医学・福祉

アルツハイマー その生涯とアルツハイマー病発見の軌跡 [著]コンラート・M、ウルリケ・M

アルツハイマー その生涯とアルツハイマー病発見の軌跡 [著]コンラート・M、ウルリケ・M

 科学でわからないことがあると、私は伝記を読む。道に迷うのは、その研究がどんな文脈に位置するかが把握できていないから。その点、伝記は科学史を背景に人の考え方の軌跡が描かれる。生命科学者・柳澤桂子さんの半自伝『二重らせんの………[もっと読む]

[掲載]2004年11月14日
[ジャンル]医学・福祉 ノンフィクション・評伝

神谷美恵子の世界 [編]みすず書房編集部

神谷美恵子の世界 [編]みすず書房編集部

■使命感をもち自己を貫いた表現者  神谷美恵子コレクションの刊行が始まり、第一巻目として、日記付きの『生きがいについて』が刊行され、同時にその生涯を俯瞰(ふかん)する『神谷美恵子の世界』が出た。『生きがい……』の初版か………[もっと読む]

[評者]小池昌代(詩人)
[掲載]2004年10月31日
[ジャンル]医学・福祉 ノンフィクション・評伝

母に歌う子守唄 [著]落合恵子

母に歌う子守唄 [著]落合恵子

■「福祉」の未来を見つめる格闘と葛藤  深夜、ようやっと眠りに入った母の右手がふうっと浮いて、しきりに宙をさまよう。その手が白い壁に影をつくる。ふと、幼い頃にしてもらった影絵遊びを思う。風邪をこじらせて帰宅した日は、マ………[もっと読む]

[評者]鷲田清一(大谷大学教授・哲学)
[掲載]2004年10月31日
[ジャンル]文芸 医学・福祉 社会

狂気という隣人―精神科医の現場報告 [著]岩波明

狂気という隣人―精神科医の現場報告 [著]岩波明

 興奮状態にある多くの患者を迎える、精神科救急の壮絶な現場。病院の内外で自傷他害を繰り返す人々。継続的な精神疾患を残すことの多い覚せい剤乱用者たち。だが警察など司法組織はこうした患者と関(かか)わりたがらず、大学病院の精………[もっと読む]

[評者]宮田親平
[掲載]2004年10月10日
[ジャンル]医学・福祉

脳死と臓器移植の医療人類学 マーガレット・ロック著(書評)

脳死と臓器移植の医療人類学 マーガレット・ロック著(書評)

 北米においてはすんなり受け入れられ、定着した脳死・臓器移植が、日本ではなかなか根付かない。この態度の違いはどこからくるのか。双方の葬送儀礼、身体観、生死観の差異を探りながら、曲折した心情の風土を浮き彫りにする傑作。 ………[もっと読む]

[評者]宮崎哲弥(評論家)
[掲載]2004年09月12日
[ジャンル]人文 医学・福祉

患者さんと家族のためのがんの最新医療 垣添忠生著(書評)

患者さんと家族のためのがんの最新医療 垣添忠生著(書評)

 日本ではいまやがんが死因のトップ。三人に一人はがんで死ぬ半面、克服した患者も三百万人いるという。それとの闘いは、もはや特別な物語ではなく、日常の風景だといっていい。  とはいえ、この病気の現れ方や振る舞いは尋常一様で………[もっと読む]

[評者]佐柄木俊郎(ジャーナリスト、国際基督教大学客員教授)
[掲載]2004年09月05日
[ジャンル]医学・福祉

どんなガンでもあきらめない 村尾国士著(書評)

どんなガンでもあきらめない 村尾国士著(書評)

 どんなガンでもあきらめない 帯津三敬病院に生きる  人間を部品の集合と見ない医療思想    ほんの少し前まで、近代西洋医学の目ざましい発展に対して、人々は何の疑問も抱かなかった。いま、その信頼がゆらいでいる。  ひと………[もっと読む]

[評者]天外伺朗(作家)
[掲載]2004年08月29日
[ジャンル]医学・福祉 ノンフィクション・評伝

沖縄が長寿でなくなる日 沖縄タイムス「長寿」取材班編(書評)

沖縄が長寿でなくなる日 沖縄タイムス「長寿」取材班編(書評)

 「癒しの島」のイメージを問い直す    昨年末に「26ショック」を知り、事態の深刻さに気づいた。厚生労働省が発表した平成十二年の調査で、沖縄男性の平均寿命が五年前の全国四位から二十六位に転落したことを指す言葉だ。悪い………[もっと読む]

[評者]最相 葉月
[掲載]2004年08月29日
[ジャンル]医学・福祉 ノンフィクション・評伝

100歳の美しい脳 デヴィッド・スノウドン著(書評)

100歳の美しい脳 デヴィッド・スノウドン著(書評)

 100歳の美しい脳 アルツハイマー病解明に手をさしのべた修道女たち  Aging with Grace    献脳するシスターたちの見事な生き方    集団の医療記録や調査をもとに病気の原因や発生条件を探る疫学研究は………[もっと読む]

[評者]最相 葉月
[掲載]2004年08月08日
[ジャンル]科学・生物 医学・福祉 社会

触る門には福来たる 広瀬浩二郎著 ユニバーサルサービス 井上滋樹著(書評)

触る門には福来たる 広瀬浩二郎著 ユニバーサルサービス 井上滋樹著(書評)

 触る門には福来たる 広瀬浩二郎著 ユニバーサルサービス 井上滋樹著  障害の有無超えた生きやすさを求めて    広瀬浩二郎さんは、全盲の人類学者。白杖(はくじょう)を手に、日本にとどまらず一人でアメリカにも出かけ、フ………[もっと読む]

[評者]苅谷剛彦(英オックスフォード大学教授)
[掲載]2004年07月18日
[ジャンル]医学・福祉 社会

徴候・記憶・外傷 [著]中井久夫

徴候・記憶・外傷 [著]中井久夫

■豊かなる生、予感や余韻に耳をすまして    高名な精神医学者である著者は、心的外傷後ストレス障害や統合失調症の治療のなかで、患者が虫の知らせを聴くことの重要性を発見する。虫の知らせとは、この世界にみちる予感や余韻のこ………[もっと読む]

[評者]中条省平(学習院大学教授)
[掲載]2004年05月30日
[ジャンル]科学・生物 医学・福祉

「老い」とアメリカ文化 [著]イヴリン・M・オライリー

「老い」とアメリカ文化 [著]イヴリン・M・オライリー

 著者は、臨床看護師。「老い」をめぐることばを分析しながら、そのなかにある様々な思いこみや誤解、ステレオタイプなどを、批判的に探ろうというのが本書の狙いである。  八十三歳になるドイル夫人は、夫の死後、一人暮らし。「私………[もっと読む]

[評者]小池昌代(詩人)
[掲載]2004年05月09日
[ジャンル]医学・福祉 社会

がんが再発・転移した方へ [著]石谷邦彦

がんが再発・転移した方へ [著]石谷邦彦

 がんが恐れられる理由の一つは、たとえ治癒しても再発・転移が一定の割合で起こるからだ。実際、いったん再発・転移すると治療のむずかしい場合が多い。だからがんに罹患(りかん)した人は、その不安を抱いて日々暮らしている。それ………[もっと読む]

[評者]宮田親平
[掲載]2004年05月02日
[ジャンル]医学・福祉

史上最悪のインフルエンザ アルフレッド・W・クロスビー

史上最悪のインフルエンザ アルフレッド・W・クロスビー

 アルフレッド・W・クロスビー著    人間はインフルエンザを、ほんとうは恐れていないのかもしれない。  昨日まで健康だった人が次々に倒れ、本書が分析している第一次大戦末期の世界的な流行では、死者は数千万人にのぼり、多………[もっと読む]

[評者]新妻昭夫(恵泉女学園大学教授)
[掲載]2004年03月28日
[ジャンル]医学・福祉

介護をこえて 高齢者の暮らし支えるために 浜田きよ子著

介護をこえて 高齢者の暮らし支えるために 浜田きよ子著

 高齢者の暮らしを支えるために    もうすぐ4人に1人が高齢者という老人大国になるという不安が、この国を覆っている。本書は、老人を世話のやける人間と決めつけたり、介護の対象とだけ考えたりする見方を退け、老人が生きてき………[もっと読む]

[評者]鎌田實
[掲載]2004年02月29日
[ジャンル]医学・福祉 社会

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