経済

スモールマート革命―持続可能な地域経済活性化への挑戦 [著]マイケル・シューマン

スモールマート革命―持続可能な地域経済活性化への挑戦 [著]マイケル・シューマン

■小さいことは、いいことだ  経済成長と規模の拡大。一般にこの二つは不可分の関係にあると信じられている。たとえば巨大小売企業による大規模な流通支配や、ショッピングモールなど巨大施設の数々は、この「巨大信奉」の結果だろう………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2013年12月01日
[ジャンル]経済

イギリスに学ぶ商店街再生計画 [著]足立基浩

イギリスに学ぶ商店街再生計画 [著]足立基浩

■車依存の郊外居住から転換  シャッター通りを甦(よみがえ)らせ、中心市街地を再生させることが、今後の政治・経済の最重要課題である。日本においてのみならず、世界において、危急である。なぜなら、街の中心に人々を呼び戻すこ………[もっと読む]

[評者]隈研吾(建築家・東京大学教授)
[掲載]2013年11月10日
[ジャンル]経済 社会

「幸せ」の経済学 [著]橘木俊詔

「幸せ」の経済学 [著]橘木俊詔

■内外の幸福調査が示すもの  経済学はもともと豊かで幸せな経済社会をつくるための学問である。ところが昨今は「幸せ」そのものが研究対象になってきた。成長がそのまま幸福度アップにつながった時代と、必ずしもそうでない現代社会………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2013年08月25日
[ジャンル]経済

アメリカ経済財政史―1929-2009 [著]室山義正

アメリカ経済財政史―1929-2009 [著]室山義正

■建国理念の実現は中間層の肩に  E・H・カーの「歴史は、現在と過去との対話である」という定義をうけ、清水幾太郎は「現在が未来へ食い込むにつれて、過去はその姿を新しくし、その意味を変じて行く」という。近代の本質を理解す………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2013年08月18日
[ジャンル]経済

井上ひさしと考える 日本の農業 [著]井上ひさし [編]山下惣一

井上ひさしと考える 日本の農業 [著]井上ひさし [編]山下惣一

 農業や食の問題について、発言を続けた井上ひさしさん。「コメの自由化」をめぐる議論が盛んになった1987年から、2008年までのエッセーや講演・対談を、農民作家の山下惣一さんが編んだ。「競争原理で企業が暴れ回ったりするほ………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年08月11日
[ジャンル]経済 社会

消費税日記―検証 増税786日の攻防 [著]伊藤裕香子

消費税日記―検証 増税786日の攻防 [著]伊藤裕香子

■「最強の根拠」は財務省の発案  野田佳彦内閣が消費税増税法を成立させて、昨日(10日)でちょうど1年たった。本書は2010年6月17日、菅直人総理(当時)の参院選での消費税10%発言から法案成立までの786日間を追っ………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2013年08月11日
[ジャンル]経済

国家はなぜ衰退するのか―権力・繁栄・貧困の起源(上・下) [著]ダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソン

国家はなぜ衰退するのか―権力・繁栄・貧困の起源(上・下) [著]ダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソン

■自由・公平な制度が経済発展もたらす  世界には豊かな国と貧しい国がある。その差はどこから生まれるのだろうか。素朴だが、深遠な問いだ。つい決定論に走りやすいこの設問に、本書は、国家の経済的命運は経済的な制度が決める、つ………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2013年08月04日
[ジャンル]政治 経済

金融の世界史―バブルと戦争と株式市場 [著]板谷敏彦

金融の世界史―バブルと戦争と株式市場 [著]板谷敏彦

 古代バビロニアのハムラビ法典(すでに上限金利の決まりがあった!)から、現代のオプション取引まで、金融制度の発達史を描き出す一冊。  中世キリスト教は利子を取ることを禁止したという。「利子とは時間が産んだもの」で、時間は………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年08月04日
[ジャンル]歴史 経済

ヨーロッパ文明の正体―何が資本主義を駆動させたか [著]下田淳

ヨーロッパ文明の正体―何が資本主義を駆動させたか [著]下田淳

■解明の鍵は「棲み分け」にあり  鉈(なた)で一刀両断されたような良い意味での重い読後感が残り、あらゆるものを数値と結びつけて考えたがる「理系バカ」が支配する現代社会から脱しなければ、日本の未来はないという著者の主張に………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2013年07月28日
[ジャンル]経済

人口減少社会という希望―コミュニティ経済の生成と地球倫理 [著]広井良典

人口減少社会という希望―コミュニティ経済の生成と地球倫理 [著]広井良典

■比重増すローカルで内的な生  成長至上主義者は本書を読んで、どう反論するだろうか。これまで幾度となく成長戦略が打ち出されてきたものの「失われた20年」は、なぜかいまだに終わらない。本書が指摘するように、そもそも経済成………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2013年06月30日
[ジャンル]経済

経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える  [著]ダニエル・コーエン

経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える  [著]ダニエル・コーエン

■事後に過ち正せぬ時代が到来  本書はフランスで2009年に上梓(じょうし)された『悪徳の栄え』(原題)の邦訳である。1万年前の新石器革命において「神」が発明された事情から始まって、近代に西欧が中国を圧倒した理由、そし………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2013年06月09日
[ジャンル]経済

アマン伝説 創業者エイドリアン・ゼッカとリゾート革命 [著]山口由美

アマン伝説 創業者エイドリアン・ゼッカとリゾート革命 [著]山口由美

■格差をビジネス化、悲しき成功  アジアン・リゾート・ブームの仕掛け人である、現代のホテル王のノンフィクションにもかかわらず、華やかな成功譚(たん)というより、壮大な悲劇的神話に似ていた。タイトルは、さしずめ「悲しき熱………[もっと読む]

[評者]隈研吾(建築家・東京大学教授)
[掲載]2013年05月26日
[ジャンル]歴史 経済 ノンフィクション・評伝

ユーロ消滅?―ドイツ化するヨーロッパへの警告 [著]ウルリッヒ・ベック [訳]島村賢一

ユーロ消滅?―ドイツ化するヨーロッパへの警告 [著]ウルリッヒ・ベック [訳]島村賢一

■危機への岐路に立つメルケル  ユーロ危機を国家債務危機ととらえた経済学者は「資本の理解者」となって貧者に新自由主義を強いると著者は指摘する。債務危機ではなく、欧州危機なのであって「欧州が排外主義や暴力に回帰せずに、根………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2013年05月12日
[ジャンル]経済 国際

幸福の経済学 人々を豊かにするものは何か [著]キャロル・グラハム

幸福の経済学 人々を豊かにするものは何か [著]キャロル・グラハム

■幸せな農民、不満な成功者の謎  幸福は経済学者や心理学者がそれを考察対象とする以前から哲学的な思想のテーマだと著者は主張する。幸福をベンサム的な意味(快楽的な効用)とアリストテレス的な意味(意義深い人生を送る機)の両………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2013年04月21日
[ジャンル]経済

カール・シュミット入門講義 [著]仲正昌樹

カール・シュミット入門講義 [著]仲正昌樹

■「決断」の真意、例外状況の今こそ  もし今生きているとしたら誰に現在の状況を診断してほしいかといえば、カール・シュミットである。彼の著作や論文は数多くあるが、独特の文体や教養の深さなどを考慮すると、読者自らがシュミッ………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2013年04月14日
[ジャンル]経済 社会

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