科学・生物

江戸創業金魚卸問屋の金魚のはなし [著]吉田智子

江戸創業金魚卸問屋の金魚のはなし [著]吉田智子

■戦時中は爆弾よけに飼われた  大抵の人が一度は飼った覚えがあるはずだが、その結末は記憶に無い。ふしぎな「ペット」である。はかない生き物だと思っていたら、寿命は平均15年くらいで、最長寿45年の記録があるという。  飼………[もっと読む]

[評者]出久根達郎(作家)
[掲載]2013年09月15日
[ジャンル]文芸 科学・生物

微生物ハンター、深海を行く [著]高井研/ぼくは「しんかい6500」のパイロット [著]吉梅剛

微生物ハンター、深海を行く [著]高井研/ぼくは「しんかい6500」のパイロット [著]吉梅剛

■潜水艇が切り開く研究現場を追体験  日本には世界に誇る有人潜水艇しんかい6500がある。海洋研究開発機構(JAMSTEC)によって運用され、1989年から四半世紀にわたり深海底の調査に活躍してきた。  『微生物ハンタ………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年09月01日
[ジャンル]科学・生物

ペンギン・ペディア [著]デイビッド・サロモン

ペンギン・ペディア [著]デイビッド・サロモン

■全種を撮影、資料性も「お見事」  日本の動物園や水族館でのペンギン飼育数は世界一。ペンギン好きが多いとされる日本で、この写真集の翻訳を歓迎しつつ「してやられた!」と思うファンも多いだろう。評者もその一人だ。  アメリ………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年08月25日
[ジャンル]科学・生物

日本のタコ学 [編著]奥谷喬司

日本のタコ学 [編著]奥谷喬司

■「頭」か「腹」か、から「心」まで  ここ20年で大飛躍をとげた日本の「タコ学」。その成果を集めた論文集となれば一読せずにいられない。たとえば「タコの体」は、どこが頭でどこが背中なのか? 最新の理解によれば、一般に坊主………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2013年08月11日
[ジャンル]科学・生物

羽―進化が生みだした自然の奇跡 [著]ソーア・ハンソン

羽―進化が生みだした自然の奇跡 [著]ソーア・ハンソン

■謎だらけ、W杯より熾烈な論戦  鳥はなぜ飛ぶのか。この問いから出発した人間は飛行機を発明した。同様にして、鳥がどのようにして羽と翼を獲得したかという問いに答えが出せたら、進化史最大の謎のひとつは解ける。だが、こちらは………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2013年08月04日
[ジャンル]科学・生物

深海魚ってどんな魚―驚きの形態から生態、利用 [著]尼岡邦夫

深海魚ってどんな魚―驚きの形態から生態、利用 [著]尼岡邦夫

■大人の世界観、揺さぶる図鑑  ただの子ども向け学習図鑑と思ってはいけない。これは大人も驚かす本である。  これまでの深海魚本はピンボケ写真と干物のような標本写真に失望させられたが、博物画に似せた白地の背景に実物標本が………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2013年07月21日
[ジャンル]科学・生物

天気と気象についてわかっていること いないこと [編著]筆保弘徳・芳村圭

天気と気象についてわかっていること いないこと [編著]筆保弘徳・芳村圭

■「空のカラクリ」に挑む熱意  天気・気象は、社会的な関心事だ。明日、雨が降るかどうかということはもちろん、台風や集中豪雨がもたらす被害まで、気にせず済ますことはできない。しかし、こと科学的な知識については、中学校理科………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年07月07日
[ジャンル]科学・生物

ヒトはなぜ太るのか?―そして、どうすればいいか [著]ゲーリー・トーベス

ヒトはなぜ太るのか?―そして、どうすればいいか [著]ゲーリー・トーベス

■我々の遺伝子に適したご飯は  摂取カロリーより消費カロリーが少ないから太る。私たちの多くはそう信じ、肉よりもカロリーの少ない野菜や穀類を食べるよう心がけ、なるべく運動しようとする。  しかし、長続きしない(少なくとも………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2013年07月07日
[ジャンル]科学・生物 医学・福祉

主役はダーク [著]須藤靖/科学を語るとはどういうことか [著]伊勢田哲治

主役はダーク [著]須藤靖/科学を語るとはどういうことか [著]伊勢田哲治

■怒り心頭の物理学者、科学哲学者と大激論  『主役はダーク』は破格の科学エッセーだ。最新の天文学、宇宙物理学を独特の諧謔(かいぎゃく)を交えて語る。  宇宙は膨張しており、物質は希薄になっていくはずなのに、我々の世界(………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年06月30日
[ジャンル]科学・生物

記憶をコントロールする―分子脳科学の挑戦 [著]井ノ口馨

記憶をコントロールする―分子脳科学の挑戦 [著]井ノ口馨

■どう作られ、保持されるのか  「記憶は死に対する部分的な勝利である」とはカズオ・イシグロの名言である。記憶だけが、流転し消滅しつづける世界に私をつなぎ止め、私が私であることを示してくれる唯一の証(あかし)。では記憶と………[もっと読む]

[評者]福岡伸一(青山学院大学教授・生物学)
[掲載]2013年06月30日
[ジャンル]科学・生物

歴史哲学への招待―生命パラダイムから考える [著]小林道憲

歴史哲学への招待―生命パラダイムから考える [著]小林道憲

■科学との共通性が見えてくる  「歴史的事実」という言葉がある。歴史教科書に記述されていることは、あたかも事実のように私たちは思っている。しかし一方、歴史が物語であることも承知している。ではいったいどのようにして私たち………[もっと読む]

[評者]田中優子(法政大学教授・近世比較文化)
[掲載]2013年06月23日
[ジャンル]科学・生物

生まれ変わる動物園 [著]田中正之/標本の本 [著]村松美賀子・伊藤存

生まれ変わる動物園 [著]田中正之/標本の本 [著]村松美賀子・伊藤存

■展示だけじゃない、研究意欲も  動物園は博物館法で定められた施設だ。社会的使命として「種の保存」「教育・環境教育」「レクリエーション」に加え「調査研究」がある。これまであまり強調されてこなかった役割で、長らく改善すべ………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年06月16日
[ジャンル]科学・生物

量子革命 アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突 [著]マンジット・クマール

量子革命 アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突 [著]マンジット・クマール

■謎の世界に挑んだ物理学者らの百年  原子以下の階層を支配する量子の世界。そこには私たちが日常目にする連続的な世界とは異なる不思議な世界が広がっている。例えば電子はある場所で消えたかと思うと、中間地点を経由することなく………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2013年06月09日
[ジャンル]科学・生物

植物はそこまで知っている [著]ダニエル・チャモヴィッツ

植物はそこまで知っている [著]ダニエル・チャモヴィッツ

 植物は人が近づいて来るのを「見ている」。さらに、葉をちぎられたことを「記憶する」という。想像以上に発達している植物の感覚について、生物学者が研究成果を踏まえて解説する一冊。  仲間が虫に食われると、においを「嗅ぐ」こと………[もっと読む]

[掲載]2013年06月09日
[ジャンル]科学・生物

脳のなかの天使 [著]V・S・ラマチャンドラン

脳のなかの天使 [著]V・S・ラマチャンドラン

■なぜ美を感じる? ヒトの特性に迫る  ルリボシカミキリの青を、私は限りなく美しいと感じるが、ルリボシカミキリ自身は、仲間の背中の模様を、私が感じるように感じてはいない。おそらく彼らにはそれは青色ですらない(虫は色彩を………[もっと読む]

[評者]福岡伸一(青山学院大学教授・生物学)
[掲載]2013年06月02日
[ジャンル]科学・生物

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