科学・生物

日本のタコ学 [編著]奥谷喬司

日本のタコ学 [編著]奥谷喬司

■「頭」か「腹」か、から「心」まで  ここ20年で大飛躍をとげた日本の「タコ学」。その成果を集めた論文集となれば一読せずにいられない。たとえば「タコの体」は、どこが頭でどこが背中なのか? 最新の理解によれば、一般に坊主………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2013年08月11日
[ジャンル]科学・生物

羽―進化が生みだした自然の奇跡 [著]ソーア・ハンソン

羽―進化が生みだした自然の奇跡 [著]ソーア・ハンソン

■謎だらけ、W杯より熾烈な論戦  鳥はなぜ飛ぶのか。この問いから出発した人間は飛行機を発明した。同様にして、鳥がどのようにして羽と翼を獲得したかという問いに答えが出せたら、進化史最大の謎のひとつは解ける。だが、こちらは………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2013年08月04日
[ジャンル]科学・生物

深海魚ってどんな魚―驚きの形態から生態、利用 [著]尼岡邦夫

深海魚ってどんな魚―驚きの形態から生態、利用 [著]尼岡邦夫

■大人の世界観、揺さぶる図鑑  ただの子ども向け学習図鑑と思ってはいけない。これは大人も驚かす本である。  これまでの深海魚本はピンボケ写真と干物のような標本写真に失望させられたが、博物画に似せた白地の背景に実物標本が………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2013年07月21日
[ジャンル]科学・生物

天気と気象についてわかっていること いないこと [編著]筆保弘徳・芳村圭

天気と気象についてわかっていること いないこと [編著]筆保弘徳・芳村圭

■「空のカラクリ」に挑む熱意  天気・気象は、社会的な関心事だ。明日、雨が降るかどうかということはもちろん、台風や集中豪雨がもたらす被害まで、気にせず済ますことはできない。しかし、こと科学的な知識については、中学校理科………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年07月07日
[ジャンル]科学・生物

ヒトはなぜ太るのか?―そして、どうすればいいか [著]ゲーリー・トーベス

ヒトはなぜ太るのか?―そして、どうすればいいか [著]ゲーリー・トーベス

■我々の遺伝子に適したご飯は  摂取カロリーより消費カロリーが少ないから太る。私たちの多くはそう信じ、肉よりもカロリーの少ない野菜や穀類を食べるよう心がけ、なるべく運動しようとする。  しかし、長続きしない(少なくとも………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2013年07月07日
[ジャンル]科学・生物 医学・福祉

主役はダーク [著]須藤靖/科学を語るとはどういうことか [著]伊勢田哲治

主役はダーク [著]須藤靖/科学を語るとはどういうことか [著]伊勢田哲治

■怒り心頭の物理学者、科学哲学者と大激論  『主役はダーク』は破格の科学エッセーだ。最新の天文学、宇宙物理学を独特の諧謔(かいぎゃく)を交えて語る。  宇宙は膨張しており、物質は希薄になっていくはずなのに、我々の世界(………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年06月30日
[ジャンル]科学・生物

記憶をコントロールする―分子脳科学の挑戦 [著]井ノ口馨

記憶をコントロールする―分子脳科学の挑戦 [著]井ノ口馨

■どう作られ、保持されるのか  「記憶は死に対する部分的な勝利である」とはカズオ・イシグロの名言である。記憶だけが、流転し消滅しつづける世界に私をつなぎ止め、私が私であることを示してくれる唯一の証(あかし)。では記憶と………[もっと読む]

[評者]福岡伸一(青山学院大学教授・生物学)
[掲載]2013年06月30日
[ジャンル]科学・生物

歴史哲学への招待―生命パラダイムから考える [著]小林道憲

歴史哲学への招待―生命パラダイムから考える [著]小林道憲

■科学との共通性が見えてくる  「歴史的事実」という言葉がある。歴史教科書に記述されていることは、あたかも事実のように私たちは思っている。しかし一方、歴史が物語であることも承知している。ではいったいどのようにして私たち………[もっと読む]

[評者]田中優子(法政大学教授・近世比較文化)
[掲載]2013年06月23日
[ジャンル]科学・生物

生まれ変わる動物園 [著]田中正之/標本の本 [著]村松美賀子・伊藤存

生まれ変わる動物園 [著]田中正之/標本の本 [著]村松美賀子・伊藤存

■展示だけじゃない、研究意欲も  動物園は博物館法で定められた施設だ。社会的使命として「種の保存」「教育・環境教育」「レクリエーション」に加え「調査研究」がある。これまであまり強調されてこなかった役割で、長らく改善すべ………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年06月16日
[ジャンル]科学・生物

量子革命 アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突 [著]マンジット・クマール

量子革命 アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突 [著]マンジット・クマール

■謎の世界に挑んだ物理学者らの百年  原子以下の階層を支配する量子の世界。そこには私たちが日常目にする連続的な世界とは異なる不思議な世界が広がっている。例えば電子はある場所で消えたかと思うと、中間地点を経由することなく………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2013年06月09日
[ジャンル]科学・生物

植物はそこまで知っている [著]ダニエル・チャモヴィッツ

植物はそこまで知っている [著]ダニエル・チャモヴィッツ

 植物は人が近づいて来るのを「見ている」。さらに、葉をちぎられたことを「記憶する」という。想像以上に発達している植物の感覚について、生物学者が研究成果を踏まえて解説する一冊。  仲間が虫に食われると、においを「嗅ぐ」こと………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年06月09日
[ジャンル]科学・生物

脳のなかの天使 [著]V・S・ラマチャンドラン

脳のなかの天使 [著]V・S・ラマチャンドラン

■なぜ美を感じる? ヒトの特性に迫る  ルリボシカミキリの青を、私は限りなく美しいと感じるが、ルリボシカミキリ自身は、仲間の背中の模様を、私が感じるように感じてはいない。おそらく彼らにはそれは青色ですらない(虫は色彩を………[もっと読む]

[評者]福岡伸一(青山学院大学教授・生物学)
[掲載]2013年06月02日
[ジャンル]科学・生物

正直シグナル 非言語コミュニケーションの科学 [著]アレックス(サンディ)・ペントランド

正直シグナル 非言語コミュニケーションの科学 [著]アレックス(サンディ)・ペントランド

■無意識の行動に表れる意図  本書を読み進むうちに、この書のテーマを意味する表現に何度か出会う。「人間の集団を、言語によって結びついた、個々の知性の集まりとして見ることから、太古のシグナリング・メカニズムによって結びつ………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2013年05月26日
[ジャンル]科学・生物

シロアリ [著]松浦健二/アリの巣の生きもの図鑑 [著]丸山宗利ほか

シロアリ [著]松浦健二/アリの巣の生きもの図鑑 [著]丸山宗利ほか

■足元に広がるワンダーランド  『シロアリ』の著者は、幼少時、原っぱのベニヤ板をひっくり返して発見したシロアリの巣に魅了された。ここに「もうひとつの世界がある」と。研究者を志す学生時代は、アパートの炬燵(こたつ)で飼う………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年05月05日
[ジャンル]科学・生物

カウントダウン・メルトダウン上・下 [著]船橋洋一

カウントダウン・メルトダウン上・下 [著]船橋洋一

■日本的システムの崩壊克明に  3・11時の東京電力福島第一原子力発電所の事故は、いつの日か当事者がどのように行動したのか、明確に記録されるべきであった。それは次代への誠実な申し送りともいえた。本書はその役を担った書で………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2013年03月10日
[ジャンル]科学・生物

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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