アート・ファッション・芸能

日本建築集中講義 [著]藤森照信・山口晃

日本建築集中講義 [著]藤森照信・山口晃

■世界を見る眼差しを変える  建築史家の藤森照信と画家の山口晃が、法隆寺、松本城、修学院離宮など、十三の建築物を見物してまわった本。素人にも見どころがよくわかり、現地へ旅したくなる。  なにより、藤森氏と山口氏のコンビ………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2013年09月22日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

原風景のなかへ [著]安野光雅

原風景のなかへ [著]安野光雅

■魔法が隠されているよう  安野光雅が描くと、花も森も写実的なようでいて、なぜかだれの絵とも違う、淡く、澄んだ色調になる。独特の安野ワールドになるのだ。それは水彩やパステルの独特のタッチのせいだとずっと思っていたが、こ………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2013年09月15日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

絵本の魔法 [著]司修

絵本の魔法 [著]司修

 画家、作家、装丁家である著者はまた、多くの絵本に絵を描き、自身も絵本を創作してきた。初めて絵本の絵の依頼を受けた「ひろすけ絵本・みにくいあひるのこ」の当時、心臓手術を受ける治療費のため子どもの絵画教室を始め、入院に備え………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年09月08日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

歌舞伎 家と血と藝 [著]中川右介

歌舞伎 家と血と藝 [著]中川右介

 J・ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄』やC・ロイドの『137億年の物語』など、近年「ざっくりした歴史本」が人気だが、本書はさしずめ「ざっくり歌舞伎史」である、おもに明治期以降の。切り口が変わっていて、市川団十郎、尾上菊五………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年09月01日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

ドレのロンドン巡礼 天才画家が描いた世紀末 [著]谷口江里也 [絵]ギュスターヴ・ドレ

ドレのロンドン巡礼 天才画家が描いた世紀末 [著]谷口江里也 [絵]ギュスターヴ・ドレ

■近代資本主義社会へのいざない  ギュスターヴ・ドレは一八六九〜七二年のロンドンにいた。フランス人だが、故郷のアルザスはその間にドイツの支配下に入った。ロンドンで描かれたのは、産業革命の始まりの風景である。ガス工場や蒸………[もっと読む]

[評者] 田中優子(法政大学教授)
[掲載]2013年09月01日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

最後のクレイジー 犬塚弘 [著]犬塚弘・佐藤利明

最後のクレイジー 犬塚弘 [著]犬塚弘・佐藤利明

■教養と矜持と、底抜けの悪戯心  戦後の日本が焼け跡から復興していくとき、人々の傍らには音楽と笑いがあった。  その代表が言わずと知れた「ハナ肇とクレイジー・キャッツ」である。音楽ライブから始まって、彼らは創成期のテレ………[もっと読む]

[評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)
[掲載]2013年08月25日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

ミシンと日本の近代―消費者の創出 [著]アンドルー・ゴードン [訳]大島かおり

ミシンと日本の近代―消費者の創出 [著]アンドルー・ゴードン [訳]大島かおり

■小さなモノに光、大きな歴史照射  米国の「知日派」というと、最近は外交・安全保障の専門家のみ注目されがちだが、著者は歴史研究における筆頭的存在だ。  ある日、彼は、ふと1950年代の日本の既婚女性が毎日2時間以上も裁………[もっと読む]

[評者]渡辺靖(慶応大学教授・文化人類学)
[掲載]2013年08月18日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

ルイス・ブニュエル [著]四方田犬彦

ルイス・ブニュエル [著]四方田犬彦

■反転と逆説の映画、妖しい輝きを活写  ルイス・ブニュエルは、1900年にスペインに生まれ、1983年に没した映画監督である。彼はシュールレアリスム映画の金字塔とされる第1作『アンダルシアの犬』から遺作となった『欲望の………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2013年08月11日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

モネ、ゴッホ、ピカソも治療した絵のお医者さん―修復家・岩井希久子の仕事 [著]岩井希久子

モネ、ゴッホ、ピカソも治療した絵のお医者さん―修復家・岩井希久子の仕事 [著]岩井希久子

■名画を修復する驚きの「秘法」  名画を修復する職業があることを、大抵のかたがご存じないのでは? 肝心の修復家が仕事の内容や生活を、発言しないせいもある。もっともわが国では美術館に修復部門が、ほとんど無い。従ってこの道………[もっと読む]

[評者]出久根達郎(作家)
[掲載]2013年07月28日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

神の島 沖ノ島 [著]藤原新也、安部龍太郎

神の島 沖ノ島 [著]藤原新也、安部龍太郎

■写真と文章で味わう神秘の地  びっくりしたという意味では近年まれに見る本だ。本書は写真家の藤原新也氏と作家の安部龍太郎氏が、玄界灘のど真ん中に浮かぶ沖ノ島を訪ねた時の写真と文章をまとめた大型本だが、こんな島が日本に残………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2013年07月28日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

欲望の美術史 [著]宮下規久朗

欲望の美術史 [著]宮下規久朗

■「食欲」から「死」までの美の小径  画家が主題の選択に迷い、その拠(よ)りどころを一体どこに求めるべきかと心を煩悶(はんもん)させる経験は誰にもある。そんな時、本書があれば難なく画家は寸善尺魔の地獄から這(は)い上が………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2013年07月14日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 新書

シッダールタの旅 [著]ヘッセ [構成・写真]竹田武史

シッダールタの旅 [著]ヘッセ [構成・写真]竹田武史

■煩悩と解脱、輪廻の天地を活写  三島由紀夫氏の死の3日前の電話で「インドには呼ばれる者とそうでない者がいる。君はやっとインドに行く時期が来た」。なにやら呪術めいた言霊に背を押されて1974年にインドに発った。この年に………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2013年07月07日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 国際

少女と魔法―ガールヒーローはいかに受容されたのか [著]須川亜紀子

少女と魔法―ガールヒーローはいかに受容されたのか [著]須川亜紀子

■日本生まれの強く可愛い魔女  日本の魔法少女物アニメ番組は、過去40年以上にもわたり放映されているという。少女メディア文化において、これは世界的にも稀(まれ)なケースだと筆者は指摘する。西欧では魔女は成人女性の力、美………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2013年07月07日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 社会

「朦朧」の時代―大観、春草らと近代日本画の成立 [著]佐藤志乃

「朦朧」の時代―大観、春草らと近代日本画の成立 [著]佐藤志乃

■厳しい批判 やがて礼賛へ  誰が言い出したか「朦朧(もうろう)体」。日本美術院・岡倉天心の肝煎りではじめた横山大観、菱田春草らの日本画の新様式。形態(事物)のエッジを曖昧(あいまい)に暈(ぼか)すことで空気や光の表現………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2013年06月23日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

高岡重蔵活版習作集 [著]高岡重蔵

高岡重蔵活版習作集 [著]高岡重蔵

■本場顔負けの欧文組み版の技  ワインのラベルや古い洋書の文字が好きだ。強い主張はないのにきちんと美しい。パソコンで英文を打っても、あの雰囲気は決して出せない。  きちんと設計された欧文活字書体を使い、伝統的なルールに………[もっと読む]

[評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)
[掲載]2013年06月23日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

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