経済

デジタル・ゴールド―ビットコイン、その知られざる物語 [著]ナサニエル・ポッパー

デジタル・ゴールド―ビットコイン、その知られざる物語 [著]ナサニエル・ポッパー

■ネット上の通貨、手作りの誕生  ビットコインと呼ばれるデジタル通貨、あるいは仮想通貨、それとも暗号通貨の名前をきいたことのある人は多いはずである。  このビットコインなるものが「サトシ・ナカモト」を名乗る正体不明の人………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2016年10月30日
[ジャンル]経済

マイナス金利政策―3次元金融緩和の効果と限界 [編著]岩田一政・左三川郁子・日本経済研究センター

マイナス金利政策―3次元金融緩和の効果と限界 [編著]岩田一政・左三川郁子・日本経済研究センター

■デフレ打開の切り札?弱点は?  9月に日銀は、政策目標の軸足を資金供給量から金利に転換すると発表した。もっとも、金利のマイナス幅拡大は見送る一方、量的緩和の旗を降ろさなかった。だが筆者らは試算に基づき、日銀による高水………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2016年10月02日
[ジャンル]経済

世界マヌケ反乱の手引書―ふざけた場所の作り方 [著]松本哉

世界マヌケ反乱の手引書―ふざけた場所の作り方 [著]松本哉

■階級格差に抗する陽気な連帯  2015年夏に、安保法案に反対する大きなデモがあった。マスメディアでは、それはサウンド・デモなど、旧来と異なる新鮮なものであり、学生集団シールズがそれをもたらしたと報じられていたが、それ………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2016年09月18日
[ジャンル]経済 社会

金融政策の「誤解」―“壮大な実験”の成果と限界 [著]早川英男

金融政策の「誤解」―“壮大な実験”の成果と限界 [著]早川英男

■「短期決戦」のはずが「持久戦」に  日本銀行は今週水曜(21日)に、現在実施中の量的質的緩和策(QQE)とマイナス金利政策の経済への影響を評価する「総括的な検証」を公表する。世界中の金融市場関係者がその成り行きに注目………[もっと読む]

[評者]加藤出
[掲載]2016年09月18日
[ジャンル]経済 社会

野蛮から生存の開発論―越境する援助のデザイン [著]佐藤仁

野蛮から生存の開発論―越境する援助のデザイン [著]佐藤仁

■縦割りの「欠陥」が裾野広げた  日本の開発援助とは何かを問い直す、良質な思考の書が現れた。本書はアマルティア・センの思想を踏まえ、途上国の「不足」ではなく、彼らが「もっているもの」に着目してそれを伸ばすアプローチを重………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2016年09月18日
[ジャンル]経済 社会

「平成の大合併」の政治経済学 [著]中澤克佳、宮下量久

「平成の大合併」の政治経済学 [著]中澤克佳、宮下量久

 1999年に始まった平成の大合併で、自治体数は3229から1727に激減。明治、昭和に次ぐ第3の大規模合併となった。行政を効率化すると喧伝(けんでん)されたが、実際はどうだったのか。本書は、データに基づく実証的な検証を………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2016年09月04日
[ジャンル]政治 経済

2050 近未来シミュレーション日本復活 [著]クライド・プレストウィッツ

2050 近未来シミュレーション日本復活 [著]クライド・プレストウィッツ

■夢の成功国家、実現への秘策は  2050年の日本。ワシントンDCを飛び立った超音速旅客機ミツビシ808は2時間半の快適な旅を終え、羽田空港に着陸。訪問客は、世界最先端の情報技術で社会システムの利便性を飛躍的に引き上げ………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2016年08月28日
[ジャンル]経済

鉄道は誰のものか [著]上岡直見

鉄道は誰のものか [著]上岡直見

■「交通は人権」の視点に立つ評論  ブルートレインなどの廃止が発表されると、駅のホームには「最後の雄姿」を撮ろうとマニアが詰めかける。鉄道会社が決めたことは既成の事実となり、誰も批判しようとはしない。また鉄道ライターの………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2016年08月21日
[ジャンル]経済

「非正規労働」を考える―戦後労働史の視角から [著]小池和男

「非正規労働」を考える―戦後労働史の視角から [著]小池和男

■調査事例を基に制度改善を提唱  働いても生活が苦しいワーキングプアや、将来不安に伴う未婚化、少子化の問題に、近年の非正規労働の拡大が影響を及ぼした面は否めない。厚生労働省の平成26年の調査によると、派遣労働者がその就………[もっと読む]

[評者]加藤出
[掲載]2016年08月14日
[ジャンル]経済 社会

18歳からの格差論―日本に本当に必要なもの [著]井手英策/子育て支援が日本を救う―政策効果の統計分析 [著]柴田悠

18歳からの格差論―日本に本当に必要なもの [著]井手英策/子育て支援が日本を救う―政策効果の統計分析 [著]柴田悠

■成長優先の発想、大胆に転換  かつて先進国で稀(まれ)にみる平等社会といわれた日本。だが、バブル崩壊から四半世紀を経て、貧困と格差が最大の社会問題に浮上した。これまで、経済成長さえすれば給与が増え、貧困や格差も自然に………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2016年08月07日
[ジャンル]経済 社会

貨幣の「新」世界史―ハンムラビ法典からビットコインまで [著]カビール・セガール

貨幣の「新」世界史―ハンムラビ法典からビットコインまで [著]カビール・セガール

 「お金の何が、私たちをここまで翻弄(ほんろう)するのだろう? お金には、人間をとんでもなく不合理な行動に駆り立ててしまう何かがある」。大手米銀で世界金融危機を体験した著者はそういった疑問を抱き、本書で貨幣の本質を探求し………[もっと読む]

[評者]加藤出
[掲載]2016年07月10日
[ジャンル]経済

認知資本主義―21世紀のポリティカル・エコノミー [編]山本泰三

認知資本主義―21世紀のポリティカル・エコノミー [編]山本泰三

■創造・知・ネットの時代の入門書  世界経済が混迷を深め、その先行きを見通せない不安からか、資本主義の本質を問う出版が相次ぐ。本書もその一つだ。「認知資本主義」とは耳慣れないが、経済を動かす力が、物質的な資産から非物質………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2016年07月03日
[ジャンル]経済

ガルブレイス―アメリカ資本主義との格闘 [著]伊東光晴

ガルブレイス―アメリカ資本主義との格闘 [著]伊東光晴

■現実に挑んだ、本質射抜く言葉  名著『ケインズ』を擁する著者が、20世紀アメリカを代表する経済学者ガルブレイスに取り組み、その思想がもつ現代的意義を見事に浮かび上がらせた。  ガルブレイスは、アメリカ資本主義の批判的………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2016年06月12日
[ジャンル]経済

2020年の中国―「新常態」がもたらす変化と事業機会 [編著]此本臣吾、松野豊、川嶋一郎

2020年の中国―「新常態」がもたらす変化と事業機会 [編著]此本臣吾、松野豊、川嶋一郎

 日本の書店では、中国経済の崩壊を告げる本が大量に平積みされている。これは、欧米の書店では見られない独特の光景である。  本書の冒頭に、在中国日系企業の多くの経営者が、中国の見方に関する「日本本社との温度差」に苦慮してい………[もっと読む]

[評者]加藤出
[掲載]2016年06月05日
[ジャンル]経済 社会

時間かせぎの資本主義―いつまで危機を先送りできるか [著]ヴォルフガング・シュトレーク

時間かせぎの資本主義―いつまで危機を先送りできるか [著]ヴォルフガング・シュトレーク

■脅かされる国民福祉と民主主義  資本主義経済の運営がなぜうまく行かないのか。成長率は回復せず、国家債務は増大の一途をたどるばかりだ。各国の中央銀行は競って量的緩和策に乗り出すが、問題の根本治癒に至らない。時間を買って………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2016年05月22日
[ジャンル]経済

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