経済

国家は破綻する―金融危機の800年 [著]C・M・ラインハート、K・S・ロゴフ

国家は破綻する―金融危機の800年 [著]C・M・ラインハート、K・S・ロゴフ

■「今回は特別」と破局パターン反復  本書は過去8世紀にわたる66か国の政府債務・金融危機に関する力作である。その特徴はあらゆるソースから収集された債務、国内総生産(GDP)、インフレ率、債務不履行のタイミング等に関す………[もっと読む]

[評者]植田和男(東京大学教授)
[掲載]2011年04月24日
[ジャンル]経済 人文

サラリーマン誕生物語 [著]原克

サラリーマン誕生物語 [著]原克

 サラリーマンといえば、背広、満員電車、短い昼休み、オフィスでは新しい機械にオロオロ……。近代都市に生きる「サラリーマン」のイメージの原型を昭和初期に求めてタイムトリップ。1936年の、架空の東京の貿易商社員の1日に密………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年04月17日
[ジャンル]経済 社会

ブラジルの流儀 [編著]和田昌親

ブラジルの流儀 [編著]和田昌親

■資源とハイテクで躍進の元気社会  経済破綻(はたん)のどん底にあえいでいた時期、「もうアマゾンを売るしかない」とまでいわれたブラジルがいま元気だ。高金利に引き寄せられて世界のカネが流入し、サッカーのワールドカップやリ………[もっと読む]

[評者]後藤正治(ノンフィクション作家)
[掲載]2011年04月10日
[ジャンル]経済 新書 国際

ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る [著]ダニエル・カーネマン

ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る [著]ダニエル・カーネマン

■行動経済学を、楽しく奥深く  人間の心理は、時に奇妙なよじれを見せる。評者は十万円もらっても売らない本を持っているが、それを盗まれても五万円で買い直すかわからない。売るのと買うので価値評価がちがうのだ。  同じものの………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2011年04月03日
[ジャンル]経済 人文

フォールト・ラインズ―「大断層」が金融危機を再び招く [著]ラグラム・ラジャン

フォールト・ラインズ―「大断層」が金融危機を再び招く [著]ラグラム・ラジャン

■金融危機生んだ貿易不均衡と政治  著者は今回の金融危機の数少ない予言者の一人として有名な学者である。既に2005年に執筆した論文で、米国の大手銀行のバランスシートがリスクの高い資産を多く抱えており危険な状態にあると指………[もっと読む]

[評者]植田和男(東京大学教授)
[掲載]2011年02月20日
[ジャンル]経済

下町ロケット [著]池井戸潤

下町ロケット [著]池井戸潤

■大企業と対決、職人集団の誇り  同じ著者による、昨年の吉川英治文学新人賞受賞作『鉄の骨』の系列につながる、中小企業と大企業の対決をテーマにした痛快小説である。  東京都大田区の町工場、佃製作所の社長佃航平は、元宇宙科………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2011年02月06日
[ジャンル]文芸 経済

ラーメン二郎にまなぶ経営学 [著]牧田幸裕

ラーメン二郎にまなぶ経営学 [著]牧田幸裕

■魅力の核心に伝道師的な顧客  超大盛りの麺、脂こってりのとんこつ醤油(しょうゆ)スープ、巨大なチャーシュー、円錐(えんすい)型に盛られる野菜。健康志向のこんにち、1400キロカロリーにはなろうかとも思われるこのラーメ………[もっと読む]

[評者]久保文明(東京大学教授)
[掲載]2011年02月06日
[ジャンル]経済

芸術闘争論 [著]村上隆

芸術闘争論 [著]村上隆

■マネジメントの文脈で語るアート  村上隆。ゼロ年代の日本のアートシーンを牽引(けんいん)し、国際的にも最大級の成功をおさめたアーティスト。彼は「スーパーフラット」なるコンセプトのもと、日本のオタク文化を世界に向けて啓………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2011年01月30日
[ジャンル]教育 経済 アート・ファッション・芸能

蟻族―高学歴ワーキングプアたちの群れ [編]廉思 

蟻族―高学歴ワーキングプアたちの群れ [編]廉思 

■苦境下の中国の若者たちの実態    蟻族とは言い得て妙である。蟻は昆虫の中では並外れた知能をもち、そして群棲(ぐんせい)動物に属するというが、それをもじったこの語は正式には「大卒低所得群居集団」と言い、編者の廉思が名………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2010年11月14日
[ジャンル]経済 社会 ノンフィクション・評伝

本田宗一郎 やってみもせんで、何がわかる [著]伊丹敬之

本田宗一郎 やってみもせんで、何がわかる [著]伊丹敬之

■技術にこだわり、危機を乗り越え    本田宗一郎は1906(明治39)年に静岡県に生まれ、鍛冶屋(かじや)を営む父を見て育ち、物作りが好きな子供だった。しかし知識を詰め込む学校の勉強は大嫌いで、高等小学校を卒業すると………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2010年10月17日
[ジャンル]経済 ノンフィクション・評伝

アカデミック・キャピタリズムを超えて-アメリカの大学と科学研究の現在 [著]上山隆大

アカデミック・キャピタリズムを超えて-アメリカの大学と科学研究の現在 [著]上山隆大

■世論へ緊張感、潜在的需要を発見  米国の大学の底力は強い米国経済、政治外交の源の一つである。強さの秘密はどこにあるのだろうか。本書は、自然科学分野を中心に、この問いに多面的に迫る良書である。  米国の大学のユニークさ………[もっと読む]

[評者]植田和男(東京大学教授)
[掲載]2010年09月26日
[ジャンル]歴史 経済

リーマン・ショック・コンフィデンシャル(上下) 追いつめられた金融エリートたち/倒れゆくウォール街の巨人[著]アンドリュー・ロス・ソーキン著

リーマン・ショック・コンフィデンシャル(上下) 追いつめられた金融エリートたち/倒れゆくウォール街の巨人[著]アンドリュー・ロス・ソーキン著

■渦中の一挙一動を証言で克明に再現  リーマン・ブラザーズ倒産からほぼ2年を経た。金融経済危機はいまだ完全には終息していないものの、そのおおよその姿は判明してきている。危機の原因は、米国政府の中低所得者層向け住宅ローン………[もっと読む]

[評者]植田和男(東京大学教授)
[掲載]2010年08月22日
[ジャンル]経済 ノンフィクション・評伝

バーナンキは正しかったか?FRBの真相 [著]デイビッド・ウェッセル

バーナンキは正しかったか?FRBの真相 [著]デイビッド・ウェッセル

■日本の失敗から学び損ねた米国  本書は米国の有力ジャーナリストによる2007年以降の金融経済危機時における米国の政策決定過程のリポートである。特に、焦点は連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長の言動、すなわち金………[もっと読む]

[評者]植田和男(東京大学教授)
[掲載]2010年06月13日
[ジャンル]政治 経済 国際

グーグル秘録ー完全なる破壊 [著]ケン・オーレッタ

グーグル秘録ー完全なる破壊 [著]ケン・オーレッタ

■止まらない進撃、傲慢さもはらみ  グーグルという社名は、10の100乗を意味するグーゴルにちなむという。電子辞書を引けば、小文字で始まる一般名詞として、また、「ググる」の項目もある。「グーグルで検索する」という意味だ………[もっと読む]

[評者]辻篤子(本社論説委員)
[掲載]2010年06月06日
[ジャンル]経済 IT・コンピューター 国際

ケインズ説得論集 [著]J・M・ケインズ 

ケインズ説得論集 [著]J・M・ケインズ 

■時代を超えても変わらぬ本質  サブプライムローン問題から始まってリーマン・ショック、そして最近のギリシャ財政破綻(はたん)に至るまで、悲観論に傾きがちの私たち日本人は、将来が心配でたまらない。そのせいか時事問題を易し………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2010年06月06日
[ジャンル]経済 国際

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