新書

メディアと日本人―変わりゆく日常 [著]橋元良明

メディアと日本人―変わりゆく日常 [著]橋元良明

■データが覆す俗説と思い込み  メディアはいつも論争の的である。善玉菌なのか、それとも悪玉菌なのか。ただ、ハッキリしていることは、90年代の半ばからケータイとインターネットを立役者にメディア環境が急変し、日常の生活や行………[もっと読む]

[掲載]2011年05月29日
[ジャンル]人文 新書

ニッポンの書評― [著]豊崎由美

ニッポンの書評― [著]豊崎由美

■書きたい人も読みたい人も  本への愛だけじゃだめ。書評には、書くテクニックと書き手の知見が必要だ。書評はあくまで「評」である。単なる感想文とは一線を画すものなのだ。  では、どんな書評が「いい書評」なのか? 知りたい………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2011年05月22日
[ジャンル]文芸 新書

科学の横道 [編著]佐倉統

科学の横道 [編著]佐倉統

 副題は「サイエンス・マインドを探る12の対話」。日本の文化システムにおける科学技術のあり方を探る対談で、編著者が、芸術、文学、介護などの分野で活躍する人々と語り合う。漫画家の浦沢直樹は、「科学」という言葉自体がノスタ………[もっと読む]

[掲載]2011年05月08日
[ジャンル]科学・生物 新書

出版大崩壊―電子書籍の罠 [著]山田順

出版大崩壊―電子書籍の罠 [著]山田順

 昨年は「電子書籍元年」と騒がれ、アップルのiPadやソニーのリーダーなど、さまざまな端末も登場した。出版不況の救世主と期待する声もある中で、著者は「電子書籍は普及していくとしても、それが紙のようにビジネスとして成立し………[もっと読む]

[掲載]2011年04月24日
[ジャンル]人文 社会 新書

ジョルジョ・モランディ―人と芸術 [著]岡田温司

ジョルジョ・モランディ―人と芸術 [著]岡田温司

■変化する「反復」、静謐の背後に…  美術史に埋没しかかっていたイタリアの一都市「ボローニャの画家」を20世紀の二大巨匠ピカソとデュシャンの横並びに位置づけて論じようとする著者の3冊目のモランディ論である。僕が初めて見………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年04月24日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 新書

葬式をしない寺―大阪・應典院の挑戦 [著]秋田光彦/ルポ 仏教、貧困・自殺に挑む [著]磯村健太郎

葬式をしない寺―大阪・應典院の挑戦 [著]秋田光彦/ルポ 仏教、貧困・自殺に挑む [著]磯村健太郎

■社会に開いて、「縁」の場再生  被災地でボランティア活動に取り組む僧侶から話を聞いた。彼は避難所を訪ね、心のケアに携わろうとした。彼が「精神的に辛(つら)い思いを抱えている人の相談役を引き受けたい」と申し出たところ、………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2011年04月17日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝 新書

ブラジルの流儀 [編著]和田昌親

ブラジルの流儀 [編著]和田昌親

■資源とハイテクで躍進の元気社会  経済破綻(はたん)のどん底にあえいでいた時期、「もうアマゾンを売るしかない」とまでいわれたブラジルがいま元気だ。高金利に引き寄せられて世界のカネが流入し、サッカーのワールドカップやリ………[もっと読む]

[評者]後藤正治(ノンフィクション作家)
[掲載]2011年04月10日
[ジャンル]経済 新書 国際

『古事記』神話の謎を解く―かくされた裏面 [著]西條勉

『古事記』神話の謎を解く―かくされた裏面 [著]西條勉

■また一つ、新視点に興味深く  民族のアイデンティティーたるものは、それぞれの神話に秘められている。故に、私たちの価値観が、無意識でいながらも、実はそれに大きく影響されていると思われる。  中国では、一般的に「盤古開天………[もっと読む]

[評者]楊逸(作家)
[掲載]2011年04月03日
[ジャンル]歴史 人文 新書

日本人の坐り方 [著]矢田部英正 

日本人の坐り方 [著]矢田部英正 

■多様なスタイル排した「正座」  「正義」「正論」「正統」……。頭に「正」をいただく文言には、どこかうさん臭さを感じ取ってしまう癖がある。でも「正座」は、日本文化の長い伝統に支えられた「正統」な座り方と、何となく信じて………[もっと読む]

[評者]四ノ原恒憲(朝日新聞記者)
[掲載]2011年03月27日
[ジャンル]社会 新書

正岡子規―言葉と生きる [著]坪内稔典

正岡子規―言葉と生きる [著]坪内稔典

■様々な顔持った「表現者」の生涯  「子規」「不如帰」「時鳥」「杜鵑」「蜀魂」「杜宇」……。日本語で詩を作るアメリカ生まれのアーサー・ビナードさんは、これらすべてを「ホトトギス」と読む日本語表現の豊かさに、あるエッセー………[もっと読む]

[評者]四ノ原恒憲(朝日新聞記者)
[掲載]2011年03月20日
[ジャンル]文芸 ノンフィクション・評伝 新書

テレビは総理を殺したか [著]菊池正史

テレビは総理を殺したか [著]菊池正史

■視聴率競争に巻き込まれた政治  本書に巻かれた帯が衝撃的だ。小泉純一郎元首相から菅直人首相まで6人の首相の顔写真が並び、そこに彼らの寿命(在任期間)が表示されている。小泉氏の5年5カ月を筆頭に、きれいに短くなっている………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2011年03月20日
[ジャンル]歴史 政治 新書

日本語の古典 [著]山口仲美

日本語の古典 [著]山口仲美

■原文読んで初めて分かる魅力  古典文学はお好きですか?と聞いてみると、だいたい二通りの答えが返ってくるものだ。一つは、「難しいし、生活に必要ないから読まない」というもの。もう一つは、「古典くらい知ってる。日本人の精神………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2011年02月20日
[ジャンル]文芸 新書

就活エリートの迷走 [著]豊田義博 

就活エリートの迷走 [著]豊田義博 

■勝ち抜いた末「戦力外」の理由とは  不況の中、大学生の就職活動(就活)は、厳しい。が、著者は、激戦を勝ち抜いた「就活エリート」の多くが、近年「戦力にならない」という嘆きをよく耳にする。「極度に失敗を恐れる」「自分の能………[もっと読む]

[評者]四ノ原恒憲(朝日新聞記者)
[掲載]2011年02月20日
[ジャンル]社会 新書

文学者たちの大逆事件と韓国併合 [著]高澤秀次

文学者たちの大逆事件と韓国併合 [著]高澤秀次

■「国民」の境界めぐる国家的暴力 ■  昨年2010年は、大逆事件と韓国併合から100年。両者が同じ年に起きたことは、偶然でありながら必然でもある。正しい日本人のコードを設定した大逆事件と植民地政策による同化をすすめた………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2011年02月13日
[ジャンル]歴史 人文 新書

戦時児童文学論―小川未明、浜田広介、坪田譲治に沿って [著]山中恒

戦時児童文学論―小川未明、浜田広介、坪田譲治に沿って [著]山中恒

■軍国主義の中での変質を検証  日本の児童文学史百十余年、その中の「十五年戦争」間のさらに「総力戦体制が強化された五年程度の期間」に、児童文学者はどのような意識で、何を書いたかを確かめたい、と著者は言う。とくにこの世界………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2011年02月06日
[ジャンル]歴史 文芸 新書

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