹き [著]横山宏章

■歴史を動かした革命家の実像  三民主義を掲げ、辛亥革命をリードした近代中国の国父孫文。日本の歴史の教科書にも威厳のある口ひげを蓄えて登場するこの偉人が、実は大言壮語ばかりする困った人物だったらしいというのは何かで読ん………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2014年06月08日
[ジャンル]歴史 政治

ハンナ・アーレント [著]矢野久美子 / 戦争と政治の間 ハンナ・アーレントの国際関係思想 [著]パトリシア・オーウェンズ

ハンナ・アーレント [著]矢野久美子 / 戦争と政治の間 ハンナ・アーレントの国際関係思想 [著]パトリシア・オーウェンズ

■世界の複数性、思考し続けて  映画でも話題になった政治思想家アーレント。ドイツ哲学に学んだ後、ナチス迫害を逃れてアメリカに亡命した彼女について、簡にして要を得た評伝が出た(『ハンナ・アーレント』)。理論中心の従来のア………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2014年06月01日
[ジャンル]歴史 政治

亡国の安保政策―安倍政権と「積極的平和主義」の罠 [著]柳澤協二

亡国の安保政策―安倍政権と「積極的平和主義」の罠 [著]柳澤協二

■介入を正当化する集団的自衛権  安倍政権が進める憲法の解釈変更。その問題点はどこにあるのか。元防衛官僚で、第1次安倍政権では官邸の中枢にいた著者が、専門的な安全保障論の観点から徹底的に批判を加える。  国連PKO活動………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2014年05月25日
[ジャンル]政治

九月、東京の路上で [著]加藤直樹 / ルポ 京都朝鮮学校襲撃事件 [著]中村一成

九月、東京の路上で [著]加藤直樹 / ルポ 京都朝鮮学校襲撃事件 [著]中村一成

■差別への「慣れ」、暴力生む下地に  関東大震災の際、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」といった流言が拡散し、多くの朝鮮人、および朝鮮人と間違われるなどした日本人や中国人らが虐殺された。1923年の出来事だ。この出来事は、災………[もっと読む]

[評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)
[掲載]2014年05月18日
[ジャンル]歴史 政治

日本を再発明する―時間、空間、ネーション [著]テッサ・モーリス=スズキ

日本を再発明する―時間、空間、ネーション [著]テッサ・モーリス=スズキ

■虚をつく「発明」、明治期の国家  すぐれた外国人研究者による日本研究には、ひとことで、鮮やかに本質をつき、同時に、日本人の虚をつくものがある。この場合、それがすでにタイトルだったので、さらに衝撃的だった。  なぜって………[もっと読む]

[評者]赤坂真理(作家)
[掲載]2014年05月18日
[ジャンル]政治 社会

レーガンとサッチャー 新自由主義のリーダーシップ [著]ニコラス・ワプショット

レーガンとサッチャー 新自由主義のリーダーシップ [著]ニコラス・ワプショット

■20世紀史書き換えた信頼関係  20世紀の人類史ではソ連の社会主義体制の崩壊がもっとも特筆されることの一つだろう。その崩壊の最終段階で主要な役割を果たしたのが、米国のレーガン大統領と英国のサッチャー首相である。それぞ………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2014年04月27日
[ジャンル]歴史 政治

人間は料理をする―(上)火と水 (下)空気と土 [著]マイケル・ポーラン

人間は料理をする―(上)火と水 (下)空気と土 [著]マイケル・ポーラン

■人類進化の鍵握る、料理の本質を考察  本書は古代の四大元素、火、水、空気、土に絡めて、肉を焼く、煮る、パンを作る、発酵させるという料理の基本を実践的に考察している。ほかならぬファストフード発祥の地アメリカにおいて、食………[もっと読む]

[評者]島田雅彦(作家・法政大学教授)
[掲載]2014年04月06日
[ジャンル]政治 社会

「問い」としての公害―環境社会学者・飯島伸子の思索 [著]友澤悠季

「問い」としての公害―環境社会学者・飯島伸子の思索 [著]友澤悠季

■人間の苦しみ和らげる学問  学校教育の社会科で誰もが習う「公害」問題。戦後高度成長の裏側で激甚な公害問題が起き、多くの人々が被害で苦しんだ。しかし今やこれは「克服」され、地球環境問題の時代に移ったとされる。しかし本当………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2014年04月06日
[ジャンル]政治 社会

ジャン=ジャック・ルソーの政治哲学―一般意志・人民主権・共和国 [著]ブリュノ・ベルナルディ

ジャン=ジャック・ルソーの政治哲学―一般意志・人民主権・共和国 [著]ブリュノ・ベルナルディ

■意外なほど現代的な思想家  フランス革命の源流としてのルソー。こうした像を覆す近年の再解釈の中心人物がベルナルディであり、本書は日本での彼の連続講演に基づく。周到なテキスト読解から浮かび上がるのは、意外なほど現代的な………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2014年04月06日
[ジャンル]政治 社会

国際メディア情報戦 [著]高木徹

国際メディア情報戦 [著]高木徹

■世界の舞台裏での熾烈な戦い  1992年の大統領選。現職のブッシュ(父)に挑むクリントン。テレビ討論会。会場から女子学生が国家財政の赤字について質問をした。カメラはスタジオ全体を広く捉えていた。その画面の隅で、質問の………[もっと読む]

[評者]福岡伸一(青山学院大学教授・生物学)
[掲載]2014年03月23日
[ジャンル]政治 社会

ル・コルビュジエ 生政治としてのユルバニスム [著]八束はじめ

ル・コルビュジエ 生政治としてのユルバニスム [著]八束はじめ

■反転する地域主義と普遍主義  モダニズム建築の「神様」としてたてまつられてきたル・コルビュジエが、フーコー的な権力分析の手法によって、見事なまでに解体され、裸にされた。  従来のコルビュジエ評価は二分される。19世紀………[もっと読む]

[評者]隈研吾(建築家・東京大学教授)
[掲載]2014年03月23日
[ジャンル]政治 人文

デモクラシーの生と死(上・下) [著]ジョン・キーン

デモクラシーの生と死(上・下) [著]ジョン・キーン

■証拠を突きつけ、過去の常識覆す  本書を読むと、古代・中世・近代を区分することになんの意味があるのか、そうすることで歴史の水面下で脈々と過去を未来につなげようとする人々のダイナミックな動きを抹消してしまうのではと強く………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2014年02月02日
[ジャンル]政治 社会 ノンフィクション・評伝

ケネディ暗殺 ウォーレン委員会50年目の証言(上・下) [著]フィリップ・シノン

ケネディ暗殺 ウォーレン委員会50年目の証言(上・下) [著]フィリップ・シノン

■「20世紀の病」の真相あばきだす  ジョン・F・ケネディ米大統領の暗殺は、20世紀の人類史とアメリカ社会の病ではなかったか。1963年11月22日という日を同時代の人びとは、あの日は何をしていたか、記憶しているように………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2014年01月26日
[ジャンル]歴史 政治

政治の起源―人類以前からフランス革命まで(上・下) [著]フランシス・フクヤマ

政治の起源―人類以前からフランス革命まで(上・下) [著]フランシス・フクヤマ

■巨視的な視点で〈いま〉捉え直す  国内外問わず、時局的な政治解説に日々接していると、ふと巨視的な視点から〈いま〉を捉え直したくなる。  「政治制度の発展と衰退のメカニズム」に鋭く切り込んだ本書はそのための格好の書だ。………[もっと読む]

[評者]渡辺靖(慶応大学教授・文化人類学)
[掲載]2014年01月19日
[ジャンル]政治

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