新書

「ニート」って言うな! [著]本田由紀、内藤朝雄、後藤和智

「ニート」って言うな! [著]本田由紀、内藤朝雄、後藤和智

■幻影のような「若者観」にモノ申す  若者を憎悪している。世の風潮を眺めていると、どうもそうとしか思えない、まったく理不尽な議論が罷(まか)り通っている。  例えば、統計的な確証もなしに、少年犯罪の増加や凶悪化が社会問………[もっと読む]

[評者]宮崎哲弥(評論家)
[掲載]2006年03月05日
[ジャンル]社会 新書

国際テロネットワーク [著]竹田いさみ

国際テロネットワーク [著]竹田いさみ

 01年の米同時多発テロの最終謀議は前年にマレーシアの首都クアラルンプールのマンションで行われた。ここからも国際テロ組織アルカイダのアジアへの浸透ぶりがうかがえる。  著者は「現場主義」を信条とする東南アジア研究の国際………[もっと読む]

[評者]加藤千洋(本社編集委員)
[掲載]2006年03月05日
[ジャンル]政治 新書 国際

ペリー提督 海洋人の肖像 [著]小島敦夫

ペリー提督 海洋人の肖像 [著]小島敦夫

■「海の実務家」だった黒船の男  日本を開国させたペリー提督は、その歴史的役割に比べて、個人としての顔立ちがよく知られてこなかった。本書はその領域に力強い光を当てる。  キャリア豊かな船乗りの著者が描くのは「海洋人」ペ………[もっと読む]

[評者]野口武彦(文芸評論家)
[掲載]2006年02月12日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 新書

「食」の課外授業 [著]西江雅之

「食」の課外授業 [著]西江雅之

 海外で食事をしようとして勝手がわからなかったり、海外からのお客さんをもてなそうとしたのに喜んでもらえなかったりといった経験は、多くのひとが持っている。  美味(おい)しいものや珍しいものについて饒舌(じょうぜつ)に語る………[もっと読む]

[評者]小沼純一
[掲載]2006年01月29日
[ジャンル]人文 新書

三島由紀夫の二・二六事件 [著]松本健一

三島由紀夫の二・二六事件 [著]松本健一

■ロマン主義者・三島の天皇観  昨二〇〇五年は三島由紀夫の生誕八十年、没後三十五年にあたっていて、一九七〇年に「天皇陛下万歳!」と叫んで切腹し、その死も天皇から無視された文学者の生涯が人々に想起された。  本書のテーマ………[もっと読む]

[評者]野口武彦(文芸評論家)
[掲載]2006年01月15日
[ジャンル]政治 ノンフィクション・評伝 新書

ブレア時代のイギリス [著]山口二郎

ブレア時代のイギリス [著]山口二郎

■二分法では読み解けない政治を分析  あとがきで、著者は、昨年春のイギリスでの在外研究時の経験をもとに本書を書いたとある。実は評者も、衆議院選挙での小泉圧勝の余韻を十分見たあとで、同国での在外研究生活を始めた。政治学の………[もっと読む]

[評者]苅谷剛彦(英オックスフォード大学教授)
[掲載]2006年01月15日
[ジャンル]政治 新書

西洋音楽史 岡田暁生著 見晴らしのよい「最強の民族音楽」史

西洋音楽史 岡田暁生著 見晴らしのよい「最強の民族音楽」史

 小学生のころ、変に思っていた。音楽室の壁にずらーっと並んでいる音楽家たちの肖像。「音楽の父」バッハからモーツァルト、ベートーベンをへて、ドボルザークあたりまでだったか。音楽って西洋にしかなかったの、音楽ってたかが二百………[もっと読む]

[評者]鷲田清一(大谷大学教授・哲学)
[掲載]2005年12月18日
[ジャンル]歴史 アート・ファッション・芸能 新書

回想 回転扉の三島由紀夫 堂本正樹著

回想 回転扉の三島由紀夫 堂本正樹著

 この文章を五年前「文学界」で読んだときにも驚愕(きょうがく)したが、今回改めて驚きを噛(か)みしめている。まことに瞠目(どうもく)すべき記録であり、三島について、今後これほど誠実かつ興味深い証言がなされることは絶無だ………[もっと読む]

[評者]中条省平(学習院大学教授)
[掲載]2005年12月18日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 新書

誰も「戦後」を覚えていない 鴨下信一著 空腹を知らない世代に伝えたいこと

誰も「戦後」を覚えていない 鴨下信一著 空腹を知らない世代に伝えたいこと

 この一冊に語られている「戦後」は、敗戦後五年間の日本の世相である。  人間の記憶にはあやふやなところがあって、よく覚えているつもりでも、思い出そうとすると忘れてしまっていることが多い。著者はそれを拾い集めて、一つの時………[もっと読む]

[評者]野口武彦(文芸評論家)
[掲載]2005年12月11日
[ジャンル]歴史 アート・ファッション・芸能 新書

吉田茂 尊皇の政治家 原彬久著

吉田茂 尊皇の政治家 原彬久著

 吉田茂については既に読み切れないほどの著作が存在するが、90年近い波乱に満ちた生涯故に、本格的な評伝は大部なものが多い。その点、吉田の生涯をコンパクトに、最近の研究も踏まえてバランスよく描いているのが本書の特徴である………[もっと読む]

[評者]中西寛(京都大学教授)
[掲載]2005年12月11日
[ジャンル]政治 ノンフィクション・評伝 新書

ジャーナリズムとしてのパパラッチ 内田洋子著

ジャーナリズムとしてのパパラッチ 内田洋子著

 日本で「パパラッチ」と言えば、ダイアナ妃に執拗(しつよう)な取材攻勢をかけ、事故死を誘発したゴシップばかりを追うカメラマンといった悪いイメージが強い。このパパラッチというコトバは、巨匠フェリーニ監督の「甘い生活」のな………[もっと読む]

[評者]音好宏
[掲載]2005年12月04日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 新書

人にいえない仕事はなぜ儲かるのか? 門倉貴史著 地下経済の実態紹介

人にいえない仕事はなぜ儲かるのか? 門倉貴史著 地下経済の実態紹介

 地下経済の実態紹介、税制との関係も指摘  政府・財務当局が捕捉できない経済活動を地下経済と呼ぶ。著者はその分析で知られるエコノミストである。本書ではオモテ社会における節税対策も紹介されているのだが、とりわけ「オモテ社………[もっと読む]

[評者]加藤出
[掲載]2005年11月27日
[ジャンル]経済 新書

戦後和解 小菅信子著

戦後和解 小菅信子著

 第2次世界大戦中に日本軍に捕らわれて過酷な処遇を受けたイギリスの元捕虜のなかでは、日本に対する激しい怒りを抱きつづけている人もまだ多い。そのことは、今夏の対日戦勝60年記念式典でも示された。  しかし、日本側の謝罪を………[もっと読む]

[評者]木畑洋一
[掲載]2005年10月09日
[ジャンル]歴史 新書 国際

韓国のデジタル・デモクラシー 玄武岩著

韓国のデジタル・デモクラシー 玄武岩著

 韓流ブームが続く中、新聞に韓国人俳優の名前を見ない日はない状態が続いている。他方、韓国の政治についてはどうだろう。金泳三や金大中の頃はともかく、今の政治はよくわからない、という人が多いのではないだろうか。  本書は今………[もっと読む]

[評者]木村幹
[掲載]2005年10月02日
[ジャンル]政治 IT・コンピューター 新書

人名用漢字の戦後史 円満字二郎著 子に贈った名を否定された親たちの闘争

人名用漢字の戦後史 円満字二郎著 子に贈った名を否定された親たちの闘争

 人名に使えない漢字がなぜあるのか。  わが子の名前に自由に漢字を使いたい親と、制限を加えたがるお役所とのトラブルは果てしない。人名用漢字の移り変わりには、戦後六十年の歴史が反映している。本書は、漢和辞典の編集を仕事に………[もっと読む]

[評者]野口武彦(文芸評論家)
[掲載]2005年09月25日
[ジャンル]歴史 新書

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