国際

連続シンポジウム 日本の立ち位置を考える [編]明石康

連続シンポジウム 日本の立ち位置を考える [編]明石康

■日米アジア識者の良質な議論  戦後日本の民間国際交流の草分け・国際文化会館(東京)で行われた日本・米国・アジアの有識者19人による連続シンポジウムの抄録。  例えば、日米中の関係一つ取っても多様な視点が提示されている………[もっと読む]

[評者]渡辺靖(慶応大学教授・文化人類学)
[掲載]2013年11月03日
[ジャンル]社会 国際

海外で建築を仕事にする―世界はチャンスで満たされている [編著]前田茂樹

海外で建築を仕事にする―世界はチャンスで満たされている [編著]前田茂樹

■ジリ貧日本から飛び出す若者  これは現在の「出稼ぎ物語」である。  かつて東北の貧しい農村の人々が、豊かな都市へと働きに出ることを「出稼ぎ」と呼んだ。東北の人たちは働き者で、能力は高く、しかも実直であった。この本に登………[もっと読む]

[評者]隈研吾(建築家・東京大学教授)
[掲載]2013年10月06日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 国際

北方領土・竹島・尖閣、これが解決策 [著]岩下明裕

北方領土・竹島・尖閣、これが解決策 [著]岩下明裕

■「国境とは何か」が見えてくる  本書の著者はかつて『北方領土問題』(中公新書)で北方領土の「三島返還」を提起し、マスコミや国政をも巻き込んだ議論を引き起こした。その議論は著者の予想を超えてセンセーショナルにあつかわれ………[もっと読む]

[評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)
[掲載]2013年10月06日
[ジャンル]歴史 国際

忘却のしかた、記憶のしかた―日本、アメリカ、戦争 [著]ジョン・W・ダワー

忘却のしかた、記憶のしかた―日本、アメリカ、戦争 [著]ジョン・W・ダワー

■日本学者として日、米、世界見直す  本書は、著者の主要な仕事のエッセンスを、自身による解題を付して、年代順に配列したものである。「ダワー入門」と呼んでもよい本だ。内容的にいえば、マッカーシズムの時期に自殺に追い込まれ………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2013年09月29日
[ジャンル]歴史 社会 国際

シャルル・ドゴール―民主主義の中のリーダーシップへの苦闘 [著]渡邊啓貴

シャルル・ドゴール―民主主義の中のリーダーシップへの苦闘 [著]渡邊啓貴

■外交や歴史観、底部から分析  フランス人ジャーナリストとの対話で、彼がドゴールに批判的な言を吐いたのに応じて、私も日本に伝わるその偏狭さを冷たく論じたら、彼はいきなり激怒して、「日本人に彼の批判は許さない」と言われた………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2013年09月29日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 国際

マチュピチュ探検記―天空都市の謎を解く [著]マーク・アダムス

マチュピチュ探検記―天空都市の謎を解く [著]マーク・アダムス

■漂う熱気、発見者の足跡たどる  広大な荒野を苦労して旅しても面白い物語を書くことは難しい。危機一髪の出来事なんてそうはないし、単調な風景をだらだら記述しても退屈なだけだ。だからこうした探検記には、自分の旅にその土地の………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2013年09月29日
[ジャンル]国際

フェアトレードのおかしな真実 [著]コナー・ウッドマン

フェアトレードのおかしな真実 [著]コナー・ウッドマン

 途上国の原料や製品を適正な価格で買おうというフェアトレード。英ジャーナリストの著者は、それ自体が一大事業になりつつあるという。しかし生産者の生活改善は実現されているのか。ニカラグア、中国、アフガニスタン、タンザニアなど………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年09月22日
[ジャンル]国際

ライス回顧録―ホワイトハウス 激動の2920日 [著]コンドリーザ・ライス

ライス回顧録―ホワイトハウス 激動の2920日 [著]コンドリーザ・ライス

■臨場感あふれる外交の舞台裏  人種差別の激しかった米南部アラバマ州に育った著者は国際政治学者として頭角を現し、30代半ばにして国家安全保障会議(NSC)に参画、ブッシュ前政権下では大統領補佐官と国務長官を務めた。まさ………[もっと読む]

[評者]渡辺靖(慶応大学教授・文化人類学)
[掲載]2013年09月08日
[ジャンル]国際

チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド [編著]東浩紀

チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド [編著]東浩紀

 ウクライナで旧ソ連時代の1986年に起こったチェルノブイリ原発事故の跡地、いわゆる「ゾーン」へのツアーは2011年から本格化した。本書の旅には、東のほか津田大介や開沼博らが参加し、老朽化した「石棺」や、ニュースで見たの………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年08月11日
[ジャンル]社会 国際

グローブトロッター―世界漫遊家が歩いた明治ニッポン [著]中野明

グローブトロッター―世界漫遊家が歩いた明治ニッポン [著]中野明

■人は旅になにを求めるのか  19世紀末の欧米にグローブトロッター(世界漫遊家)と呼ばれる人々が出現する。交通機関の進展と低廉化にともない、旅が消費の一形態として、貴族だけでなく、多くの民間人に開放されたのだ。  鉄道………[もっと読む]

[評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)
[掲載]2013年08月11日
[ジャンル]歴史 国際

日中対立―習近平の中国をよむ [著]天児慧

日中対立―習近平の中国をよむ [著]天児慧

■大国といかに向き合うべきか  米中・米韓・中韓の首脳会談が続くなか、日中・日韓に関しては開催の見通しすら立っていない。中国とは尖閣問題に加え、ガス田開発問題も浮上している。  高まる世論を背景に双方の政府は一歩も引け………[もっと読む]

[評者]渡辺靖(慶応大学教授・文化人類学)
[掲載]2013年08月04日
[ジャンル]国際

身体を躾ける政治―中国国民党の新生活運動 [著]深町英夫

身体を躾ける政治―中国国民党の新生活運動 [著]深町英夫

■蒋介石の「指導」は定着したか  公共のマナーを守らない者や不潔な者に対して、私たちは不寛容だ。きちんと守られれば、たしかに居心地は良くなるが、絶対的に正しいと言えるのか、マナーに対して緩い国を旅するたびに不快に感じつ………[もっと読む]

[評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)
[掲載]2013年08月04日
[ジャンル]政治 国際

ナショナリズムの誘惑 [著]木村元彦・園子温・安田浩一

ナショナリズムの誘惑 [著]木村元彦・園子温・安田浩一

 かつて旧ユーゴの民族紛争を取材した木村、日本と中国の青年たちが殺し合う映画を18年前につくっていた園、在日コリアンへのヘイトスピーチデモを行う集団を取材する安田。日本社会は、安易な排外ナショナリズムに覆われようとしてい………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年07月14日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 国際

シッダールタの旅 [著]ヘッセ [構成・写真]竹田武史

シッダールタの旅 [著]ヘッセ [構成・写真]竹田武史

■煩悩と解脱、輪廻の天地を活写  三島由紀夫氏の死の3日前の電話で「インドには呼ばれる者とそうでない者がいる。君はやっとインドに行く時期が来た」。なにやら呪術めいた言霊に背を押されて1974年にインドに発った。この年に………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2013年07月07日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 国際

統合の終焉―EUの実像と論理 [著]遠藤乾

統合の終焉―EUの実像と論理 [著]遠藤乾

■柔軟で奥深い多面的な政治体  昨秋、欧州連合(EU)加盟国の対外文化機関の連合体であるEUNICの本部(ブリュッセル)を訪れる機会があった。ときはユーロ危機の真っただ中。EUへの悲観論が支配的だった頃だ。  ところが………[もっと読む]

[評者]渡辺靖(慶応大学教授・文化人類学)
[掲載]2013年06月23日
[ジャンル]国際

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