アート・ファッション・芸能

ピカソ―二十世紀美術断想 [著]粟津則雄

ピカソ―二十世紀美術断想 [著]粟津則雄

■遺跡発掘のように画家を照射  著者は昭和21(1946)年、18歳のとき初めてピカソの複製画に出会う。「事件」だった。それ以来、少年はピカソに「困惑」させられ、煩わしい問題を抱え込んでしまう。  バラバラの主題と様式………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2016年05月01日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

解読 ジェフリー・バワの建築―スリランカの「アニミズム・モダン」 [著]岩本弘光

解読 ジェフリー・バワの建築―スリランカの「アニミズム・モダン」 [著]岩本弘光

 だいぶ前から気になっていたアジアの重要な建築家だが、初めて日本語でまとまって読むことができる大著が刊行された。西洋の情報は簡単に入ってくるが、国会議事堂を手がけた巨匠のことでも、スリランカはどうしても死角になってしまう………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2016年04月24日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

光の子ども (1)・(2) [著]小林エリカ

光の子ども (1)・(2) [著]小林エリカ

■放射能発見の歓喜と現代の恐怖  科学の研究にはのちにとんでもない結果を招くものが少なくないが、その最たるものは放射能だろう。不幸を生み出す規模がちがう。あんな研究をしてくれなければこんなことにならなかったのに、と現代………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2016年04月24日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

スーザン・ソンタグの『ローリング・ストーン』インタヴュー [著]ジョナサン・コット

スーザン・ソンタグの『ローリング・ストーン』インタヴュー [著]ジョナサン・コット

■回転しながら引き出す「素の私」  一読すると、スーザン・ソンタグに向かって、ジョナサン・コットがインタビューしているかのようだが(というのも、七〇年代、「ローリング・ストーン」誌に短縮版が掲載された経緯があるからだ)………[もっと読む]

[評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)
[掲載]2016年04月17日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

乱舞の中世 白拍子・乱拍子・猿楽 [著]沖本幸子

乱舞の中世 白拍子・乱拍子・猿楽 [著]沖本幸子

 中世初期に流行した即興的な舞、乱舞。その中で、リズミカルな芸能として登場したのが、白拍子・乱拍子だ。これらは、いまでは滅びたが、現代に伝わる能の根源でもある〈翁(おきな)〉の成り立ちに、深く関わっているという。即興舞が………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2016年04月17日
[ジャンル]歴史 アート・ファッション・芸能

海を渡って [著]鶴崎燃

海を渡って [著]鶴崎燃

 写真の限界はレンズの画角の限界でもある。写らないものは表現できない。当たり前すぎる話だ。  だが優れた写真と、それを巧みに編んだ写真集は、その限界を超える。本写真集を開くと上段に帰国後の中国残留邦人の生活の写真が、下段………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年04月17日
[ジャンル]歴史 アート・ファッション・芸能 国際

瀬川昌久自選著作集1954−2014 [著]瀬川昌久

瀬川昌久自選著作集1954−2014 [著]瀬川昌久

■日米のジャズ史を克明に記録  音楽を聴くことは、すなわちレコード盤に耳を傾けることだった。誰しもその解説を読んで知識を得たものだ。著者も子供の頃、そこから多大な影響を得たという。野川香文、野口久光らの名解説はその後も………[もっと読む]

[評者]細野晴臣(音楽家)
[掲載]2016年04月03日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

ルシアン・フロイドとの朝食 描かれた人生 [著]ジョーディ・グレッグ

ルシアン・フロイドとの朝食 描かれた人生 [著]ジョーディ・グレッグ

■破天荒な人生、危険なオーラ発散  画家は一枚の絵を完成させるために描くのではない。絵を描く目的は、いかなる絵を創造するかではなく、いかなるプロセスを歩み続けるかという行為それ自体を目的にする以外に画家の存在理由はない………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2016年03月13日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

集合住宅30講 [著]植田実

集合住宅30講 [著]植田実

■見て、感じて、考える歓び  集合住宅は世界中どれも似たり寄ったりだ。住戸の寄せ集めで中心がなく、象徴的な表情に欠ける。ならそれを逆手にとって集合住宅の共通項である窓、バルコニー、玄関、屋上などで横に切ってみようという………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2016年01月24日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

証言で綴る日本のジャズ [著]小川隆夫

証言で綴る日本のジャズ [著]小川隆夫

■質問が引き出す「時代の空気」  ジャズについてそれほど詳しくなくても、ミュージシャンや評論家らの証言を読むことで、浮き彫りになる時代の空気を感じる。ジャズだけではない。この国のポピュラーミュージックの歴史を理解するた………[もっと読む]

[評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)
[掲載]2015年12月20日
[ジャンル]歴史 アート・ファッション・芸能

舞踏、まさにそれゆえに 土方巽 曝かれる裏身体 [著]河村悟

舞踏、まさにそれゆえに 土方巽 曝かれる裏身体 [著]河村悟

■語り得ないものを語る試み  土方巽は死の前年(一九八五年)、最後の言葉を、「肉体という巨大都市を肉体という埋没史が尾行する……」と書き遺(のこ)したという。  正直なことを書けば、うまく理解できない。けれど、この言葉………[もっと読む]

[評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)
[掲載]2015年12月13日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

「芸」と「能」 [著]清水ミチコ、酒井順子

「芸」と「能」 [著]清水ミチコ、酒井順子

 「話芸」と「文芸」の2人による、「芸能」をめぐる掛け合いエッセー。「人生において紅白歌合戦を見逃したことが無い」酒井さんは、清水さんがその年の紅白をどう見ているかがいつも気になり、ユーミンを聞けば、清水さんが演じる「ユ………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2015年12月13日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

にもかかわらず―1900—1930 [著]アドルフ・ロース [訳]加藤淳

にもかかわらず―1900—1930 [著]アドルフ・ロース [訳]加藤淳

■「装飾は犯罪」今も刺さる主張  とんでもない一文に出会う。「建築家を毒殺せよ」。建築嫌いの批評家が気まぐれに書いた文章ではない。20世紀初頭のウィーンで活躍した建築家、アドルフ・ロースが一貫した思想のもとで記したもの………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2015年11月29日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

黒澤明と三船敏郎 [著]ステュアート・ガルブレイス4世

黒澤明と三船敏郎 [著]ステュアート・ガルブレイス4世

 敗戦の翌年に出会って以来、2人合わせて150作もの映画を作ったという「世界のクロサワ」と「世界のミフネ」。その名声の陰に苦労が多かった2人の仕事と生涯を、米国の映画評論家の目で詳細に追った分厚い評伝だ。家族や仕事仲間か………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2015年11月15日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

現代美術キュレーター・ハンドブック [著]難波祐子

現代美術キュレーター・ハンドブック [著]難波祐子

■実務の細部が語る苦労と魅力  キュレーターとは一般的に学芸員のことだが、近年はもっと広義に情報を整理したり、各分野で企画をたてる人も意味する。本書は国内外で美術展を手がけた著者が企画展におけるキュレーターの仕事を丁寧………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2015年11月15日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

ページトップへ戻る