政治

アメリカの真の支配者―コーク一族 [著]ダニエル・シュルマン

アメリカの真の支配者―コーク一族 [著]ダニエル・シュルマン

■富豪兄弟、大統領選にも存在感  「コーク兄弟」の名を知ったのは、アメリカで気候変動対策としての「排出量取引制度」導入が挫折した背景に、彼らの巨大な影響力があったと知った時だ。兄弟は、父から引き継いだ事業を巨大ビジネス………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2016年02月07日
[ジャンル]政治 社会 ノンフィクション・評伝

温泉の平和と戦争―東西温泉文化の深層 [著]石川理夫

温泉の平和と戦争―東西温泉文化の深層 [著]石川理夫

■「極楽」保つ大切さ、歴史でみる    古来、人類は(そして、たぶん猿や鹿や鳥などの動物たちも)、温泉の気持ちよさと効能に気づき、温泉を大切にしてきた。本書は文献や実地調査を通し、古今東西の温泉が人々のあいだでどう位置………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2016年01月31日
[ジャンル]政治 社会

中東の現場を歩く―激動20年の取材のディテール [著]川上泰徳

中東の現場を歩く―激動20年の取材のディテール [著]川上泰徳

 「中東はテロであふれている」と著者は書く。だから、30人以上が死んでも「またか」と思われるだけだ。朝日新聞記者として20年、中東を取材し、現在はフリージャーナリストとして活動する著者が、具体的な人や出来事から過去と現在………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2016年01月31日
[ジャンル]政治 社会

洛陽堂 河本亀之助小伝―損をしてでも良書を出す・ある出版人の生涯 [著]田中英夫

洛陽堂 河本亀之助小伝―損をしてでも良書を出す・ある出版人の生涯 [著]田中英夫

■裏方に徹し才能ある人物を世に    明治42年に出版社洛陽堂を興した河本亀之助の人物像とその業績を克明に辿(たど)った書。  河本は故郷・広島県で小学校の助教を務め、キリスト教への関心を深めたあと数え25歳で上京、印………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2016年01月31日
[ジャンル]政治 人文 社会

議会の進化―立憲的民主統治の完成へ [著]ロジャー・D・コングルトン

議会の進化―立憲的民主統治の完成へ [著]ロジャー・D・コングルトン

■「合理的選択」が導く民主化    本書は、王政から議会制民主主義への移行という統治構造の変化に対し、首尾一貫した理論的説明を与える試みである。  本書が採用するのは、「合理的選択」という視点だ。合理的な個人が、利己的………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2016年01月31日
[ジャンル]政治 社会

21世紀の不平等 [著]アンソニー・B・アトキンソン

21世紀の不平等 [著]アンソニー・B・アトキンソン

■上手な再分配策を!明快で具体的提言  それにしても、政府はいつになったら再分配政策に本気を出すのだろう。経済政策の三本柱といえば「安定」「成長」「再分配」。だが、アベノミクス「第一の矢」でも「第二の矢」でも、「再分配………[もっと読む]

[評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)
[掲載]2016年01月17日
[ジャンル]政治 社会

愛国的無関心―「見えない他者」と物語の暴力 [著]内藤千珠子

愛国的無関心―「見えない他者」と物語の暴力 [著]内藤千珠子

■「伏字的死角」に宿る歴史分析  本書には二つのキーワードがある。一つは「愛国的無関心」。「現在の愛国的空気が、近代日本の帝国主義に基づく無関心に起因」と定義づけられる。二つは「伏字(ふせじ)的死角」。近代日本では○や………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2016年01月17日
[ジャンル]政治 社会

プーチンの実像—証言で暴く「皇帝」の素顔 [著]朝日新聞国際報道部 駒木明義、吉田美智子、梅原季哉

プーチンの実像—証言で暴く「皇帝」の素顔 [著]朝日新聞国際報道部 駒木明義、吉田美智子、梅原季哉

■強権志向者が抱える孤独  長らくチェチェン紛争からロシアを見てきた私には、最高権力者であるプーチンとは、強権志向の半独裁者であり、暗殺の横行する社会を許す冷血漢だと映っていた。なぜロシアの人々はそんな指導者を求めるの………[もっと読む]

[評者]星野智幸(小説家)
[掲載]2016年01月10日
[ジャンル]政治 社会 国際

誰が「橋下徹」をつくったか―大阪都構想とメディアの迷走 [著]松本創

誰が「橋下徹」をつくったか―大阪都構想とメディアの迷走 [著]松本創

■「言葉」を乗っ取られた社会  「彼が政治家になった7年半で、ずいぶん荒っぽい言葉が社会に蔓延(まんえん)するようになった。それまではネットの中にとどまっていた攻撃的で排他的、汚い言葉遣いで誰かを罵(ののし)るような人………[もっと読む]

[評者]星野智幸(小説家)
[掲載]2015年12月20日
[ジャンル]政治 社会

北京をつくりなおす 政治空間としての天安門広場 [著]ウー・ホン

北京をつくりなおす 政治空間としての天安門広場 [著]ウー・ホン

■巨大空間めぐるイメージの闘争  以前、ヴェネツィア・ビエンナーレで世界都市を比較する展示を見たとき、人が集まる重要な場所としてヨーロッパの各都市が代表的な広場を紹介したのに対し、東京は絶えず人が行き交う渋谷のスクラン………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2015年12月13日
[ジャンル]歴史 政治 社会

越境者の政治史 アジア太平洋における日本人の移民と植民 [著]塩出浩之

越境者の政治史 アジア太平洋における日本人の移民と植民 [著]塩出浩之

■「移動」に焦点、「日本人」とは  明治時代から第2次世界大戦の敗戦まで、「日本人」はどこへ移り住んだのか。そして、地域の秩序にどのような影響を与えたのか——。  北海道や樺太から、ハワイ、旧満州、朝鮮半島、台湾、南北………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2015年12月13日
[ジャンル]歴史 政治

コトラー 世界都市間競争 [著]フィリップ・コトラー、ミルトン・コトラー 資本主義に希望はある [著]フィリップ・コトラー

コトラー 世界都市間競争 [著]フィリップ・コトラー、ミルトン・コトラー 資本主義に希望はある [著]フィリップ・コトラー

■大都市圏の浮沈、多国籍企業が鍵  「大阪ダブル選挙」が大いに注目を浴びた。だが大阪の抱える、企業と若年人口の東京流出、貧困問題、財政危機といった諸課題は、「二重行政の解消」では簡単に解決できない。真にチャレンジングな………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2015年12月06日
[ジャンル]政治 社会

戦後政治の証言者たち [著]原彬久 日本外交への直言 [著]河野洋平

戦後政治の証言者たち [著]原彬久 日本外交への直言 [著]河野洋平

■人間味浮かぶ、当事者の語り  政治学者・原彬久は政治指導者からのオーラル・ヒストリー(口述史)を歴史・政治研究に持ちこんだ先駆者である。当事者の語る「新しい事実」によって既知の風景とは異なる重層的な史実が明らかになる………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2015年11月08日
[ジャンル]政治 国際

財務省と政治―「最強官庁」の虚像と実像 [著]清水真人

財務省と政治―「最強官庁」の虚像と実像 [著]清水真人

■官→政 「力」の移行と銀行救済  古代律令制以来の「大蔵省」の金看板を、省庁再編で2001年に降ろした「財務省」。なぜこの省は、長らく「最強官庁」であり続けたのか。あらゆる政策は、予算の裏づけがなければ「形」にならな………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2015年11月08日
[ジャンル]政治 社会 新書

時代の正体―権力はかくも暴走する [編]神奈川新聞「時代の正体」取材班

時代の正体―権力はかくも暴走する [編]神奈川新聞「時代の正体」取材班

 1977年、横浜に米軍機が墜落し、住民3人が死亡した。その事故と、米軍基地の建設計画が進む沖縄を重ねあわせ、記者は書く。「米軍の事故で犠牲になる人は守るべき日本人の一人に入っていないのか」。在日コリアンに対するヘイトス………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2015年10月11日
[ジャンル]政治 社会

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