教育

戦後日本漢字史 [著]阿辻哲次

戦後日本漢字史 [著]阿辻哲次

■漢字の歴史を辛辣に俯瞰  本書は一研究者の漢字論である。戦後にアメリカから訪れた教育使節団は、日本人にとって漢字習得には時間がかかるし、封建制を強要するものだとしてローマ字化を促した。日本の国語学者はいかに日本人の識………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2011年01月30日
[ジャンル]歴史 教育

科学の科学 コレージュ・ド・フランス最終講義 [著]ピエール・ブルデュー著

科学の科学 コレージュ・ド・フランス最終講義 [著]ピエール・ブルデュー著

■科学の現場の「構造」、明らかに  1998年、新3種混合ワクチンの接種が自閉症の原因となるとする論文が発表され、大きな反響を呼んだ。ところが最近の調査で、この報告が執筆者である医師のでっちあげだったと判明した。なぜ科………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2011年01月09日
[ジャンル]教育 人文 科学・生物

教育の職業的意義―若者、学校、社会をつなぐ [著]本田由紀

教育の職業的意義―若者、学校、社会をつなぐ [著]本田由紀

■働く者が身につけるべき知識とは  1980年代までの日本の教育は、学校から仕事への円滑な移行を可能としている点で、諸外国から評価されてきた。ところが2009年、経済協力開発機構は、日本教育の美徳が揺らぎ、数々の問題が………[もっと読む]

[評者]耳塚寛明(お茶の水女子大副学長・教育社会学)
[掲載]2010年02月28日
[ジャンル]教育 社会 新書

予習という病 [著]高木幹夫、日能研

予習という病 [著]高木幹夫、日能研

■未知へ対応できる未来型学力を  【予習病】すでに定められたカリキュラムに固執し、未知の事柄をまだ教わっていないがゆえに否定する精神の傾向。本書は、この定義で始まり次の定義で終わる。【未知への準備】予測できないものに出………[もっと読む]

[評者]耳塚寛明(お茶の水女子大副学長・教育社会学)
[掲載]2010年01月31日
[ジャンル]教育 社会

学校の悲しみ [著]ダニエル・ペナック 

学校の悲しみ [著]ダニエル・ペナック 

■もと劣等生がつづる“あのころ”  極端に勉強ができなかったわけでも、不良だったわけでもないけれど、学校とか、教師とか、「教わる」という行為とか、集団行動といったものに、常にしっくりこない気持ちを持っていた私に、「学校………[もっと読む]

[評者]酒井順子(エッセイスト)
[掲載]2009年12月20日
[ジャンル]教育

職業としての大学教授 [著]潮木守一 

職業としての大学教授 [著]潮木守一 

■見通しのない悪平等制度に警鐘  博士への道程や大学教授の威信と重みは、国によって大きく異なる。本書は、米英仏独の四カ国を比較の鏡として、日本の大学教授職の特異性と問題点を提示している。  欧州の大学教員の人口構造は限………[もっと読む]

[評者]耳塚寛明(お茶の水女子大副学長・教育社会学)
[掲載]2009年12月06日
[ジャンル]教育 人文

青少年・若者の自立支援-ユースワークによる学校・地域の再生 [編]柴野昌山

青少年・若者の自立支援-ユースワークによる学校・地域の再生 [編]柴野昌山

■いかにして大人になるか  いま、自立して大人になることはとても難しい。昔は一人前というゴールがはっきりしていたし、そこに至るまでに参加する年齢集団(たとえば若者組)や通過儀礼が明確な境目をもって存在していたからである………[もっと読む]

[評者]耳塚寛明(お茶の水女子大副学長・教育社会学)
[掲載]2009年11月08日
[ジャンル]教育 人文 社会

リバタリアニズムの人間観 [著]吉永圭 

リバタリアニズムの人間観 [著]吉永圭 

■自由な秩序を教養から考える  教養崩壊とよく言われるが、その教養とは、何を意味するのか。とりあえず今では、論者によってさまざまであろう。  しかしかつて大正時代には、ドイツ語のビルドゥングの訳語という、明らかな由来を………[もっと読む]

[評者]苅部直(東京大学教授)
[掲載]2009年10月25日
[ジャンル]教育 人文

格差・秩序不安と教育 [著]広田照幸 

格差・秩序不安と教育 [著]広田照幸 

■未来を構想できる市民の育成を  1990年代以降、教育政策が迷走を繰り返して日本的教育システムが崩れたことに多くの人々は気づいている。けれども、変化の断片をつなぎあわせて変化の底流を明快に描いた著作は少ない。20編以………[もっと読む]

[評者]耳塚寛明(お茶の水女子大副学長・教育社会学)
[掲載]2009年10月11日
[ジャンル]教育 人文 社会

クロスロード・ネクスト―続・ゲームで学ぶリスク・コミュニケーション [著]吉川肇子、矢守克也、杉浦淳吉

クロスロード・ネクスト―続・ゲームで学ぶリスク・コミュニケーション [著]吉川肇子、矢守克也、杉浦淳吉

■大災害、あなたならどうする?  「大地震から数時間後、あなたは被災地の食料担当職員。三千人の市民が避難所に集まっているが、食料は二千人分しか確保できない。まず二千食を配るか? Yes or No?」  司会者が読み上………[もっと読む]

[評者]瀬名秀明(作家)
[掲載]2009年09月13日
[ジャンル]教育 人文

大学の誕生 上・下 [著]天野郁夫

大学の誕生 上・下 [著]天野郁夫

■創成期のドラマ、大河小説の趣  明治10(1877)年、わが国ではじめて「大学」の名称を冠された東京大学が設立され、同19年に帝国大学へと移行する。そして大正7(1918)年、大学令が公布され、帝国大学以外の官公私立………[もっと読む]

[評者]耳塚寛明(お茶の水女子大副学長・教育社会学)
[掲載]2009年08月23日
[ジャンル]歴史 教育 新書

ハーバードビジネススクール―不幸な人間の製造工場 [著]フィリップ・デルヴス・ブロートン

ハーバードビジネススクール―不幸な人間の製造工場 [著]フィリップ・デルヴス・ブロートン

■世界を牛耳るエリートの実像  ハーバードビジネススクール(HBS)。その卒業生名簿には金融界、企業や政界の著名人が名を連ねる。この本は、英国人著者による、HBSへの懐疑に満ちた体験記である。  野心がブーンと音を立て………[もっと読む]

[評者]耳塚寛明(お茶の水女子大副学長・教育社会学)
[掲載]2009年07月19日
[ジャンル]教育 経済 人文

大学の反省 [著]猪木武徳

大学の反省 [著]猪木武徳

■「言葉の闘争」勝ち抜ける人材を  「入るに難しく、出るに易しい」、あるいは「利口者を四年間でバカにする」とまで揶揄(やゆ)された日本の大学。その改善策を考えることは、「大学の内外を問わず、日本にとって重大な課題となっ………[もっと読む]

[評者]久保文明(東京大学教授)
[掲載]2009年07月12日
[ジャンル]教育 人文

教育基本法改正論争史―改正で教育はどうなる [著]市川昭午

教育基本法改正論争史―改正で教育はどうなる [著]市川昭午

■論を尽くした主張が胸を打つ  教育基本法とは、わが国の教育の基本理念と原則を定めた重要な法律である。その教育基本法が、2006年12月に制定後60年を経て初めて改正された。  改正を巡って幾多の謎が渦巻く。教育基本法………[もっと読む]

[評者]耳塚寛明(お茶の水女子大副学長・教育社会学)
[掲載]2009年06月28日
[ジャンル]歴史 教育 社会

マイノリティの名前はどのように扱われているのか [著]リリアン・テルミ・ハタノ

マイノリティの名前はどのように扱われているのか [著]リリアン・テルミ・ハタノ

■間違った名で呼ばれるつらさ  誰にとっても自分の名前は大事である。特に子どものアイデンティティー形成には、大きな役割を果たす。それなのに、毎日学校で間違った名前で呼ばれ続けたら、どんなに辛(つら)いであろうか。  ど………[もっと読む]

[評者]小杉泰(京都大学教授)
[掲載]2009年06月28日
[ジャンル]教育 社会 国際

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