政治

誰が「橋下徹」をつくったか―大阪都構想とメディアの迷走 [著]松本創

誰が「橋下徹」をつくったか―大阪都構想とメディアの迷走 [著]松本創

■「言葉」を乗っ取られた社会  「彼が政治家になった7年半で、ずいぶん荒っぽい言葉が社会に蔓延(まんえん)するようになった。それまではネットの中にとどまっていた攻撃的で排他的、汚い言葉遣いで誰かを罵(ののし)るような人………[もっと読む]

[評者]星野智幸(小説家)
[掲載]2015年12月20日
[ジャンル]政治 社会

北京をつくりなおす 政治空間としての天安門広場 [著]ウー・ホン

北京をつくりなおす 政治空間としての天安門広場 [著]ウー・ホン

■巨大空間めぐるイメージの闘争  以前、ヴェネツィア・ビエンナーレで世界都市を比較する展示を見たとき、人が集まる重要な場所としてヨーロッパの各都市が代表的な広場を紹介したのに対し、東京は絶えず人が行き交う渋谷のスクラン………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2015年12月13日
[ジャンル]歴史 政治 社会

越境者の政治史 アジア太平洋における日本人の移民と植民 [著]塩出浩之

越境者の政治史 アジア太平洋における日本人の移民と植民 [著]塩出浩之

■「移動」に焦点、「日本人」とは  明治時代から第2次世界大戦の敗戦まで、「日本人」はどこへ移り住んだのか。そして、地域の秩序にどのような影響を与えたのか——。  北海道や樺太から、ハワイ、旧満州、朝鮮半島、台湾、南北………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2015年12月13日
[ジャンル]歴史 政治

コトラー 世界都市間競争 [著]フィリップ・コトラー、ミルトン・コトラー 資本主義に希望はある [著]フィリップ・コトラー

コトラー 世界都市間競争 [著]フィリップ・コトラー、ミルトン・コトラー 資本主義に希望はある [著]フィリップ・コトラー

■大都市圏の浮沈、多国籍企業が鍵  「大阪ダブル選挙」が大いに注目を浴びた。だが大阪の抱える、企業と若年人口の東京流出、貧困問題、財政危機といった諸課題は、「二重行政の解消」では簡単に解決できない。真にチャレンジングな………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2015年12月06日
[ジャンル]政治 社会

戦後政治の証言者たち [著]原彬久 日本外交への直言 [著]河野洋平

戦後政治の証言者たち [著]原彬久 日本外交への直言 [著]河野洋平

■人間味浮かぶ、当事者の語り  政治学者・原彬久は政治指導者からのオーラル・ヒストリー(口述史)を歴史・政治研究に持ちこんだ先駆者である。当事者の語る「新しい事実」によって既知の風景とは異なる重層的な史実が明らかになる………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2015年11月08日
[ジャンル]政治 国際

財務省と政治―「最強官庁」の虚像と実像 [著]清水真人

財務省と政治―「最強官庁」の虚像と実像 [著]清水真人

■官→政 「力」の移行と銀行救済  古代律令制以来の「大蔵省」の金看板を、省庁再編で2001年に降ろした「財務省」。なぜこの省は、長らく「最強官庁」であり続けたのか。あらゆる政策は、予算の裏づけがなければ「形」にならな………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2015年11月08日
[ジャンル]政治 社会 新書

時代の正体―権力はかくも暴走する [編]神奈川新聞「時代の正体」取材班

時代の正体―権力はかくも暴走する [編]神奈川新聞「時代の正体」取材班

 1977年、横浜に米軍機が墜落し、住民3人が死亡した。その事故と、米軍基地の建設計画が進む沖縄を重ねあわせ、記者は書く。「米軍の事故で犠牲になる人は守るべき日本人の一人に入っていないのか」。在日コリアンに対するヘイトス………[もっと読む]

[掲載]2015年10月11日
[ジャンル]政治 社会

ナチスと自然保護―景観美・アウトバーン・森林と狩猟 [著]フランク・ユケッター

ナチスと自然保護―景観美・アウトバーン・森林と狩猟 [著]フランク・ユケッター

■政権に接近した郷土愛の理想  ナチスが悪であることは世界の共通認識だろう。だが、ナチスが先進的に打ち出した政策の中には、現在良いイメージをもたれているものがある。例えば、喫煙と肺がんの因果関係が証明され、健康な国民=………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2015年10月11日
[ジャンル]政治 科学・生物 社会

“ひとり出版社”という働きかた [編]西山雅子

“ひとり出版社”という働きかた [編]西山雅子

■編集者の思いを本に凝縮  全力投球で10冊、本を書いてきたけど売れないなあ。そうぼやいたら、向かいの席の編集者が呻(うめ)いた。ぼくなんか、キミ並みには誠実な著者10人とつきあっているけどヒットが出ないよ……。  そ………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2015年10月11日
[ジャンル]政治 人文 社会

民主主義ってなんだ? [著]高橋源一郎、SEALDs

民主主義ってなんだ? [著]高橋源一郎、SEALDs

■「私たち」ではなく「私」の言葉  「憲法守れ」  「国民なめんな」  「勝手に決めるな」  国会議事堂の前で今夏、ずんちゃか鳴ってる太鼓の音にあわせ、安保法案反対をラップする若者の姿が浮かぶ。問いかけの決めゼリフが「………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2015年10月04日
[ジャンル]政治

なぜ、習近平は激怒したのか―人気漫画家が亡命した理由 [著]高口康太

なぜ、習近平は激怒したのか―人気漫画家が亡命した理由 [著]高口康太

 中国の政治風刺漫画家で日本に事実上、亡命中の王立銘さん(ペンネーム・辣椒〈ラージャオ〉)の作品と語りを誘い水に、習近平(シーチンピン)体制前後の言論状況や背後にある社会構造を描く。ポップで骨太な現代中国の解説だ。  世………[もっと読む]

[掲載]2015年09月20日
[ジャンル]歴史 政治

「人間国家」への改革―参加保障型の福祉社会をつくる [著]神野直彦

「人間国家」への改革―参加保障型の福祉社会をつくる [著]神野直彦

■人への投資が生む、新たな経済  「失われた20年」の間、いくら経済政策を打っても経済成長率は高まらなかった。とはいえ、私たちの経済社会も過去20年間、大きな構造変化を遂げた。その認識なしに経済政策を打っても、効果が出………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2015年09月13日
[ジャンル]政治 社会

明仁天皇と平和主義 [著]斉藤利彦

明仁天皇と平和主義 [著]斉藤利彦

 今年の全国戦没者追悼式の「おことば」に、天皇陛下は「深い反省」という言葉を盛り込んだ。日本が国際連盟を脱退した1933(昭和8)年に生まれ、天皇の神格化が進む中で、「天皇にならざるを得ない」立場に生まれた少年が、どのよ………[もっと読む]

[掲載]2015年08月23日
[ジャンル]歴史 政治 社会

「居場所」のない男、「時間」がない女 [著]水無田気流

「居場所」のない男、「時間」がない女 [著]水無田気流

 就労以外の人生の選択肢が乏しく自殺のリスクも高い「関係貧困」の男性たち。女性たちは、家事や育児を含む総労働時間が男性よりも長いが睡眠時間は短い「時間貧困」を抱える。気鋭の社会学者が、主にサラリーマン家庭の抱える貧困問題………[もっと読む]

[掲載]2015年08月23日
[ジャンル]政治 人文 社会

上海36人圧死事件はなぜ起きたのか [著]加藤隆則

上海36人圧死事件はなぜ起きたのか [著]加藤隆則

■惨事から見える累積する矛盾  上海の観光名所・外灘(バンド)で新しい年を迎えようと集まった群衆が押し合いとなって転倒し、36人が圧死、49人が負傷した。発生時間は2014年12月31日午後11時35分——。  今年元………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2015年08月23日
[ジャンル]歴史 政治 社会

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