経済

生きる職場―小さなエビ工場の人を縛らない働き方 [著]武藤北斗

生きる職場―小さなエビ工場の人を縛らない働き方 [著]武藤北斗

■信用し、任せることで成長導く ●欠勤の連絡はしなくていいどころか禁止。  →連絡するほうも気が重いし、もらう側も、来ると思っていた人が急に来ないとなればストレスを感じてしまう。はじめから分からなければ気にならない。 ………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年07月09日
[ジャンル]経済 社会

人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか [編]玄田有史

人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか [編]玄田有史

 BIS(国際決済銀行)が先日発表した年次報告書は、世界的に先進国で賃金上昇が遅くなっている問題を指摘した。グローバリゼーションやオートメーション、ITによる省力化の拡大がその主因だという。  しかし、日本の賃上げの遅さ………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年07月02日
[ジャンル]経済

情報と秩序―原子から経済までを動かす根本原理を求めて [著]セザー・ヒダルゴ

情報と秩序―原子から経済までを動かす根本原理を求めて [著]セザー・ヒダルゴ

■話題各種が七変化する複雑系  とっちらかった本である。でもそこが、他書にない強烈な魅力を放っている。テーマはざっくり二つ。経済を情報の自己再生産過程とみなすと何がわかるか。そして、そもそも情報って何なのか。  著者は………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年06月25日
[ジャンル]経済 科学・生物

金融e時代―中国における金融デジタル化の現在と未来 [著]万建華

金融e時代―中国における金融デジタル化の現在と未来 [著]万建華

 中国におけるフィンテック(金融IT)の拡大は、北欧と並び世界最速ペースで進んでいる。特にモバイル決済によるキャッシュレス化は驚異的な進展を見せており、日本より遙(はる)かに先に行っている。  本書の執筆は4年前なのだが………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年06月18日
[ジャンル]経済

グリーンスパンの隠し絵―中央銀行制の成熟と限界 上・下 [著]村井明彦

グリーンスパンの隠し絵―中央銀行制の成熟と限界 上・下 [著]村井明彦

 本書は、第13代米連邦準備制度理事会(FRB)議長を務めたアラン・グリーンスパンの金融政策が彼の哲学・経済学と整合的に理解可能なことを示す労作だ。  著者は、グリーンスパンが私有財産保護、徹底した経済的・政治的自由、そ………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年06月04日
[ジャンル]政治 経済

モラル・エコノミー―インセンティブか善き市民か [著]サミュエル・ボウルズ

モラル・エコノミー―インセンティブか善き市民か [著]サミュエル・ボウルズ

■損得より互恵的価値育む規範を  本書は、リベラルな市民社会の根本原理の解明を目指すという、凄(すさ)まじく野心的な作品だ。利己心の全面開花が許された近代社会で、「それでも社会秩序が成り立つのは、なぜか」と、ヒューム、………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年05月21日
[ジャンル]経済

財政と民主主義―ポピュリズムは債務危機への道か [編著]加藤創太、小林慶一郎

財政と民主主義―ポピュリズムは債務危機への道か [編著]加藤創太、小林慶一郎

■信頼に足る情報発信遅れる日本  欧米の近年のポピュリズム台頭を嘆く声は我が国にも多い。ポピュリズム支持者たちは都合の良いところしか見ていない点が懸念されるわけだが、これは他人事(ひとごと)ではないだろう。財政上のポピ………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年05月14日
[ジャンル]政治 経済 社会

金利と経済-高まるリスクと残された処方箋 [著]翁邦雄

金利と経済-高まるリスクと残された処方箋 [著]翁邦雄

 インフレ率を2年で2%に引き上げると宣言して日銀が異次元緩和策を始めたのは4年前のことだった。だが、イオンの岡田元也社長が「脱デフレは大いなるイリュージョン(幻想)」と最近語ったように、期待通りの効果は現れていない。 ………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年04月30日
[ジャンル]経済

マッキンゼーが予測する未来―近未来のビジネスは、4つの力に支配されている [著]R・ドッブス、J・マニーカ、J・ウーツェル

マッキンゼーが予測する未来―近未来のビジネスは、4つの力に支配されている [著]R・ドッブス、J・マニーカ、J・ウーツェル

 車の自動運転化は、職業運転手を不必要にし、交通事故の減少によって保険業界を激変させる。人工心臓への需要を高める可能性もある。死亡事故が減ると臓器の提供者が減るからだ。  ひとつのブレークスルーやイノベーションが、想像を………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]経済

選択しないという選択―ビッグデータで変わる「自由」のかたち [著]キャス・サンスティーン

選択しないという選択―ビッグデータで変わる「自由」のかたち [著]キャス・サンスティーン

■「デフォルト設定」で生じる余裕  近代社会は個人の自由な選択を尊重してきた。その意味で本書は題名からして反感を買いかねない。  だが複雑な社会で全てを決めることは実は不可能。多くが既定路線として用意され、複雑性を縮減………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2017年03月26日
[ジャンル]経済

クラウド時代の思考術―Googleが教えてくれないただひとつのこと [著]ウィリアム・パウンドストーン

クラウド時代の思考術―Googleが教えてくれないただひとつのこと [著]ウィリアム・パウンドストーン

■適切な「検索」、知識・能力が必要  アメリカ人、とくにミレニアル世代がどんどんバカになっている。いや、ぼくが言っているのではない、この本にそう書いてあるのだ。著者は高名な科学ライター、彼自身の調査を含む多くのデータに………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年03月19日
[ジャンル]経済 IT・コンピューター

自由貿易は私たちを幸せにするのか? [著]上村雄彦、首藤信彦、内田聖子ほか

自由貿易は私たちを幸せにするのか? [著]上村雄彦、首藤信彦、内田聖子ほか

■多国籍企業だけ利するTPP  政府は、TPPが貿易自由化により国民に成長と雇用増加をもたらすと喧伝(けんでん)してきた。負の影響は農業に限定されるとし、どう保護/開放すべきかにもっぱら焦点が当てられてきた。  しかし………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年03月12日
[ジャンル]経済

皇族と天皇 [著]浅見雅男

皇族と天皇 [著]浅見雅男

 室町から江戸期に成立した四親王家(ししんのうけ)(伏見、桂、有栖川、閑院)に加え、王政復古と前後して、六宮家(中川、山階、東伏見、華頂、北白川、梨本)が誕生した。慶応4年の太政官布告では、四親王家以外の宮家は一代限りと………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2017年03月05日
[ジャンル]歴史 経済 社会

負債論―貨幣と暴力の5000年 [著]デヴィッド・グレーバー  [監訳]酒井隆史 [訳]高祖岩三郎、佐々木夏子

負債論―貨幣と暴力の5000年 [著]デヴィッド・グレーバー  [監訳]酒井隆史 [訳]高祖岩三郎、佐々木夏子

  ■ラディカルに「神話」を解体  お金って謎。最近ますますわからない。貧乏人向け高金利住宅ローンが準優良(サブプライム)で、それを証券にして売るって、なにそれ。  本書は経済学者ではなく、人類学者の負債論。なにしろ事例………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2017年02月12日
[ジャンル]経済 人文

デービッド・アトキンソン―新・所得倍増論―潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋 [著]デービッド・アトキンソン

デービッド・アトキンソン―新・所得倍増論―潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋 [著]デービッド・アトキンソン

■実は低い生産性、鍵握る経営者  本書によれば、世界第3位の経済大国日本の生産性(=GDP/人口)は、なんと世界で第27位だという。日本は、絶対量で3位でも、「1人当たりの付加価値生産」では、多くの国々に劣後しているの………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年02月12日
[ジャンル]経済

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