科学・生物

クロニクル 日本の原子力時代 一九四五〜二〇一五年 [著]常石敬一

クロニクル 日本の原子力時代 一九四五〜二〇一五年 [著]常石敬一

■事故後も引き返せぬ社会の背景  年表は無味乾燥に見えて、多くを語る。ある出来事があったから、次の出来事があったのだということが明瞭になる。そして、同時期の二つの事象は、無関係のようでいて、しばしばつながっているのであ………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2015年09月27日
[ジャンル]歴史 科学・生物

大転換 新しいエネルギー経済のかたち [著]レスター・R・ブラウンほか

大転換 新しいエネルギー経済のかたち [著]レスター・R・ブラウンほか

■太陽光と風力への潮流、力強く  環境保護の旗手レスター・ブラウンによる「現役最後の書」。化石燃料や原子力による「古いエネルギー経済」から、太陽光と風力による「新しいエネルギー経済」への大転換を力強く描き出す。同時に、………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2015年08月30日
[ジャンル]経済 科学・生物

ネアンデルタール人は私たちと交配した [著]スヴァンテ・ペーボ

ネアンデルタール人は私たちと交配した [著]スヴァンテ・ペーボ

■現生人類と恋?太古に思い馳せ  ネアンデルタール人は、約40万〜30万年まえに出現し、3万年ほどまえに地球上から姿を消した。我々現生人類とも、「ご近所さん」として暮らしていた時期がある。  ネアンデルタール人と現生人………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2015年08月23日
[ジャンル]科学・生物

動物たちの武器―闘いは進化する [著]ダグラス・J・エムレン

動物たちの武器―闘いは進化する [著]ダグラス・J・エムレン

■人と動物、軍拡競争の自然誌  たとえばカブトムシの角、ゾウの牙、シオマネキのハサミ。身体に不釣り合いに大きな器官が、動物にはよく見られる。単に生き延びることを考えればむしろ邪魔になりそうだ。なんでこんなものが進化して………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2015年08月23日
[ジャンル]科学・生物

この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた [著]ルイス・ダートネル

この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた [著]ルイス・ダートネル

■思考実験で問う、もの作りの原点  冷戦時代の世界終焉(しゅうえん)イメージは核戦争による破局とその後の世界を想像することで磨き上げられた。放射能汚染された廃墟(はいきょ)で、どのようにサバイバルするのか、通俗的に定着………[もっと読む]

[評者]島田雅彦(作家・法政大学教授)
[掲載]2015年08月09日
[ジャンル]科学・生物 社会

意識はいつ生まれるのか—脳の謎に挑む統合情報理論 [著]マルチェッロ・マッスィミーニ、ジュリオ・トノーニ

意識はいつ生まれるのか—脳の謎に挑む統合情報理論 [著]マルチェッロ・マッスィミーニ、ジュリオ・トノーニ

■科学的な追求で、謎に突破口  意識とは何か? この永遠の謎に、俊英2人が挑む。  意識研究は哲学や心理学、情報科学などさまざまな分野が関係し、さらに厄介なことに「誰もが自分の意識については専門家」なので、議論は混迷の………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2015年07月26日
[ジャンル]科学・生物

二重螺旋―完全版 [著] ジェームズ・D・ワトソン

二重螺旋―完全版 [著] ジェームズ・D・ワトソン

■生命科学の時代と露骨な競争の幕開け  著者のジム・ワトソンは生命科学界のスティーヴ・ジョブズだ。本質をズバリとつかみとる強烈な直観力、高速回転する頭脳、沸き立つエネルギー、身体中から放射されるオーラ、なんとしても目標………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2015年07月12日
[ジャンル]科学・生物 ノンフィクション・評伝

日本農業は世界に勝てる [著]山下一仁

日本農業は世界に勝てる [著]山下一仁

■農政転換へ、チャンス掴めるか  「日本の農業は競争力がない、だから保護が必要」という論理は、私たちにとって半ば常識と化している。ところが著者は、日本の農業には高い競争力を発揮する条件が、潜在的に備わっていることを説得………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2015年07月05日
[ジャンル]経済 科学・生物

ハトはなぜ首を振って歩くのか [著]藤田祐樹

ハトはなぜ首を振って歩くのか [著]藤田祐樹

■鳥とヒト、それぞれの二足歩行  駅前や公園で、「ぐるっぽぐるっぽ」とぼやきながらたむろしている。首のあたりがぎらついている。そして、その首を振って歩く。私はやつらがやや苦手だ。やつら——そう、ハト。  苦手な理由はま………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2015年06月28日
[ジャンル]科学・生物

江戸日本の転換点―水田の激増は何をもたらしたか [著] 武井弘一

江戸日本の転換点―水田の激増は何をもたらしたか [著] 武井弘一

■列島改造!! 成長の限界に直面  明治以後、江戸時代の社会は、概して否定的に見られてきた。それが参照すべきものとして見られるようになったのは、むしろ近年である。それは、戦後日本で、「日本列島改造」と呼ばれた経済の高度………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2015年05月24日
[ジャンル]歴史 経済 科学・生物

原子・原子核・原子力―わたしが講義で伝えたかったこと [著]山本義隆

原子・原子核・原子力―わたしが講義で伝えたかったこと [著]山本義隆

 著名な科学史家が、X線やウラン線の発見、核物理学のはじまり、核分裂と連鎖反応の発見といった歴史的背景を研究者の人物像を交えながら紹介し、放射性元素の崩壊、放射線エネルギーが人体に及ぼす影響などについて数式や図表も用いつ………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2015年05月24日
[ジャンル]歴史 科学・生物 医学・福祉

写真のボーダーランド―X線・心霊写真・念写 [著] 浜野志保

写真のボーダーランド―X線・心霊写真・念写 [著] 浜野志保

■心霊写真から探る写真の本質  目には見えないものを撮ったX線・心霊写真・念写の歴史を繙(ひもと)きながら、写真とは何かを問う。写真はそこに在るものが写る、だから写真に写っていれば存在することになる、というわけで写真は………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2015年05月24日
[ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能 科学・生物

人工授精の近代 戦後の「家族」と医療・技術 [著] 由井秀樹

人工授精の近代 戦後の「家族」と医療・技術 [著] 由井秀樹

■「子を産むべき」の呪縛の強さ  人工授精、体外受精、代理母……。次々に新手が現れる不妊対策。その背景に「結婚と出産を一体」のものと認識し、「夫婦と血のつながりがある子を妻が出産する」ことを規範とする家族観があると著者………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2015年05月17日
[ジャンル]科学・生物

人工知能は人間を超えるか [著]松尾豊 エニグマ アラン・チューリング伝(上) [著]アンドルー・ホッジス

人工知能は人間を超えるか [著]松尾豊 エニグマ アラン・チューリング伝(上) [著]アンドルー・ホッジス

■「計算」の概念を変え、新世界の扉開いた  ここのところ、人工知能がめきめきと賢くなっている。将棋で一流のプロ棋士と対等に渡り合うほどになり、やがては人類を滅ぼすかもしれないと警告する科学者もいるほどだ。ちょっと前は、………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2015年05月10日
[ジャンル]科学・生物

フューチャー・オブ・マインド―心の未来を科学する [著]ミチオ・カク

フューチャー・オブ・マインド―心の未来を科学する [著]ミチオ・カク

■科学の力で「超能力」も現実に?  「ひもの場の理論」で知られる理論物理学者のミチオ・カクは、先端科学の達成を一般向けにわかりやすく解説するノンフィクションを旺盛に執筆してきた。『サイエンス・インポッシブル』は、SF小………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2015年03月29日
[ジャンル]科学・生物

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

ページトップへ戻る