新書

ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 [著]大鐘良一・小原健右

ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 [著]大鐘良一・小原健右

 ■必要な資質とは?意外な逆転も  遊園地のジェットコースターでも怖いんだから、子どものころから宇宙旅行にはあこがれたものの、宇宙飛行士なぞ望むべくもない。だからこそ、どんな人が宇宙飛行士を目指し、どういう試験を経て合………[もっと読む]

[評者]四ノ原恒憲(朝日新聞記者)
[掲載]2010年07月18日
[ジャンル]科学・生物 ノンフィクション・評伝 新書

秘密諜報員(ちょうほういん)ベートーヴェン [著]古山和男

秘密諜報員(ちょうほういん)ベートーヴェン [著]古山和男

■恋文を装った政敵情報の通信文    音楽史上、もっとも論争のにぎやかな事件の一つに、ベートーヴェンの〈不滅の恋人〉問題がある。死後、ベートーヴェンの遺品の中から、三通の自筆書簡が出てきた。相手を〈不滅の恋人〉と呼びな………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年07月18日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 新書

思い出袋 [著]鶴見俊輔 

思い出袋 [著]鶴見俊輔 

■エネルギーが満ちる言葉の数々  本書は、岩波書店のPR誌「図書」に7年にわたって連載された、1回分は原稿用紙にして3枚足らずのエッセーをまとめたものだ。  著者の鶴見俊輔は、日本を代表する思想家、哲学者であり、ベ平連………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2010年05月02日
[ジャンル]文芸 人文 新書

インターネット新世代 [著]村井純/ネットの炎上力 [著]蜷川真夫

インターネット新世代 [著]村井純/ネットの炎上力 [著]蜷川真夫

■使いこなすために経験の蓄積を  インターネットに関する総論(村井書)と各論(蜷川書)を読み進むうちになんどか「疎外」という語を思いだした。F・パッペンハイムの『近代人の疎外』(一九五九)にある「われわれは技術が勝ち人………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2010年04月25日
[ジャンル]IT・コンピューター 社会 新書

創るセンス―工作の思考 [著]森博嗣

創るセンス―工作の思考 [著]森博嗣

■想像力駆使して臨機応g変に楽しむ  アイザック・アシモフの「バイセンテニアル・マン」は自由を求めたロボットの物語だ。アンドリュウというそのロボットはある一家の手伝いとして購入されるが、なぜか木彫り細工の才能に長(た)………[もっと読む]

[評者]瀬名秀明(作家)
[掲載]2010年03月28日
[ジャンル]文芸 アート・ファッション・芸能 新書

清水次郎長―幕末維新と博徒の世界 [著]高橋敏 

清水次郎長―幕末維新と博徒の世界 [著]高橋敏 

■暴力装置を織り込んできた近代  いつの世も、正史に記録を残さない庶民が歴史の底辺を支え、消えてゆくのだが、幕末の博徒集団に限って言えば、ただ消えていったとは言い難い。もともと幕藩体制の隙間(すきま)を埋めるかたちで権………[もっと読む]

[評者]高村薫(作家)
[掲載]2010年03月14日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 新書

教育の職業的意義―若者、学校、社会をつなぐ [著]本田由紀

教育の職業的意義―若者、学校、社会をつなぐ [著]本田由紀

■働く者が身につけるべき知識とは  1980年代までの日本の教育は、学校から仕事への円滑な移行を可能としている点で、諸外国から評価されてきた。ところが2009年、経済協力開発機構は、日本教育の美徳が揺らぎ、数々の問題が………[もっと読む]

[評者]耳塚寛明(お茶の水女子大副学長・教育社会学)
[掲載]2010年02月28日
[ジャンル]教育 社会 新書

ロボットとは何か―人の心を映す鏡 [著]石黒浩

ロボットとは何か―人の心を映す鏡 [著]石黒浩

■「人とは何か」という問いに迫る  人はいつも自分と似ているものに強い関心を抱き、そこに心を見いだし、だからこそ違和を感じ、怖(おそ)れ続けてきた。現代のヒト型ロボットがそのような存在である。著者は日本が生んだ認知発達………[もっと読む]

[評者]瀬名秀明(作家)
[掲載]2010年01月24日
[ジャンル]人文 科学・生物 新書

勇気ってなんだろう [著]江川紹子

勇気ってなんだろう [著]江川紹子

■つらい境遇、克服した11人の軌跡  著者は、自殺したくなるほど辛(つら)い境遇に陥り、そこからはい上がった11人に「勇気とは」と問い掛ける。  例えば、仙波敏郎さん。彼は現役警察官でありながら、愛媛県警の裏金を内部告………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2010年01月24日
[ジャンル]社会 新書

地球の洞察―多文化時代の環境哲学 [著]J・ベアード・キャリコット/環境思想とは何か [著]松野弘

地球の洞察―多文化時代の環境哲学 [著]J・ベアード・キャリコット/環境思想とは何か [著]松野弘

■実践へ向けた議論に多くの示唆  読書というものがもたらす歓(よろこ)びの一つが、時空を超えた“旅”ともいうべき充足の経験だとしたら、『地球の洞察』はまさにそれに該当するものだった。  環境問題が新たな局面を迎えつつあ………[もっと読む]

[評者]広井良典(千葉大学教授)
[掲載]2010年01月24日
[ジャンル]科学・生物 社会 新書

背徳のクラシック・ガイド [著]鈴木淳史 

背徳のクラシック・ガイド [著]鈴木淳史 

■ギャグも織り交ぜ、快速批評  この本が、あるヴァイオリニストによるバッハの演奏を評した言葉。「気持ちの入りようは半端ではない。濁る和音。外れる音程。何も恐れることはない、といわんばかりにゴリゴリ押しまくる。圧巻」  ………[もっと読む]

[評者]苅部直(東京大学教授)
[掲載]2009年11月01日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 新書

タイ-中進国の模索 [著]末廣昭 

タイ-中進国の模索 [著]末廣昭 

■「微笑みの国」再建への模索を解説  タイは1980年代から90年代にかけて急成長を遂げ、アジアの中進国として注目されてきた。しかし昨年11月バンコクの国際空港の占拠、今年4月パタヤーでのASEAN・東アジア首脳会議の………[もっと読む]

[評者]天児慧(早稲田大学教授)
[掲載]2009年10月25日
[ジャンル]経済 新書

道路整備事業の大罪-道路は地方を救えない [著]服部圭郎

道路整備事業の大罪-道路は地方を救えない [著]服部圭郎

■道路をつくると地方は衰える  アメリカには計3年暮らしたが、街が完全に自動車中心にできていて、その「豊かさ」のイメージとは正反対に中心部は荒廃し実に味気なかった。ヨーロッパの街は概して全く対照的で、歩いて楽しめるエリ………[もっと読む]

[評者]広井良典(千葉大学教授)
[掲載]2009年10月18日
[ジャンル]政治 社会 新書

司法官僚-裁判所の権力者たち [著]新藤宗幸 

司法官僚-裁判所の権力者たち [著]新藤宗幸 

■驚くべき最高裁事務総局の実態  公害訴訟や公共工事の差し止め請求訴訟などでいつも住民側の原告適格が問われ、門前払いになることが多いのはなぜか。国政選挙の一票の格差をめぐる訴訟で、いつも「合理性を欠くとまではいえない」………[もっと読む]

[評者]高村薫(作家)
[掲載]2009年10月18日
[ジャンル]社会 新書

振仮名の歴史 [著]今野真二 

振仮名の歴史 [著]今野真二 

■日本語の表現を豊かにする機能  振り仮名は読めない漢字のためのもの、こんな漢字は読めるぞと思う自分を反省する——本書を読み始めてすぐの感想だ。  サザンオールスターズのCDの歌詞で、「合図」には「サイン」、「瞬間」に………[もっと読む]

[評者]石上英一(東京大学教授)
[掲載]2009年10月04日
[ジャンル]人文 新書

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